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 突然学校の教室に門が開いた。


 門の中から道化師(ピエロ)が現れる。


 道化師は語る。


 私は異世界の案内人だと。


 怪しげな道化師は、これが証拠だと言わんばかりに空中に浮いて見せた。


 この力の正体は、指輪を媒体に起こる魔法の力だとか。


 クラスメート達に、道化師は指輪を配る。


 指輪を受け取ったクラスメート達は、疑うこともせずに指輪をつける。


 その指輪は確かに奇跡を起こす媒体であるが、美味しい話には裏がある。


 何のメリットもなく、そんな貴重な奇跡が手に入る訳がない。


 この指輪には、つけた者を隷従する力も付与されている。


 魔王を討伐せよ。


 これが異世界でのクラスメート達への最初の命令だ。


 

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