表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/53

異章 ―逆の答え―

この部分が嫌いな人もいるかもしれません。なろうの空気感にはそぐわないのもわかっていますが入れておきます。


※読み飛ばして頂いても大丈夫です。

 始まりの日、魔王城にて。


 

 元々、魔族は国の体を成すことができない。その感情の強さに違いはあれど、皆憎しみ、傷つけあうことをやめられないからだ。


 複数の部族に分かれ、それらが絶えず戦いを繰り返していた。


 それ故、彼らは強く、それ故、数が少ない。


 



 混沌とした場所。

 

 そこに、魔王が現れ、その知略と、魔剣の力で一時的にまとめ上げた。外に憎しみを向ける形で。


 

 魔王はその知略で国を作ろうとする。だが、あまりうまくはいかない。その根本にある感情が常にそれを邪魔するからだ。


 

 そして、今日、魔王は各部族の長、その側近たる四天王を玉座に集めると話を始めた。




「悪いね、集まってもらって。これまで、人間の歴史を紐解き、たくさんの手法を試してきた。

 だが、その悉くが失敗に終わった。原因は言わなくてもわかるだろう。

 そして、私は決めたよ。この世界を滅ぼす。全てを終わらせるつもりだ」



 一瞬の沈黙。そして、再び魔王は口を開いた。



「闇の神は世界の穢れの集合体らしい。そして、その子である我々は、常にそれを背負っている」



「ずっと考えていた。なぜ、これほど全てが憎いのか、ようやく答えがでたよ。

 だから、この醜い世界を滅ぼす。終わりにする。こんなくだらないことには付き合っていられない。別についてこなくてもいい、私は私のためにそれをするのだから」



「それに、最後は魔族そのものすら滅ぼすかもしれないよ?私に逆らうならそれもいい。とりあえず、一応みんなの意見を聞かせてくれるかい?」


 


 魔王がそう投げかける。どうでもよさそうな雰囲気で。





 ローブ姿の骸骨が言う。


「人間が憎い。全てを殺せるのなら是非もない」







 翼を持つ女が言う。 


「楽しそうじゃない。付き合ってあげてもいいわ」







 黒き騎士が言う。


「魔王様が望むなら、私はそれを為すのみです」







 牛の悪魔が言う。


「ふん。俺は強者に従うだけだ」









 魔王は全員の言葉を聞くと楽し気に笑った。


「そうか、ありがとう。では、パーティを始めようか。今度の主役は私たちだ」



それぞれの答えがある。それは敵にも。

世界は単純ではない、純粋な勧善懲悪とはいかない。

いい気分を台無しにする章ですが、好きに書いている作品なのでご容赦ください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