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こんなもんより鏡見ろ

作者: 小雨川蛙
掲載日:2026/03/04

今、大人になって人生を振り返った。


僕は自分の才能には自信があった。

事実、僕は幼い頃からこの才能に頼って生きてきた。

少年の頃には多少の努力が必要だったけれど、それでもまだ楽しんで戦ってこれた。


青年になり僕は遂に自分より上の人を見つけた。

努力をしても勝てない存在にぶち当たってしまった。

「なにくそ! 負けてたまるか!」なんて気持ちで戦い続けたけれど、僕は遂に勝つことは出来なかった。


そして、今。

僕は大人になった。

大人だからこそ、僕は冷静に判断出来る。


「僕より上の人はたくさんいる」


どうしたって受け入れなくてはいけない事実。

とても苦しい真実。

だけど。


「んで、僕より下の人は星の数ほどいる……と」


これもまた真実だ。

よって――。


「だからまぁ、もう努力しなくていいか」


大人らしい結論を出した。



この日、僕は生きながらに人生を歩むのを止めてしまったのだと気づいた。

この選択も構わないと本気で思った。


数十年後に後悔することを予感しながら。



お読みいただきありがとうございました。

大人になることの最大のリスクは言い訳が上手くなってしまう事だと思います。

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まさに後悔真っ最中です。
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