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sin red line  作者: たぬき
第二章
15/21

幕間 2

今回、非常に短いです。

「危ない日に生でなんて……(笑)」


 朝食を取りながら、笑顔の威圧を受け、アレクは追い詰められていた。


「責任は取って貰いますからね?」


 トーストを齧りながら、内心滝の様な冷や汗を流すアレクは、思わず人生の墓場に片足を突っ込んだ。


「……解った、責任は取る。」





 その頃、ライオットは整備場のシーラを訪れていた。


「それで、用とは?」

「……昨日、C整備やったの……」

「ん???」


 何故か空気が悪くなり始めた。


「……そうしたら……シルフが……」


 一瞬鬼気を迸らせ、シーラは痛みを堪える様に声を絞り出した。


「……シルフが、廃棄処分に決定したわ。」


 その言葉を聞いた瞬間、ライオットは全力で逃走を開始した。

 メリスが徹底的に彼女にどつき回されたのは、つい先日の事だ。流石に彼も、そんな目に遭わされるのは御免だった。


 しかし、ライオットの逃走は、僅か数メートルで終焉を迎えた。

 逃走を予期していた他の整備士達により、出入り口はおろか、格納庫のゲートに至るまで、全ての出入り口が閉鎖されていた為だ。


「俺は無実だ!」

「なんのこと?」


 シーラに捕獲され、元の位置に引きずって行かれるライオットに、本当に何の事か解らないと言う風に、シーラが答える。

 実際シーラにとって、制裁は終了しており、それに引き摺られる事も無かった。


「今日の用件は、新しい機体についてよ?」


 以降数時間、シーラの怒りを恐れたライオットは、午前のトレーニングを全てキャンセルし、シーラの新しく入るプロトタイプが如何に素晴らしいか、という演説に付き合わされた。


御意見、御感想、誤字報告なんでもお待ちしております。


ポイントだけでも入れて下さると、たぬきが喜びます。

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