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「よっと、よっしゃ。これで三匹目~」
今俺達は目的の川に来て30分ほど経っている。それぞれ水着に着替えて好きに遊んでいる。女子達は浅い方で遊んでるなぁ~眼福、眼福……っひ、隣から殺気が
「人の彼女をどういう目で見てたの~?」笑ってない。目が笑ってねぇよー
「いや、普通に皆可愛くなったなぁーって、いや違うか元から可愛かったな。それを普通に見てただけだよ。」変に誤魔化したりするより本音で言った方がいい。誤魔化す必要もないしな。
「分かってるよ~あ、よっと、僕はまだ二匹目だね。釣楽しいね~」
そうそう俺はこいつと二人で釣をしてる。他の男連中は少し深めの所で泳ぎ対決してたり、写真撮ったり、と色々してる。
「おりやーーー」ッドボン!?
のんびり釣していた俺は、いきなり川に落とされた!?
「さっき投げたお礼だぁー!!俺と水泳勝負だぁ!!」と馬鹿な事を言いながら俺の横に着水してきた。
「いいぜ、お礼のお礼をしてやるぜーー」何だかんだ俺も馬鹿であった。
「僕もー」
「俺も参戦するぜー」
「じゃあ俺は審判するね~」と言ってカメラを持って言っている。
女子達も来て
「応援するよー皆頑張って!!」あいつらしいな
「ふぁいとーおー」せめて、その眠そうな声やめてくれ
「頑張れ!!」普通だな
「それじゃあ、位置について、よーい・どん!!」
楽しい時間はあっという間に過ぎていくものだ。
帰る支度を皆せっせとしている。
また集まれるのは何時になるのだろうか。帰り支度しながらそんな事をのんびり考えていたら
「ねぇ、最後にあそこ行きましょう」
「そういえば、まだ行って無かったか」
「荷物はもう纏めているから、行ってから帰りましょうか」
「おーれっつごー」
「じゃあ行きますか」
俺達が此処に来るといつも行っている場所がある。そこは此処から少し登った所に小さい祠がある。何となくいつも来たら拝みに行っている。特に理由は無い。
「あったよー」
見つけたか、近づいて誰も何も言わずしゃがんで手を合わせて黙祷。
これからもこんな日常が続きますように、そうなんとなく、いつもはしないお願いをしてみた。
これがダメだったのかも知れない。いつもしない事はするもんじゃないな。
「「「「「「「「っえ!?」」」」」」」」
全員がはもった。まぁ、足元が光って謎の陣が出たらそら驚くわな
こうして俺が願った日常が帰って来る事は無かった。
誤字、脱字、間違いなど有りましたら教えてください。
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