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スキルを選んでいざ異世界へ!

短いです(^_^;)



「これでお願いします」


リーシアにタブレットを手渡す。


「鈴霞さん……これだけで良いのですか?」


「はい。記憶等がスキルで貰えるなら、特に必要ないかな、と」


にこやかに答える鈴霞を見て、リーシアが頷いた。


「分かりました。では、スキルを付与致しますので『ステータス』と言ってください」


「はい。『ステータス』」


言葉と同時に半透明のウィンドウが眼前に表れた。



名前:遠宮鈴霞(トオミヤ リンカ)

性別:女

種族:人族

年齢:ー

職業:ー

LV:ー

HP:ー

MP:ー

魔法属性:ー


スキル:刀剣術 武術 家事


称号 加護

無し


「これから降りる世界で必要になります。心で『ステータス』と念じれば、他人にステータスが見えることは有りません。……では、付与していきます。───終わりました」


その時間、僅か数秒。


「えっ?早くないですか⁉」


「私も一応、神ですから。付与後のステータスは森に降りてから確認して下さい。では───良い異世界生活を」


リーシアの言葉と共に、鈴霞の視界が光で覆われる。

光が収まったときには鈴霞の姿は消えていた。





「行ったかの?」


リーシアの側に、いつの間にか一人の老人の姿。

「───はい。って言うか、あんな喋り方は肩が凝りますぅ!創世神様‼」


うーんと伸びをしながら、老人の方に向くリーシア。


「ふぉっふぉっ。まぁ、あやつに見付かるまでの時間稼ぎじゃて。容姿も変わるのじゃろ?」


「そうなんですけどぉ~……ちょっと不安ですぅ」


唇を尖らせたリーシアの頭を、創世神が優しく撫でる。


「大丈夫じゃ。あの娘の年齢を15歳まで戻した上で容姿が変われば見付けにくい。以前、異世界アークスライドに召喚された勇者たちの100年目になるように送ったしの」


「召喚の勇者たちに関係が有るんですかぁ?」



「うむ。異世界人は魔力が多いから長生きじゃからのぅ。まぁ、気付けばあやつも焦るかも知れんの。まさか⁉の展開じゃ。あやつが無意識領域で引っ張った感じがあったからのう。凄いものじゃ。まぁ、あの娘にはワシの加護まで付けたしの。そう簡単には見付からんし、捕まるようなことはさせんよ」


「創世神様の加護付けちゃったんですか⁉」


おたおたしながらリーシアが叫ぶ。

好好爺の顔で創世神は──────


「うむ、可愛いからの。娘が強くなれば簡単に手出し出来んじゃろ。この娘が転生してきたとなると、どういうリアクションするか。さて、見付けるまで何年かかるかの?これからこの世界を覗くのが楽しみじゃ」

ふぉっふぉっと笑いながら顎髭を撫でる創世神を見てリーシアは溜め息をつき────


「鈴霞さん……頑張って下さいぃ……」


項垂れて、リーシアは鈴霞を見送るのだった。











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