第十章「ヴァルグレード」
勇者はムゲンシティでヴァルグレード二号機の強化を行っていた
「魔王もヴァルグレードの強化に来てたんですか?」
「そうですよ、ここで強化しました」
「じゃあ、ムゲンシティの何処かにいるかも知れないですね」
ヴァルグレード二号機の強化がされ、ヴァルグレード二号機改となった
「よし、それじゃあ魔王を探そう!」
魔王が何処にいるのか街の人に話しかけることにした
「あの、すみませんここら辺で魔王見かけませんでしたか?」
「ああ、それなら闘技場に向かうのを見たよ」
「闘技場か…もしかして観客席にでもいたんだろうか」
闘技場へ向かった
闘技場の観客席を見るとマントを被った魔王がいた
「いた!魔王だ!!」
「フハハ!見つかってしまったか!ならば仕方ない、いでよヴァルグレード!」
空からヴァルグレードが降ってきた
「俺たちもヴァルグレードに乗るぞ!!」
闘技場で戦うことになった
「改造されたヴァルグレード改の力を見よ!」
「波動砲発射!!」
通常の三倍くらい大きな波動砲が発射された
「こっちも改造してあるんだ!」
「いっけえええ、波動砲!!」
波動砲がぶつかり合い大きな爆発となった
「やったか!?」
両者とも機体は無傷だった
「いくぜヴァルグレードパンチ!」
魔王の機体が勇者の機体にパンチを加える
「ならこっちもヴァルグレードキック!」
勇者の機体が魔王の機体にキックを加える
両者ともに機体にダメージを受けた
「くっ、やるな勇者よ…だがここでやられるわけにはいかないのだ」
「魔王ブレード!!」
魔王は機体から剣を取り出した
「こっちも剣はあるぜ!!」
「勇者ブレード!!」
「喰らえ!!」
斬り合いになっていった
カキンカキンという音が鳴り響く
魔王のヴァルグレードが剣を突き出すと
勇者の機体が剣で受け止めた
両者とも一歩も引かない戦いだった
勇者が剣を突き出していく
「コアさえ狙えば!!」
「させるか!」
魔王は剣の攻撃を剣で防いだ
「よし、ここでエターナルリングを使う」
魔王の機体の力は限界まで引き出され機体は高速移動し始めた
「ならばこちらもエターナルリングを使うぞ!」
勇者の機体も力を限界まで引き出され機体は高速移動し始めた
機体が高速移動しながら剣の斬り合いとなる
「ヴァルグレードバースト!」
魔王の機体の腕が破壊される
勇者の機体も足が破壊される
「波動砲発射!!」
両者ともに波動砲を発射し機体に直撃する
機体は破壊され、機体から脱出した生身の人間だけとなった
「魔王覚悟しろ!」
勇者が魔王に向かって斬りかかっていった
「やるな勇者よ…!」
魔王は勇者の剣を剣で受け止めていた
勇者の剣からはオーラが出ていた
「なんだ…この力は…」
「エターナルソード!!」
「ぐわああああ」
魔王に大ダメージを与えた
「こんなところでやられるわけにはいかない!」
「ダークネスフレア!」
魔王が炎の呪文を放つと勇者も炎の呪文を放った
「ギガ・フレア!!」
炎の呪文がぶつかり合い相殺されていった
すると勇者が召喚呪文を唱え始めた
「いでよ!ウンディーネ!シルフ!イフリート!ノーム!」
四精霊全てが召喚された
「精霊よ、全力で魔王を倒すのだ!」
精霊が魔王に向かって攻撃を加えた
「ぐわあああああ」
魔王は倒れHP0となった
「やった!やったぞ魔王を倒した!」
「今のうちに魔王は封印しておいたほうがいい」
エルトはそういうと棺桶を出してきた
「そんなものどこにあったんだ?ま、いっか」
「よし、封印完了だ」
魔王は封印され封印に使ったイヤリングだけが残った
「いでよエターナルゲート!」
海斗たちは現代へと戻るのであった
現代へと戻った海斗たちは学校に通っていた
「転校生を紹介するイリア・アインツベルンだ」
先生が転校生を紹介する
転校生は海斗の隣の席となった
「イリアよろしくな!」
「あなたが魔王を倒した勇者なんだ」
「そうだけど何か??」
「尊敬する、よろしくね」
「えへへ、そういわれると照れるな~」
「そのイヤリング素敵ね」
「ああ、これはちょっと特殊なものでね魔王を封印するのに使ったのだ」
「そうなんだ…へぇ…」
授業は終わり…放課後となった
「そのイヤリング私にくれない?」
そういうとイリアは海斗からイヤリングを奪っていった




