老人からのクエスト
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包丁剣を渡された翌日。
俺と老人は大事な事を思い出した。
『包丁剣』や『包丁』を使った【戦い方】を教えて貰ったが、【料理】を教えて貰ってない事に。
「さて、【料理】スキルを覚える気はあるか?儂の教えは『特殊』じゃが。」
老人が言う。
『【伝説の老人:白楼】から【料理】を習いますか?』
『はい』『いいえ』
【伝説】とか少し気になるけど、【料理】を習いに来たんだし、悩む必要はない。
『はい』を選択した。
「では、最初に【探知・全】を覚えてもらう。」
.....ん?何故、料理に【探知】が必要なんだ?
もしかしてこの人、料理人じゃなくて、剣士じゃない?
「何故?と言う顔をしているな。では、理由を教えよう。見れば分かる。そーーれっ!!」
老人は目を瞑り、全ての材料を空中に放り投げた。
そして......
老人は目を瞑ったまま、全ての材料を『斬った』。
『切る』ではなく『斬る』。
「理由は分かっただろ?時間短縮のためだ。」
....なるほど。確かに全て一度に斬れれば時間短縮になるだろう。
だが、問題が1つ。
やり方が分からない。
【探知・全】などという【技能】は聞いた事がないのだ。
しかし、方法はとても簡単だった。
「この料理を食べると、1時間【探知・全】が使えて、1時間経過すると、【探知・全】が覚えられる。
儂のオリジナル【技能食】だ。」
....何、そのチート料理。
食べるだけで【技能】が覚えられる?
ヤバイじゃん。
だが、もしかしたら【探知・全】が覚えられる代わりに、クソ不味いのかも知れない。
覚悟を決めて、食べてみた。
ーーーうめえ。
現実だったら、数万はする味だ。
「次は、包丁剣を使用して料理を作ろうかと思ったが、どうやら熟練度が低いようじゃ。」
「包丁と剣。この2つを自在に扱って、ようやく包丁剣が使えるのじゃ。出直して来い。」
「あ、儂の知り合いに連絡するから、そっちにも行く事。荷物も渡してきてくれ。」
「それが終わったら、料理の全てを教えよう。」
そして、電子音とウィンドウが出てくる。
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『クエスト:おつかい』
白楼の知り合いの所へ行き、荷物を届けよう。
報酬:【初級:料理Lv.1】
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これからやる事は主に3つ。
1.ステータスを上げる事
2.クエスト
3.熟練度を上げる
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ステータス
名前:ソード
人間
無職Lv1
HP 10/10
MP 10/10
【基礎】
力 10
守 10
速 10
魔 10
器 10
運 10
【隠し】
無し
【技能】
【基礎剣術Lv.5】
【剣熟練Lv.3】
【探知・全Lv.1】(NEW)
【魔法】
無し
【装備】
包丁剣
布の服
皮の盾
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解説コーナー
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技能の階級について。
【〇〇Lv.1】などは最下級。
【□級:〇〇Lv.1】下級以上。
【最下級】→【下級】→【初級】→【中級】→【上級】→【英雄級】→【神級】
と、級が上がるほど強い。
【最下級】〜【英雄】まで最大Lvは10。
【神級】は成長限界無し。
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