新しい部活を始めるようです
学校で色々有りまして......。更新遅れまくりました。ごめんなさい!
この作品はフィクションです。実在の人物、出来事等には一切関係ありません。
薄氷さんは、僕の自殺理由を全て消し去ると言い、僕はそれに対し、
「どうやって?」
聞き返した。彼女は大きく頷いて言った。
「そうね......まずは、あなたのことを教えて欲しいわ」
「また?」
「あら、ごめんなさい。そうじゃなくて、あなたのプロフィール」
「......。質問してくれれば、答えるよ。質問がぶっ飛んで無ければね」
彼女はクスクス笑う。その姿はとても綺麗で思わずみとれてしまった。
「どうかしたの?」
「! えっあ、いや......」
気づいていないのか? こういう女がいるから、勘違いする人が......!! そうだ。あの謎が解けていないじゃないか。――なんで、僕につきまとうのか。聞いてみようか考えたが今はいいと結論に達した。
「......なんでもない」
「そう。――じゃ、本堂君。部活はやってる?」
部活か。僕は運動は苦手だ。だからといって勉強が出来るわけでもない。運動部はまず無理だし文化部も......。
「......うん」
「本当! 何部なの?」
それはあまり言いたくない。その部活は、別に不良がいるとかいじめがあるとかではない――が、部の存続が危ないのだ。部員はいる。活動もしている。内容はおいといて、だけど。では何がいけないのか? それは部の存在理由がないからだ。活動もしているとはいったけれどまともに活動してはいない。ただ、だらだらと部室にいて、時間がきたら帰る。休むときは勝手に休んで大丈夫――なんていう適当すぎる部活だ。
その適当でわけのわからない部活の名前は――。
「............パソコン、部」
「......なるほど」
「笑えば?」
どうして? と首を小さく傾げる。そういう動作はお断りです。
「ていうか、なんで僕のことをきくのさ」
「いい? まずあなたの自殺理由を失くすにはそれを全て把握するのと」
そう言って彼女は右手の人指し指を僕に向けて息を整えながら言った。
「あなた自身が変わる必要があるわ」
その堂々とした物言いに思わずたじろいだ。そして、何も言い返すことが出来ない。......僕は考えた。そして
「......わかったよ。それでどうすればいい?」
なんとか言葉を絞り出した。それを聞いた彼女は少し迷って、それから笑顔で言った。
「そうね......。まずは部活を始めましょう!」
「はぁ!?」
僕は慌てて手と首を振った。そして自分でもよく言えたなぁと感心するほどの長い言葉を口から出した。
「ちょっ......ま、待ってよ! 僕はパソコン部に入っているし......それに部活っていっても何をするのさ!? 部室は? 部員は? 何をするかも決まってないのなら部員が集まるはずもないし――ああ、新しく作るのであれば各学年から数人ずつ必要じゃないか。部活を作るのにもそれ相応の理由が必要で――!」
とにかく、慌てる僕に彼女は一言だけ優雅に静かに――言った。
「――大丈夫」
いったい何が大丈夫なのか。僕の頭は容量を超えてしまったらしく考えることを止めた。
氷空の嫌いなクラスメイトのいい名前が思いつきません......。
お願いです。誰か考えてくれませんか?