大食い大会7
「残りはガッツ隊長、アラン隊長、ベイカーさん、ムサシさんマリーさんだ!食べてる量は…ガッツ隊長がちょっとリードか!」
「あいつ一言も喋らないで食ってるぞ!」
「……!」
「こ、怖い…!」
「くっそー」
ベイカーさんが悔しがっていると…
「はーい!もしよろしければ味に変化を!ソースをご用意してありまーす!」
ミヅキが鍋に入った黒い液体を見せると…
「なんだ…その色」
「食べられるのか?」
「もちろん!私が食べられないもの出した事ある?」
すると…
「ミヅキ頼む」
ムサシさんが手を上げてソースを頼む。
「はーい!ムサシさんどうぞ、これにもムサシさんの醤油使ってるんだよ」
そう言うとメンチにソースをかけてくれる。
ムサシは躊躇うことなくガブッと一口で食べると
「美味い!また味が変わって最高だ!」
ムサシさんのペースがあがった!
「「ミヅキ!俺にも!」」
「はーい、ベイカーさんとアラン隊長は双子みたいだね」
笑いながらソースをかけていくと
「ミヅキ…俺にも頼む…」
「ガッツ隊長が喋った!」
セシルさんが驚くと
「ガッツ隊長も凄い食べてるね!はい。頑張って下さい!」
ガッツ隊長のメンチにもソースをかけると…
「すみません…私にも…」
「えっでもマリーさんメンチもう無いですよ」
「なら…メンチおかわりで」
「「はっ?」」
「まじか?」
ベイカーとアラン、ムサシまで信じられないとマリーさんをみる。
「本当に大丈夫ですか?」
ミヅキが確認すると…
「ええ!問題ありません」
マリーさんがにっこりと笑った…。
メンチをおかわりしてソースをかけてもらい更に食欲がわいたマリーさんはそのまま男性陣を突き放し一番に肉肉丼を食べきった…。
「マリーさん!最後の一口です!」
マリーさんが最後まで優雅にご飯を口に運ぶと…紙で口を拭き…。
「ご馳走様でした」
『うおぉぉー!』
盛大な拍手がおきる!
「凄い!圧倒的…」
「あの細い体の何処に入るんだ…?」
「それではマリーさん優勝商品のドラゴン亭の一日食べ放題券です」
「ありがとうございます」
マリーさんが受け取ると…
「それと…もう一つミヅキちゃんからのお願いきいちゃう券は何にしますか?」
「ふふふ…それはもちろん…」
マリーさんはミヅキを見るとにっこりと笑う…
ミヅキは背筋がゾクゾクと震えた…。
「ではこれにて第一回大食い大会を終了します!大食いで提供された料理はこの後あちらの屋台で販売されますので良ければご賞味ください!」
「おー!」
「食べてみたかった!」
「並ぶぞー」
屋台では…ルンバさんのハンバーグ丼
ポルクスさんのメンチ丼
テリーさんの焼き鳥丼
ミヅキの角煮丼と唐揚げ丼が売られていた…。
「みんな~お疲れ様」
ミヅキが大食い大会に出場していた人達の控え室に行くと…
「まさか…負けるとは…」
「くっそ…女に負けた…」
「次は勝つぞ!」
「もう食えん…」
ベイカーさん、アラン隊長、ガッツ隊長、ムサシさんが腹を膨らませて座り込んでいた…。
「みんな凄い食べてたね」
ミヅキが嬉しそうにしていると…
「それでミヅキ マリーさんのお願いはなんだったんだ?」
ベイカーさんが聞くと
「マリーさんからのお願いなら無理な事は言われないでしょうからね」
「そうだな!よかったなミヅキ!」
セバスさんの言葉にアラン隊長が同意すると…
「あなたはこの後私とお出かけですからね…」
セバスさんがアラン隊長をみる…
「えっ…セ、セバス…冗談だろ?ほら俺もう腹いっぱいで…」
「ええ、だから少し運動しないといけませんよね」
有無を言わさずにっこり笑いアラン隊長を引きずって行った…。
「まぁ自業自得だな」
「そうですね」
ベイカーさんとセシルさんが頷く。
「そうだね!アラン隊長にはちょっとお仕置が必要だよ!」
ミヅキもプンプンと怒っていると
「マリーさんのお願いそんなにきついのか?」
ベイカーさんが心配そうにしている…
「うん…」
ミヅキはガックリと肩を落とした…。
「ミヅキさん行きましょう!」
マリーさんが朝早くからミヅキを迎えに来た、今日はマリーさんのお願いを聞く日だ…。
「おはようございます…」
準備を終えたミヅキが扉を開けると…
「では早速これに着替えて下さい」
マリーさんが服を渡してくる…それを広げると…
「こ、これを着るんですか!?」
服を広げると…
(これって…どう見てもきぐるみ!?)
「どうしたんですか、これ…」
「ミヅキさんを見ていたら作りたくなりまして…一晩で仕上げたものです…ただ着せる機会がなかったので、本当に勝ってよかった」
マリーさんが嬉しそうに微笑む…
「な、なんか…耳と尻尾が着いてますね…」
「ええ!黒猫をイメージしましたから、ミヅキさんに絶対似合いますわ!」
「ほ、本当に着るんですか?」
駄目元でもう一度尋ねると…
「ええ!私のお願いは今日一日ミヅキさんに好きな服を着てもらう事ですから!」
「はい…」
「さっ!お手伝いしますから着替えましょう!」
「はい…」
ミヅキは引きずられながら部屋の奥へと連れて行かれた…。




