二つのドアと4人の門番
「博士、また来ましたー」
「おお、マコトちゃん、いらっしゃい。この前のクイズ、覚えているかい?」
「うん」
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あるネイルサロンで画期的なプロジェクトが立ち上がりました。それはカラフルなキャンディーを使ってネイルアートを行うと言うものです。前評判もよく、お客さまからの期待も高かったのですが、そのプロジェクトはもう少しのところで立ち消えになってしまいました。なぜでしょうか?
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「解けたかい?」
「うーん、難しかった。これもダジャレ系とかことわざ系のクイズですか?」
「ダジャレの要素は入っておるが、ことわざとは関係ない。慣用句となっている表現がポイントとなるな」
「カラフルなキャンディーがキーワードになりそうですね」
「そうじゃな。ネイルアートであるから、カラフルはまあ当然として、このクイズの場合、キャンディーであることが注目に値するな」
「キャンディーと言えば、たいていはなめると甘いですね」
「そうじゃな。その甘いキャンディーをどこに付けるのかな?」
「ネイルアートだから、爪、ですね」
「そうすると、、」
「爪が甘くなりますね、、。あ!『ツメ(詰め)が甘い』ですね!」
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ツメ(詰め)が甘かった
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「そうじゃ、正解じゃ」
「なるほど、納得です」
「マコトちゃんはキャンディーとか甘いものは好きかな?」
「マコ、甘いもの大好きです」
(マコトちゃんは自分のことを『マコ』と言います)
「ところで今更じゃが、マコトちゃんはボーイッシュな女の子にも見えるし、一見女の子と見間違えてしまうくらいに可愛い男の子にも見えるが、、」
「、、。まあ、そのあたりは置いておいて、次のクイズをお願いします」
(前回博士が使っていた言い回しを早速使いこなす、賢いマコトちゃんでした)
「おお、そうじゃったな。次のクイズじゃ」
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二つのドアに4人の門番がいます。一方のドアは天国に通じ、もう一方は地獄に通じています。一方のドアは仏と悪魔が門番をし、もう一方は鬼と天使が門番をしています。門番が4人そろっている時はなかなかドアを選べませんが、4人は交代で1人ずつ休憩を取りますので、門番が3人になることがあり、その時がドアを選択するチャンスです。どのタイミングでドアを選ぶのがベストでしょうか?
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「うーん、難しいなぁー。家に帰ってから考えてもいいですか?」
「もちろんじゃ。家でゆっくり考えたまえ」
「それじゃ、また来ますねー」
謝辞:
豊洲先生より正解を頂きました。
SYさんより正解を頂きました。
KTさんより正解を頂きました。
SRさんより正解を頂きました。
大野先生より正解を頂きました。
SKさんより正解を頂きました。