画期的なプロジェクトのはずが、、
「博士、また来ましたー」
「おお、マコトちゃん、いらっしゃい。この前のクイズ、覚えているかい?」
「うん」
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一羽の鳥がいました。その鳥は非常に頭がよく、何でも能率的に要領よくこなすことができました。また、その鳥はとてもおしゃれで、ある日ネイルサロンに行きました。でも、そこでは何もしてもらえませんでした。その鳥の種類は何でしょうか?
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「解けたかい?」
「うーん、難しかった。これもダジャレ系のクイズですか?」
「いや、ことわざを題材としたクイズじゃ」
「鳥が出てくることわざですね」
「そうじゃ。マコトちゃんはことわざとか好きなんじゃろ」
「うん、好きです。でも、鳥の出てくることわざって、そんなに多く知りません」
「どんなのを知っておるかな?」
「飛ぶ鳥跡を濁さず(立つ鳥跡を濁さず)、雉も鳴かずば撃たれまい、能ある鷹は爪を隠す、鶴は千年・亀は万年、くらいですね」
「おお、6歳児にしては結構知っておるな。その中で、クイズの『非常に頭がよく、何でも能率的に要領よくこなす』と言う部分に関連するものと言うと?」
「能ある鷹は爪を隠す、ですね」
「そうじゃ」
「あ、分かった!その鳥は鷹で、爪を隠してしまったからネイルサロンで何もしてもらえなかったのですね!」
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鷹(能ある鷹は爪を隠す)
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「そうじゃ、正解じゃ」
「なるほど!、、。でも、ネイルサロンに来たのなら、爪を出せばいいんじゃないかなぁー。その鳥、頭がいいんでしょ」
「た、確かにマコトちゃんの言うことももっともじゃ。だが、しょせんクイズじゃ。あんまりおとなげないこと言わず、割り切りなさい」
(マコトちゃんの予想外のツッコミに少々たじろぐクイズ博士でした)
「おとなげない、って。マコまだ子供だもーん」
(マコトちゃんは自分のことを『マコ』と言います)
「、、。まあ、そのあたりは置いておいて、次のクイズじゃ」
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あるネイルサロンで画期的なプロジェクトが立ち上がりました。それはカラフルなキャンディーを使ってネイルアートを行うと言うものです。前評判もよく、お客さまからの期待も高かったのですが、そのプロジェクトはもう少しのところで立ち消えになってしまいました。なぜでしょうか?
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「うーん、難しいなぁー。家に帰ってから考えてもいいですか?」
「もちろんじゃ。家でゆっくり考えたまえ」
「それじゃ、また来ますねー」
謝辞:
豊洲先生より正解を頂きました。
りらさんより正解を頂きました。
OYさんより正解を頂きました。
SRさんより正解を頂きました。
SKさんより正解を頂きました。
KTさんより正解を頂きました。