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ノーティカ・ゼロ  作者: 漆黒影《ミクロ》xr.
1/1

1.


side移動式本艦拠点(アルミス)

惑星Σ2690に接近しました。これより探索型機構部隊(テクト・アルマ)は規定通り、探査ポッドにて準備をしてください。5分後に射出します


惑星Σ2690まで推定距離200キロ、加速装置、対物理障壁、通信装置、その他各種安全装置含め全設備に問題ありません

射出角度、出力及び搭乗者の生存確率を計算中・・・クリア

98%の確率で無傷で惑星Σ2690に着地できます


射出準備完了、搭乗者は指定の位置で衝撃に備えてください

射出まで5、4、3、2、1・・・GO


惑星Σ2690まで推定3分です。

登場者の精神的安全のため意識データを一時的に遮断します

では無事着地できることを願います




・・・緊急事態発生!!緊急事態発生!!

付近で急速に高密度エネルギー塊が発生、搭乗員の生存確率を再度計算中・・・

エラー発生、高密度エネルギーによる磁場により本艦に甚大な被害が予測されます

緊急指定プロトコルにより本艦の安全を優先します・・・

ワープ機能開始・・・クリア

惑星Σ2690より推定距離2500キロ、安全圏にワープします

3、2、1・・・GO



・・・ワープ成功、これより探索型機構部隊(テクト・アルマ)の生存を確認します

・・・通信機能に障害を確認、これより本艦全域の修理を開始します

確認された高密度エネルギー塊の状態から推測するに生存確率は2%です




~~~~~~


side ポッド


惑星表層で高密度エネルギーを確認しました

搭乗者の安全を考慮しポッド全域に防護シールドを展開します・・・クリア

高密度エネルギー塊から離れるように周回軌道を回り着地予定です




緊急事態発生!!高密度エネルギー塊が急速接近中、防護シールドの耐久値をはるかに超えます

搭乗者の生存に最適な方法を模索中・・・クリア

現環境で最も生存確率が高い方法を実行します・・・クリア

ポッド内の加速装置を100%使用し、直線状に着地します、なおポッドの耐久値を超える衝撃が予想されます

搭乗者の生存確率を計算します・・・

推定生存確率0.023%です

加速装置起動まで3、2、1・・・GO


大気圏に突入しました、惑星Σ2690に着地まで約1分です

減速装置を起動・・・エラー

想定速度をはるかに超えるためにオーバーヒート発生、緊急冷却装置を起動・・・クリア

着地まで残り5、4、3、2、1・・・0

搭乗者の生存を確認・・・クリア

衝撃により一部機能を消失、周囲の生体反応を察知、中型肉食生物(ゲリュオン)級生物を多数確認

搭乗者から消失した機能を考慮し意識データは万能型開拓用構造(アルム・マグナス)に移行します・・・クリア

他ポッドとの接続を開始・・・クリア

1番ポッドから60番ポッドのうち高密度エネルギー塊に比較的近かった30番から60番ポッドは高エネルギー塊の影響で消滅しました

1番から13番ポッドまでは大気圏に突入した衝撃で消し炭になりました

14番から27番ポッドは着地時の衝撃で粉砕しました

以上のポッド残骸及び推測されるポッド破壊位置からは生体反応が確認されません


本ポッド以外の唯一の生存者は28番ポッドです

28番ポッドは着地点を大きく外れ海面に着地しました、その後のデータは不明

可能性としては浸水による通信機能の故障、大型肉食生物(アル・ゲーテ)級生物による攻撃です


万能型開拓用構造(アルム・マグナス)への意識データ移行が完了しました

着地時の衝撃により一部記憶に障害が確認されます

このままでは搭乗者の意識が戻り次第行われる予定だった移動式本艦拠点(アルミス)からの任務に支障、または生存者の精神崩壊を起こす可能性が極めて高いです

搭乗者の精神保護、およびを考慮して最善の手を模索・・・クリア

搭乗者の記憶障害が確認された箇所をポッド内蔵型機能(AI)に保存されているデータで修復、および融合させます

これによりポッドに搭載されている機能および維持機能はすべて万能型開拓用構造(アルム・マグナス)に統一されます

搭乗者の意識覚醒まで推定5分弱です

残りの時間で周囲の生物データ収集及び、万能型開拓用構造(アルム・マグナス)への精神の定着を行います

ポッドのデータ移行が完了しました

以上でポッドの設備、機能は消滅します

それでは移動式本艦拠点(アルミス)に光と世界を



なんか頭に出てきたやつ

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