三白眼が好きなんです 20
鈴虫がうっさいです。
ノーラがもの凄く怒れる表情でツッコミを教えてと言っている怒れるというかイカれている表情だ
だがここで挫けたら漫才なんて出来っこないのだ
「ノーラ私が次セリフをいったらツンって手でツッコミをお願い痛いのは嫌よ?」
「お嬢様ァ?棒とヵじゃなくテいいんデすか」
ノーラがめちゃくちゃ怖いことを言い出した!カミ◯リさんとかは強いツッコミで笑いを取っていたが私が好きなのはキン◯ゴングだ
強いツッコミはいらいないし棒!?
「ノーラ手で十分よ棒なんて痛いし」
「そうデすか?お嬢様は手がお好きナンデスネではセリフをお願いしマす」
一番初めだし分かりやすい教科書のボケをした方がいいのだろうか、そしたらあれしかないな
「暑は夏いねぇ……ヒャアン……アなに!?っうやめてノーラ!」
ノーラの手が私の下腹部に当てられて理解が全く追い付かない?
「あれぇ?突っ込まれまくっているお嬢様の反応がうぶですねェ」
「ちがうわよぉ!そんな変な事じゃなくて暑は夏いねぇって言ったら逆だろうがとかナンデヤネン!とか言ってツッコむの!」
「はい?」
「お嬢様申し訳ございませんお嬢様は何方かに初めては捧げられましたか?」
全くもって意味がわからない言葉のキャッチボールが急に噛み合わなくなって恐怖すら覚える。
本当に怖かった良い人だと少し怖いけど好意を持っている人が行為をしようとしてきたのだ
「なにをいっているのぉ?」
目に涙を浮かべながらなんとか返せた
「単刀直入にお聞きしますお嬢様は処女ですか?」
全くもって意味がわからない11才で卒業しているはずもないし前世をいれてもまだだ
その上会話の流れが全くつかめない本当に怖い!
「あっ当たり前でしょぉ!」
その瞬間はっとしたノーラは正座した状態からおでこを地面に強く打ち付けた。
その振動で屋敷すらも揺れた気がする
血に濡れたおでこを上げてツッコミの意味を勘違いしていた事をありとあらゆる手段を使って説明してくる。
ホントに私が好きな事を怖がらせるつもりなどなかった事を、一生私に触るなと言われれば触らないのでなんとか仕え差せてほしいこと
もう一時間以上説明された気がする
私が残せる言葉は1つしかない
「史上最低のアンジャ◯シュ下位互換」
意図せずに1つ誰にも見せられない品性の欠片もない漫才が完成してしまった。
もちろんノーカウントだ
モンハンは狩猟笛使いです