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終末の宙
遠ざかって行く思い出を
いつも懐かしむように
掴もうと藻掻いて溺死してる
〝はっ〟となって起きればものすごい汗を掻いた物がいる
悪夢を見続けてるはずなのに
幸せだと勘違いした心は生きているのか死んでいるのか
映す鏡に映るのは自分か?
照らし合わせた別人?
そっちの世界は幸せなのか・・・
演じている誰かの答え
欲しがって手を伸ばすと吸い込まれるように暗転する
浮遊した臓は音を鳴らしているか
生と死の境は
死神を飼っているように静かで
棺桶にでも入っているのかもしれない
未だ生きることを知らぬ命
嗚咽と共に流れて行く、味はなく意味もない
虚ろな世界は色がなく
皆が皆目的もなく歩くだけ
終わった空はなくなっていくだけ
終末の宙はなくなっていくだけ




