待ちに待った、入学式イベ
こんにちは、私の妄想ワールドへ来てくれてありがとうございます
朝は、僕、兄、紺の三人で登校する。
よう、そこのお二人さんすごくいいシチュになってるね、うぉううぉう。
カシャっ。今、心の中の超高解像度のカメラで撮って保存してる。
ふふっ、2人は仲良いなぁ〜。邪魔しちゃ悪いから先に行ってよう。
「ねえにい!僕先に学校行っているよ!」
そうするとなぜか兄は走り出そうとする僕の腕を掴む。
「急にどうしたの?和歌も一緒に行こうよ♪」
その笑顔がちょっと怖いです。
っていうかなぜに??
そこは邪魔な弟が退場してくれてラッキ〜☆だろ!
僕は問うぞ!
兄よ、なぜ止める!
頭上にハテナ浮ばせまくっていると、強制的に元の位置に戻された。
まあ、僕のマイヒロインがそうおっしゃるのであれば仕方ない。
ここは譲ってやろうじゃないか。
そう思ってぼーっとしていると、石に躓いてこけた。
「わっ!!」
びっくりして思わず声を上げていた。
そうすると、後ろから誰かに抱きしめられた。
ごめんなさい。 正 助けられた。
ん?この匂い。
.......お前は、兄か!!
「ちょっと、和歌!大丈夫?ぼーっとしてたけど。気をつけてね?」
「うん、大丈夫。ありがと、にい!」
するとなぜか兄の顔が/////になっている。
さっきから思うが、何故に!!
すると、紺が「俺、部活あるから先行ってるわ」とか言っている。
え、なに?頭おかしいの?
しばらくして兄は何かを言っている。
「....もう、和歌は可愛いんだから....... _________ふふ、このまま攫っちゃいたい。」
ん?なに?聞こえない....。
「どうしたの?にい?」
「っ//!.........なんでもないよ?」
なんだ?最初の間は。
まあ、いいや。
とりあえず早く学校行かないと。
キーンコーンカーンコーン
ようやく入学式が始まる。
本当は、向こうを見に行きたいが僕は新入生代表で挨拶をしなければならない。
僕は頭がいいらしい。
くぅう!!シチュ見たかったぜ!
まぁ、もうしょうがない。
どこの学校も同じだと思うが長ったらしい校長の話をうとうとして聴きながら順番を待つ。
「次は新入生代表、響木和歌さんです」
よし、僕の番だ。
「本日は、私たち新入生のためにありがとうございます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
僕たち一年生もこれから柊学園の生徒として頑張っていきます。」
拍手が巻き起こる。
....あれ?あれはもしかして、もしかしなくても兄では?
間違いない、あれは兄だ。
なんでだ?今頃木陰にいるはずだろう。
う〜ん。今考えてもしょうがない。
あとで直々に聞きに行こう。
「ねえ、にい!」
「どうしたの?和歌?」
うぅ、すごく視線が突き刺さる。
兄はやはりすごい。
「にいはさ、校舎裏の木とかに行ったりしてない?」
「どうしてそこに行く必要があるんだい?」
うぅ、やっぱダメだ。
なんか、おかしい。
ゲームが狂ってきてるのか?
「そっか。ありがとにい!じゃあ、またあとでね!」
「....うん。バイバイ」
そう言って僕たちは別れた。