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< 04 この世界に就任した神 十一柱目 01 >


この世界の神に就任しました。

やりました。

新神しんじんなのに、すぐに神に就任できるなんて。

学校で勉強を頑張って良かったです。

この世界の発展の為に頑張ります。


人間たちの住む星に来ました。

人間たちが住む大陸を上から見て、人間たちの為に出来ることを考えます。

人間たちが住むこの大陸。

この大陸の三か所に分かれて、人間たちは暮らしていました。

大陸の中央と、南西と、南東に在る、三つの大きな森のそばに暮らす、それぞれの人間たち。

どうやら、それぞれの存在を、お互いに認識していない様です。

分かれて暮らす人間たちが交流する様になれば、きっと良い影響が有るでしょう。

人間たちが交流する方法を考えます。


この大陸には、大きな川が無いですね。

大陸中央の北寄りに在る山脈から、南東の森と、南西の森の、それぞれの近くを通る川を造りましょうか。

川を使って人が移動する様になれば、交流が生まれるでしょう。


計画を立てます。

いきなり川を二本も造れませんので、先に、南東の森の近くを通る川を造ることに決めました。

大陸中央の山脈の中腹ちゅうふくに湖を造り、水を貯め、その水を川に流すことにしましょう。


何かを造る時は、一晩ひとばんで造り上げ、人間たちに”神の力”を示すのだと、学校で教わりました。

しかし、これらの全てを一晩で造り上げられる気がしません。

先に、人目ひとめの付かない場所に湖を造り、川を一晩で造ることにします。


大陸中央の北寄りに在る山脈に来ました。

この山脈の中腹に湖を造ります。

山脈に降った雨が貯まる様に、谷のはじに大量の土を盛ってをめたり、山を削ったりします。

湖の形が出来上がりました。

魔法で水を満たそうかと思いましたが、川を造る為の神力しんりょくが足りなくなると困るので、雨水あまみずが貯まるのを待つことにします。

その間に、人目ひとめに付かない森の中に、水の通り道を造っておくことにします。


いよいよ、その日がやって来ました。

一晩ひとばんうちに、大陸の中央の森から南東の森の近くを通り海にいたる水の通り道を造りながら、湖に貯めた水を流します。

一晩の内に終わらせなければならない為、流した水に追いつかれない様に、水の通り道を造っていかなければならないのは計算違いでしたが、計画通りに出来れば大丈夫です。

さぁ、始めましょう。

湖の水を堰き止めている部分を取り除いて、水を流します。

私が想像していたより、水の流れが激しいですね。

水の量の調節をしたいのですが、水の通り道をすぐに造り始めなければなりません。

水の量の調節は、後回しにします。

私は流れる水に追いつかれない様に、荒野に水の通り道を魔法でガンガン造っていきました。


順調に作業が進んでいます。

南東の森の近くを通り過ぎます。

もうすぐ、海が見えてくることでしょう。

「あ。」

水の通り道を造っていた先に、村が在りました。

少し進路がズレてしまっていた様です。

そして、村のすぐ近くに来るまで、その事に気が付きませんでした。

暗かったので。

「……失敗しました。」

マズイです。

村をけなければなりません。

背後からは、水が迫ってくる音が「ごうごう」と、しています。

あせります。

進路を左に曲げて、すぐに右に曲げることにしました。

急いで魔法を発動します。

「あ。」

力加減を間違えました…。

左に曲げた水の通り道は、南東の森のはしかすめ、その先の山脈をつらぬいていました。


「ごうごう」という、水が迫ってくる音が近付いてきます。

山脈を貫いた水の通り道を見ます。

「……海…に、つながりました…ね。……ばんざい?」

水の通り道は、一応完成しました。

次に、水の通り道がほぼ直角に曲がった箇所を見ます。

「………。」

このままでは水が溢れて、村を襲ってしまうことでしょう。

壁を造りましょう。

水の向きを優しく変える様に湾曲わんきょくした、頑丈がんじょうな石の壁を。

急いで、魔法で石の壁を作ります。

湾曲させるのが難しいです。

石の壁が出来上がりました。

水が「ごうごう」と迫ります。

水が石の壁に当たります。

ドパン!!!

大きな音がして、地面が揺れました。

水は向きを変えて、南東の森のはしかすめて山脈を貫く水の通り道を通っていき、海に注ぎ込みました。

やりました。成功です。

冷や汗をかきましたが、一晩の内に川を完成させました。

一晩で川が出現したこの出来事は、神の御業みわざとして、人間たちの崇拝を集める事でしょう。

「やったぁ。」


神のしたことだという夢を、一人の女性に見せて、私は休息を取ることにしました。

予想以上に、神力しんりょくを使い過ぎたので、もうクタクタです。

「ふぅ。」



<  ???  >


大きな力を感じます。

神さまの存在を感じます。

私がお手伝いをする方の存在を感じます。

私が役目を果たす方の存在を感じます。

私に何かお手伝い出来ることはないでしょうか?

何かあるはずです。

探しましょう、お手伝い出来ることを。

そして、私の存在に気付いてもらうのです。

探しましょう、お手伝い出来ることを。

探しましょう、お手伝い出来ることを。


次回投稿は、10/15(一週間後)18:00を予定しています。

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