12月24日
みらいのじぶんへ
さっき、びっくりすることがありました。
なので、さっきのことを、みらいのあなただけにおしえてあげます。
たくさんべんきょうして、あたまがよくなっているはずなので、きっとこのなぞをとけるとおもいます。
ちなみに、いまのじぶんじゃ、ぜんぜんわかりませんでした。
しらないこの、はなしです。
そのこは、かってにへやにはいってきました。
ちなみにへやにはじぶんのほかにはだれもいませんでした。
だってここは、からだがわるいひとだけしかいられないばしょだからです。
そのこはいいました。
なにしてるの。
なので、びょうきなの、だからここにいなきゃいけないの、といいました。
いま、ぼうけんしてるの、なにかおもしろいことない?
そんなこといわれても、ここにはなにもありません。
わたしのくすりや、ちゅうしゃとか、いたいのしかありません。
なんだか、そのこはつまらなそうにしていました。
わたしのほうがつまらないです。
だってきょうは、たんじょうびなのに。
すてきなひなのに。
さんたさんもきてくれるはずなのに。
でもここは、さんたさんもはいられないとおもいます。
だってさんたさんはきっとからだがじょうぶだから。
だからつまらないし、かなしいです。
そしたら、そのこがいいました。
どうしてないてるの。
わたしはないてました。
なかないようにしてたのは、おかあさんやおとうさんをこまらせるからです。
なのに、ないてしまいました。
そのこは、きゅうにまどのほうにいきました。
そとはくりすますいぶなのに、ゆきもふってなませんでした。
とてもいいてんきでした。
だからいろんなひとがそとでたのしそうのしてます。
そとなんてみたくありませんでした。
ねぇ、ゆきすき?
ときかれました。
ふわっとしてて、おどるようにふるゆきがすきです。
ほかにもりゆうがありますが、それはあなたもしってますよね?
なので、うん、すき、といいました。
じゃあ、みてて。
と、そのこはにこっとわらいました。
なにをみればいいんだろう、とおもいました。
そのこはめをつむって、てをくんで、なにかいっていました。
でもよくきこえませんでした。
しばらくしたら、そのこが、はしってきて、てをにぎってきました。
そのこは、きてみて、といって、てをひっぱりました。
ちょっといたかったです。
よたよたしながら、まどのほうにつれてこられました。
そしてまどのそとをみました。
びっくりしました。
いつのまにかゆきがふってました。
ふぶきじゃなくて、きれいなゆきでした。
きらきらしていて、ふわってしていて
。
ゆきっていいよね。
そのこはいいました。
しばらくそのこといっしょにゆきをみていました。
まどにじぶんと、そのこのかおがうつっていました。
とってもたのしそうでした。
そのあとそのこはかえっていきました。
なかないで、わらって。
わらってくれるなら、またくるね。
なので、うん、といってわらいました。
どうですか、わかりますか?
どうしてあのこは、ゆきをふらせることができたのでしょう?
わからなかったらまだまだこどもってことだとおもいます。
なのでべんきょうして、おとなになってください。
あと、おおきくなっても、あのことともだちだったら、ちゃんとおれいをしてください。
げんきですか?
はやく、げんきになりますように。