「オーバーズ男子の色々が露呈する配信with執事」
今回からテスト企画中に限り、廻叉のセリフを『』で表記しております。視認性を上げる目的となっておりますのでよろしくお願い致します。
「それでは、皆様お待ちかねの回答イジリのコーナーに移りますか」
「あ、正蔵さん一つ質問なんですけど」
「はい、スザクくん」
「なんで音色さんがテスト受けたんですか?」
「それはね、彼女が雑談配信でこの企画を宣伝してくれた際に『まぁ私なら余裕だけどね!』ってイキったのを俺とスタッフが見逃さなかったからだよ」
「把握しました。いつものですか、そうですか……」
《草》
《なぜ歌は謙遜するのに他のジャンルだとイキるのか》
《スザクの声が哀しみを背負っておる》
《★鈴城音色@オーバーズ1801:ごめんて》
※※※
「最初の回答チェックは国語!どんなテストも国語が出来なければお話にならない、という基本中の基本です。平均点は61.6点と極めて高くなっています。では、早速最初の問題はこちら!」
『以下の漢字の読みを書きなさい。送り仮名も含めて書くこと。
1:雰囲気 2:倫理 3:猛々しい 4:隔たり 5:仙人掌』
《割と簡単》
《執事さんマジでアナウンサーみたいだ》
《1番の間違え方に期待》
《何故か変換できない》
《ガヤがうるせぇんだw》
「では記念すべき最初のピックアップは――クロム・クリュサオル!」
「ええええ!?い、いきなり僕ですか!?」
「初陣を新人が務めるのは義務だぞ」
「京吾、圧を掛けるんじゃない。えー、クロムくんは2番と5番を間違えていました。廻叉さんお願いします」
『2:倫理 (ろんり)』
「ぶははははは!!」
「高校の授業でやるよね、倫理……」
『正しくは、りんり、となります。人としての模範、秩序等を意味しています。余談ですが5番は空欄になっていました』
「論理も大事だけどな」
「うわ、うわ……僕もう帰りたい……!」
《草》
《シンプルミスで草》
《ユーマがゲラっておる》
《クロムくんめっちゃ恥ずかしがってて草》
《それでフォローしたつもりかフィリップ》
「次行くぞー。はい、大笑いしているユーマ!」
「え!?俺!?」
「誤答は3番と4番!はい、ドン」
『3:猛々しい(もうもうしい) 4:隔たり(かくたり)」
「音読みィ!!!」
「えー!?なんでよー!?こうとしか読めねぇって、マジで!」
「典型的な間違え方するなぁ、おい」
「いやーこれは恥ずかしいなぁ」
「ねー。ちょっと安易だったよねぇ」
『正しくは、たけだけしい、へだたり、となります』
《音読みでゴリ押しwwww》
《俺らもよくやらかしたやーつ》
《京吾とリブラとドラちゃんが煽り散らかしてて草》
《執事さんの回答読みと正蔵おじのツッコミが息ピッタリで草しか生えない》
「笑ってられるのも今の内だぞ、なぁ京吾。なぁリブラくん」
「……え?」
「嘘だろおい」
「この二人は全く同じミスをしました。コメントの皆さん、お待たせしました。例の文言の準備をいいか!?では廻叉さん、お願いします!
