私の妹が好きな彼は私の好きなひと。
私の好きな男性は、私の妹が好きだ!
最初から分かっていた、私の方が先に彼の事が好きだったのに......。
“彼が好きになった女性は、私の妹だった。”
私の妹は、私より何倍も男性にモテる!
ずっと私は、“彼に片想い”していたというのに、妹は一瞬で彼を
好きにさせたのだ!
私と妹は、何がどう違うのか?
確かに、妹は母親に似ている。
昔母親は、ミスコンテストで優勝するほどの美貌の持ち主だった。
今でも年齢のわりには、実の娘じゃなくても綺麗な女性だと思う!
“そんな美人で母譲りの美貌を手にいれた妹。”
私は完全に、父親似だと思う。
鼻ぺちゃで、目が細くてふっくらした顔つき。
“私にないモノを妹はすべて持っている!”
妹は自信家で、自分が思ったら? どんどん何でもやっていく!
私はと言うと? 自分に自信がなく一人でうだうだと考えて行動に移せない
頼りない姉だ!
妹の方が、私より姉らしいのに何故? “私の妹なのか?”
何度か? 妹が妹じゃなければよかったのにと思う事もあった。
・・・でも? そんな妹は、私にとても優しく。
ある時、妹からこんな事を言われる。
【お姉ちゃんがワタシのお姉ちゃんで良かった】と、、、。
私はその日、一人部屋でその後泣いた!
自分が情けないやら? カッコ悪いやら? 妹は私の事をこんな風に
想ってくれているというのに、私って何?
私の好きな男性が妹を好きなのも良く分かる!
私は彼を諦める覚悟を決めた!
『・・・あのさ、尊ちゃん? “彼氏がデキたんだって! 知ってた?”』
『えぇ!? 尊が、、、!?』
『僕も凄くショックだったけど、本当みたいなんだ。』
『・・・颯介さんもショックだよね。』
『えぇ!?』
『“だって! 颯介さん、尊の事が好きだったんでしょ?”』
『・・・あぁ、以前はね、“今は昴ちゃんの事が好きだよ。”』
『えぇ!? 私、、、!?』
『ビックリした? そりゃそうだよね、初めて言ったし。』
『・・・でも? いつから、』
『昴ちゃんは尊ちゃんの陰に隠れてたけど、“素朴で純粋なところ”が僕は
好きになったのかな。』
『・・・颯介さん。』
『こんな僕だけど、付き合ってくれる?』
『・・・でも? 本当に私なんかでいいの、』
『そういう所だよ! もっと自分に自信を持って!』
『あぁ、はい!』
『もっと昴ちゃんは、自分に自信を持っていいんだ。』
『うん!』
・・・彼も妹も、私には直接言わなかったけど。
きっと私の気持ちを妹は知っていたんだと思う。
彼も妹にいろいろ言われて、私の事をちゃんと見てくれたのかな?
そうじゃなかったら? 私なんて、彼と付き合う事なんかできやしないわ!
妹には、【ありがとう。】
彼には、【私でよかったら、このままずっと一緒にいてください。】
・・・私はやっと幸せなれた気がするわ。
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