物語を書き始めたきっかけ
これもリクエストがあったので書いてみます。
僕はTwitterの大喜利タグが大好きです。
大喜利タグがトレンドに上がっていたら、もう、絶対やらずにはいられません。
「名作を○文字変えたら○○になる」とかね、大好物です。お題を自分なりにどう捻っていくか、それを考えるのが楽しいんだと思います。
ある日、普通にTwitterをやっていたら、フォロワーさんが「即興小説」なるものを書いて投稿しているのがタイムラインに流れてきました。リンク先を開いてみると、即興小説とは、制限時間内に指定されたお題に沿って短編小説を書き投稿するものらしい。
これは、大喜利に近いのではないか?
もしかしたら面白いのではないか?
と考えて始めたのが『即興小説トレーニング』でした。即興さんについてはググって頂いたほうが早いと思います。
最初はあまりうまく書けませんでした。が、感覚としては大喜利を拡張したようなものに近かった。
それから少し即興小説トレーニングにハマりました。僕が即興小説トレーニングを始めるきっかけになったフォロワーさんはすぐに飽きてやめてしまいましたけど(笑)。
始めた当初は専ら、制限時間最短の15分で書いていたように思います。書いていくうちに少しずつ自分のイメージしたものが書けるようになってきた、と思っていたから続けたんでしょうね(笑)。
ただ、当初の大喜利感覚は次第に薄れて、制限時間も15分からより長く、30分、1時間と伸びていき、より内容的に満足のいくものを書きたいと思うようになっていきました。これでも一応多少は本を読んでいますから、もう少し読めるものを書きたいというのは自然な欲求だったのでしょう。
時間を伸ばして即興小説を書いていく中で、このキャラクターはもう少し書いてみたいな、と思わせるものが出てきた。即興小説では基本的に一つのお題に対して一つの世界、一つのストーリー、キャラクター達も使い捨てになることが多いですが、もうちょっとこのキャラクターを使って長い話を書いてみたいと思うようになりました。
そこで、即興小説で過去に書いた作品の中から気に入ったキャラクターを登場させて即興小説内で無理矢理連作を始めました。見ないでくださいね、今読み返すと顔から火が出るほど恥ずかしい代物なので。
それが終わると、今度はその恥ずかしい代物をまあどうにかもうちょっと読める形に体裁を整えてみたいと考えるようになりました。だがそれはさすがに即興小説内でやるのは無理。じゃあどうしようか、そういえば『小説家になろう!』とかいうサイトがあったな、じゃあちょっくらそこで書いてみようか。
そんな経緯で初めて投稿したのがSシリーズの一作目、『アンダンテ』でした。
一つ書くと何だかもっと書いてみたくなるもので、あれもこれもとやっているうちにいつの間にかおっぱいの話を書いていた、というのが現状です。だから自分のやっていることを創作だとは思っていないですし、書いているものが作品だという意識もありません。素人がそんな風に気取り始めたらお終いだと思います。
ちなみにSシリーズとは習作シリーズの略で、愛着を持って書き始めたはずのキャラクター達をモルモット扱いしながら歪なものばかり書いています。どうしてこうなった。でも他に誰もやらなさそうなものほど書いてて楽しいものはないです。あと、エロ(笑)
なんだか振り返ってみると一番バランスがとれていたのは最初の『アンダンテ』だったのではないかと最近では思っています。トリックはめちゃくちゃ凡庸ですけどね。
ここだけの情報ですが、おっぱいの後に投稿する予定の話はSシリーズの続編で、この『アンダンテ』を読んでいるかいないかで主人公の行動に対する解釈が大きく変わる可能性があります。でも別に必須というわけじゃないので、そんなんどうでもええわと思われた方は読まなくても構いません(笑)
即興小説は今でも時々書いています。といっても今は制限時間1時間で週末の夜に行われる即興小説バトルだけになっていますけどね。自分なりに納得のいくものが書けるようになったのは割と最近のことで、なろうで書いたキャラクターを逆輸入して登場させたり、まあ自由にやっています。ある程度文章が書ける方なら、頭の体操にはちょうどいいのではないでしょうか。
今回は以上です。
ところで、リクエストを頂いた方の活動報告で昨日漢数字とアラビア数字についての話題があったのですが、即興小説トレーニングのサイトではアラビア数字での時間・字数表記になっているので、そちらに合わせました。