『1:雰囲気 (ふいんき)』
「なぜか変換できない!」
『正しくは勿論、ふんいき、となります』
「ふん、いき……?!」
「ふいんきではなく……!?」
「あ、これボケじゃなくてガチで間違った奴だ」
《(←なぜか変換できない)》
《なぜか変換できない》
《何故か変換できない》
《まじでへんかんできないさいきどうしてくる》
《草》
《本当に変換できなくなってる奴居て更に草》
「そしてもう一人、他人事だったパンドラ!」
「え、嘘!?ボク、かなり自信あったんだけど!?」
「おいおいドラちゃんどうしたー?ビビってるー?」
「ここぞとばかりに煽るんじゃない京吾!全問一気に見るぞ、廻叉さんどうぞ!」
『1:雰囲気 (ふんいき) 2:倫理 (りんり) 3:猛々しい(たけだけしい) 4:隔たり(へだたり) 5:仙人掌 (さぼてん)』
「全問正解っ!今回、唯一の全問正解でした!パンドラくんやるじゃん!」
「……ま、まぁボクならこれくらいは当然だよね?」
「ドラちゃん声震えてるよ?」
《さすドラ》
《かわいくてかしこい》
《サボテン読めるのは流石だわ》
※※※
『以下の四字熟語の意味を答えなさい。
1:四面楚歌 2:青息吐息 3:晴耕雨読』
「国語の問題の定番ですが、まぁ適当にも程がある!まずフィリップの答え!」
「俺なりに真剣に考えたんだがな」
『Q2:青息吐息
A2:冷気属性のブレス』
「RPGか!それともドラゴン狩るゲームか!?」
「ドラゴン狩る方だな」
「だろうな!この前、半日以上やってたもんな!」
「フィリップはゲームに頭引っ張られすぎだよなー」
《草》
《言わんとする事はわかるw》
《ユーマ、煽ると次はお前だぞ》
「続きまして、人の事を言えないユーマの答えでーす」
『Q2:青息吐息
A2:水属性の全体攻撃』
「発想が被ってるんですが言い訳はあるか?」
「フィリップ、俺ら友達だよな?」
「ああ、昨日まではそうだったな」
《草》
《表現が違うだけで根本が一緒www》
《友情が一つ終わったぞ》
《まぁあいつらの友情は日刊で終わってるから気にするな》
「では次はリブラ君の答え!」
「またぁ!?」
『Q1:四面楚歌
A1:バイノーラル配信』
「そういう意味の四面じゃない!」
「四面から思い付くのがそれしか……」
『バイノーラルだと360度全方向からですので四面では不足の可能性があります』
「ぐはっ……!」
《草》
《あれ?リブラ誤答多くね?》
《淡々とトドメを指す執事さん草》
「リブラ君、瀕死の所で悪いけどもう一個あるんだ」
「ぐぇ!?」
『Q3:晴耕雨読
A3:スローライフ』
「これダメなの!?」
「えー、これスタッフ間で審議入りました。大まかには合っているけど説明不足という事で部分点扱いです」
「っしゃああ!!!」
「△で喜んでいいのか、リブラ……」
《言わんとする事は分かるがw》
《リブラの中でハードルがどんどん下がってる》
《まぁ部分点は妥当なとこかw》
※※※
『以下の文章は有名な小説・俳句・短歌の一節です。空欄の部分を埋めなさい。
1:国境の長いトンネルを抜けると( )であった 〔川端康成「雪国」より抜粋〕
2:雀の子 そこのけそこのけ ( )が通る 〔小林一茶「八番日記」より抜粋〕
3:めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に( )〔紫式部「小倉百人一首」より抜粋〕』
「朗読上手っ!?」
「廻叉さん凄いからね。彼呼んだ俺の慧眼を褒めていいんだぜ?」
「いや、そこは普通に執事さん褒めるわ」
「っつーか、難しすぎるだろ!下の句全部穴埋めとか無茶だわ!」
「正直、百点満点をさせないつもりだったんだけどな……実は、全問正解者が居ます……クロム・クリュサオル!!」
「よしっ!!」
『A1:国境の長いトンネルを抜けると(雪国)であった
A2:雀の子 そこのけそこのけ (お馬)が通る
