高校の合宿でとったムービー
実話です。(T_T)
私、これがこわくてこわくていまでも忘れられません。
***
私はソフトテニス部でした。
田舎だったので学校も少ないし………ということで!
先生がわざわざ遠くの高校の人たちと合宿をしてあげようってことになったんです!!
もう私はうれしくてうれしくて!
部員は本当に少なくて、8人しかいなかったんですけど、みんなでお菓子を買ったり、夜抜け出す??とか話したり………、もう合宿というよりは修学旅行という感じでした!
そして、合宿当日です
バスで向かった先は工業高校の校舎でした。
ホテルは高くて無理だということで、工業高校の合宿所を貸していただけることになりました。
それはそれですごく楽しそう!
私たちはテンションが、上がってすぐになかに入り、探索を開始しました。
A「うわー!きたなーい!」
Aちゃんが言いました。
R「ほんとだ!臭いし!最悪ー!!」
Rちゃんは結構潔癖症だし、思ったことをズバズバ言うような気の強いような子でした。
汚いけど、私はみんながいたら楽しいなぁっと思い、あんまり気になりませんでした。
そして練習が終わり、合宿所に帰ったときに工業高校の女の子たちがこっちをみながらなにかを話しているのです
「ねぇ?あれやばくない?」
「出るっていってたじゃんあそこ……」
でる?
私はどちらかといえば、そういう心霊系が本当に好きで、でるって言われたらそれしか思い付きませんでした。
そしたら、自転車に乗った工業高校の男の子を3人組が
「気を付けてねー!そこおばけでるよー!」
「やめろよー!怖がらせんなってー!」
「あははは!」
M「………なんか、私いやになっちゃったよ…」
私と一番仲のいいMちゃんがいいました。
「んー。。でも、私たちんとこ誰も霊感あるような人いないし!いても分かんないでしょ!たったの2泊3日なんだから!大丈夫大丈夫!」
M「うん………」
***
ご飯を食べて、夜になりました
各自お風呂にはいって、次は私の番です
シャワーでシャンプーを、流しているときでした。
ガタン!
と何かが近くで倒れる音がしました
眼をあけれないので、とてつもなく怖くて、
はやく洗ってから後ろを見ました
でもなにも倒れてません。人がいた気配もないんです
おかしいなぁ、
でも。しっかり音がしたよね。。?
怖かったので私はすぐに上がりました
B「わー!はや風呂だー!」
Bちゃんは男の子みたいな性格です
「なんか音がしたんだってー!こえーー!」
U「そ、それ。わたしも。」
「え?まじで??」
R「私もだよ!誰かいるかと思って誰かいるのー?!っていったけど返事なかったから……」
どうやら、私の他にもお風呂にいった人はみんな聞いているらしいです
全く同じガタン!という音を
M「なんか、やだな…」
「………」
最初はよかったけど、たしかに、なんだか気味悪くなりました。
おかしいのはそれだけじゃなかったんです。
トイレに入った子がキャーー!っていってでてきました
B「うわ!手洗った?!」
R「きたね!くんな!ばか!」
C「それどころじゃないんだって!!トイレ!血がついてる!!!!」
私たちはみんなでトイレを見に行きました
壁にはびっしりと赤く、何がついていました。
トイレのところにも所々穴が開いていて危ないし…
私たちはその赤いのがなんなのかわからなかったけど、できるだけ気にしないようにしました
トイレは近くのコンビニにいくことになりました。
***
B「みんなでかくれんぼしようよ!」
「え?!」
Bちゃんが、突然言いました。
こんなときに?!
R「いいね!たのしそう!」
他の人たち「「するするー!」」
M「で、でも。なんか。こわいよ。。」
B「大丈夫だってー!!なんかあったら先生呼べばいいし!」
私たちはかくれんぼをすることになりました。
大の高校生が一体何をしているんだ。
最初の方に捕まった私やMちゃんRちゃんその他のメンバーはあと一人のAちゃんを、探していた
「カメラとろー!」
私はいつのまにか怖いことを忘れ、ただはしゃいでいました
そして携帯でムービーを、流しみんなを撮影する
Aちゃんはキッチンの下に隠れていてほんとうにみつからなかった
その次の日も別に何事もなくおわり、2泊3日の合宿は終わった
合宿が終わり。家に帰って、私はとったムービーをみてみる
B「Aどこだぁー!」
M「でてこーーいっ!」
みんなが楽しそうにはしゃいでる
私はそれをにこにこしながら見てました
あれ?
でもあることに気づきます
居間みたいな場所にみんなあつまって、私はそこでムービーを回してました。
居間にはおおきな窓ガラスがあり、外の木がみえるのです。奥の方に光る電灯もみえます
でも窓の一番隅っこに真っ黒な何か………物体がありました。
「あれー?なんだこれ。木かな?」
私はあんまり気にせずにカメラを見ます
窓が一回フレームアウトして、またうつります。
そしたら、さっきよりも少し大きくなった黒い物体が写りました
木………じゃないのかな?
そしてまた窓がフレームアウトしてから、またうつったとき、もっともっと大きくなった黒い物体がありました
それは、もうさっきまでみえていた向こうの電灯が見えなくなるくらい大きくなっていました
「え?!」
私は1度ムービーをとめます
これ、なに?
よくよく近くで見ます
頭
人の後頭部らしいものが映ってるのです。
髪の毛がバサァァアっと窓を覆い隠すようにひろがり、窓の一番隅っこにはその髪の毛の主と思われる、頭があるのです
やばい。
私は、すぐにそのムービーを消そうとしました
プツンと電源がきれて、急に携帯が動かなくなりました
え、なんで??なんで?
こわくてこわくて仕方ありませんでした
すぐに電源をつけ。携帯をみると、もうあのムービーは残っていませんでした。
後でみんなに話すと、まじで?ってみんな驚いてました
次からはあの工業高校の合宿所をつかうことはなくなり、私たちは普通に民宿に泊まったりしてます。
あの物体はなんだったのか。
いまでもわかりませんが、もうあそこにはいきたくないです。。