A3:めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に(雲がくれにし夜半の月かな)』
「お見事!」
「ありがとうございます!百人一首経験者でよかった!」
「マジかよ……倫理をろんりって読んだ男とは思えねぇよ」
《すげえええええ!!》
《有名な句とはいえ、ちゃんと出てきたのすげぇわ》
《なぜ倫理を間違えたのか》
「一方で、1番の問題、まーた被りが発生しました。まず答えを見てみましょうか」
『A1:国境の長いトンネルを抜けるとそこは(異世界)であった』
「はい、これを答えたのはリブラ!京吾!フィリップ!あとスザクさん!!」
「知ってた」
「もうそれしか浮かばねぇんだ!」
「だろうな」
「この三人と被るのかぁ……」
《草》
《川端康成はWeb小説家だった……?》
《スザクニキ……》
「一方で別方向でアレなのが……春日野ユーマ!」
「あー……」
『A1:国境の長いトンネルを抜けるとそこは(北海道)であった』
「青函トンネルじゃねぇか!」
「長いトンネルって言われたらそれしか思い浮かばなくてさー」
《草》
《ある意味雪国》
《その発想は好き》
※※※
「次は文章作成系ですね。では廻叉さん、問題文の読み上げお願いします」
『以下の慣用句を正しい意味で用いて、短文を作りなさい
1:肩身が狭い 2:油を売る 3:お茶を濁す 4:旗色が悪い』
「これはもう、正解不正解問わず面白いのが多かったのでポンポン行きます!まず京吾の答え!」
『1:サイズを間違えて肩身が狭い服を買ってしまった
2:ガソリンスタンドは油を売る店
3:苦いのでミルクと砂糖を入れてお茶を濁す
4:旗色が悪いからここを青じゃなくて赤にしよう』
「書いてあるまんまの解釈じゃねぇか!慣用句だっつってんだろ!」
「うるせぇ!俺は真っ直ぐ生きてるんだよ!!」
《草》
《シンプル馬鹿で草》
《油を売る店は流石に酷い》
「次!正解パターンです!クロム・クリュサオルの答え!」
『1:先輩ばかりの大型企画で新人の身としては肩身が狭い
2:そんなところで油を売ってないで仕事に戻れ、と説教された
3:好きな女性ライバーを聞かれ「皆さん素敵だと思います」という答えでお茶を濁した
4:1回表から満塁ホームランを浴びて旗色が悪い展開になってしまった』
「お見事ではあるけど、なんか苦労背負いこんでる感じがするんだよなぁ」
「あははは……」
《凄いけど苦労人気質で草》
《クロムこれは上位進出あるな》
《先輩の威厳、見せられなさそう》
「ちょっとマジでわからなかったのがフィリップの回答ですね。どうぞ」
『1:肩身が狭いんだよなぁ、もも身買えばよかった』
「どういうことなん?」
「肩肉とかモモ肉みたいな話かなと思ってな」
《もも身とは言わんだろw》
《なんで平然としてんだこの男w》
《しれっというの草》
「最後に、紅スザク先輩の有難いお言葉で国語の回答を締めたいと思います。ではどうぞ!」
『3:炎上した時はお茶を濁すような言い方はせず、誠実に対応しましょう』
「素晴らしい!それでこそ先輩!」
「幸いまだ炎上はしてないけどね」
『心に留めさせていただきます』
「おう、しっかり留めとくといいぜ」
「お前が言うな!」
「京吾のが百倍炎上しそうなんだよ!」
《スザクニキ流石っす》
《これは金言》
《執事さんも感銘を受けているな。無感情ボイスだが》
《京吾よぉ……w》
《お前が言うなっていうフィリップもブーメランやぞ》
「というわけで、次は数学なんですがぶっちゃけ録れ高ないです!なんせ空欄回答が多いのなんのってもう!」
『文章題が多かった為、仕方ない面はありますが若干巻き進行になります。ご了承ください』
《草》
《数学はしゃーない》
《シンプル計算ミスとか見てもなぁ》
《むしろ理科社会が録れ高祭りになりそう》
《ここからが本当の地獄だな……》
数学は実際、問題作成面でも難しい為に理科と社会でより楽しんで頂きたく存じます。
御意見御感想の程、お待ちしております。