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何もない私が転生したって  作者: イャハシ
漫才一本目
6/10

設定って考えるのダルいよね     50

もう夜です

 「ではお嬢様わたくしはキュリー様とお付き合いしていないことは求めておりませんが記憶がないとのことですので私から簡単にご説明させて頂きます。

まずわたくしが使えておりますアルトワ家はヨーロッピ国のイタソア地方ポリを収める貴族でございます。

貴族中でもかなりの力を持つお家柄なので何か他人にされることも少ないでしょう。」


 ノーラから聞かされる土地名前は聞き覚えがあるがいまいちピンとこない。

なにか違うような感覚に襲われる


 「次に家族構成ですがご両親にお嬢様そして1つ上のお兄様がおりますがもう学校に通われているのでなかなかお会いする機会もないでしょう。お坊っちゃまとは仲がよろしくないように見受けられましたし……」

 

 兄と仲が悪いと言うのは有益な情報かもしれないし言い方的にも学校は全寮制なのかもしれない


 「先ほど少しお話しましたがお坊っちゃまの通われております学校は王国の学校でございまして影響力のある貴族はすべてそこから出ているとさえ言われております。

学校は貴族社会の縮図としての効果が大きいですので王国の学校以外にもございますが得られる恩恵がかなり変わってくるのです

そして王国の学校は社会に影響を与えられる可能性のある人物研究や発明をする力のあるものだけをとるために試験で発表をさせるのです。

後々の影響力に関わるのでさきほど奥様は焦られていましたね。」


 ノーラにざっくりと説明してもらい少しだが世界の事を把握することができた。

こんなに大変なことに漫才をチョイスしたのは不味かったかも知れない。


 「他にも屋敷中やお庭などもご案内したいのですがまだ体調もよくなったわけではございませんしお医者様のお話を聞いてからになりますね。

わたくしとしては旦那様から言われております漫才のご協力をさせて頂きたいのですが、わたくしの勉強不足で漫才を理解していないのです。

誠心誠意頑張りますので教えていただけませんか?」


 問われると考え込んでしまう。

私としてはボケと台本作りは自分の試験なので頑張りたいのだがそんなに簡単にノーラにツッコミをお願いしてもいいのだろうか?


 「ノーラ私相方かほしいのです!ツッコンで下さいませんか?」


 「っ!?」




 お嬢様がご乱心なされたわたくしに相方……おそらく恋人に、そして突っ込む恋人に突っ込む?

わたくしとしては嬉しい限りお記憶がなくなり寂しさから体の繋がりがほしいのかもしれない。

お断りはしたいない!お嬢様の願いはすべて叶えると決めているのです!でもわたくしには……



 「お嬢様申し訳ございません大変申し上げにくいのですがわたくしには突っ込むものがないのです。」



 まさかノーラに断られるとは!?なんとなくこの人は何でもやってくれる人な気がしていたのに

じゃっかんしょぼんだ

 だが突っ込むものがないと言うのは漫才のない異世界だからだろうかボケがボケてそれにツッコンでもらうまずここから説明なくてはならなかったのだ。



 「ノーラ安心してツッコむ物は私が準備するからノーラは思うままにツッコンでくれたらいいだけなの」

 


 自分で用意!?お嬢様わたくしの知らないうちに大人になられていたのですか

確かにわたくしも一人で遊ぶことを覚えたのはお嬢様位の時だったかもしれない。

 初めてに選ばれるかもしれない喜びとわたくしの知らぬ間に成長してしまった悲しみの板挟みだわ

 ですがお嬢様がご用意するのであればメイドとしてはダメですがお嬢様に痛い思いはさせなくてすむかもしれない




 「わかりました。お嬢様その大役必ずや成し遂げて見せます。ですがわたくしは経験がないのですお嬢様もおそらくないと見受けられます。

不安がないよう勉強しわたくしが頑張ってリードしますので」




 やった!ノーラが引き受けてくれた!

でも私ボケたことないと思われてるのかぁ

それも美少女の顔でボケることもないですもんね

前世がブスたったかはボケなれてるだけで面白いかは別だけど……

 



 「大丈夫私突っ込まれなれてるから!」




 こんなにショックだったことはありません!

あの幼く可愛らしい天使の生まれ変わりのようなお嬢様がつっこまれ慣れてる?

初めてはわたくしじゃないのですか!?

私の愛した天使は汚れてたのですか?

あんなにきれいだと思っていたものがよごれて?

いや、ちがう!よごされたんです!無理矢理にきっと許せるわけがない

みつげだすんだ

誰がお嬢様を汚したぁぁぁぁァァア!

憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いニクイニクイニクイニクイニイクイ殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す



 「お嬢様ァァ、どナたに何度ほどツっこマれたのですカァ?男性でスか女性ですカ?年上ですカ年下デすかお嬢様がお願いシタノですカ?許可もなく突っ込まレたのですか?」


 


 ノーラツッコミやってくれるっていったあとに豹変した!?焦点あってないし震えて顔が赤い!

ても震えてるけど理由がわからない!

どうしよう!?

とりあえず誠心誠意聞かれたことに答えるしか思い付かないどなたに突っ込まれたか聞かれたら、老若男女問わずだけど家族が一番多かったかな特に兄弟とか?

 あとはツッコミをお願いしたかどうか

ツッコミをお願いしたのはノーラが初めてかな?そもそもお願いしてやってもらうことじゃないし基本は許可なく突然って感じ

 とにかく丁寧に言わないと




 「誰にツッコまれたかはいろんな人だけど家族が一番多かったかな特に兄

あとは許可はとられたことはない突然って感じ私からお願いしたのはノーラだけ」




 兄……仲が悪い理由が繋がったまず殺すいろんな人ということはお嬢様が屋敷の外に出たりはあまりしないはずならば一人で動ける屋敷の中の者?殺す

旦那様と、奥様も関わっていそうだ天使を産み落とした功績を称えて半殺し

 お嬢様はもう二度と汚されないように鎖で繋いでわたくしが面倒をみよう。

 お嬢様は自分から頼まれたのはわたくしだけなら一生わたくしがお相手します。




 「日取りハいつニシマショうか?大事なコトですからァ」


 


 多少口調は怖い気がするがノーラの質問もまともなものだお父様に披露するように言い付けられているので場所はもうすでに決まっている


 「そうね、日にちは決まってないけどお父様の前でやることになるわ」


 「あらぁ大胆!ヤりなれてマスもんねぇ

ではア、突っ込ミのご指導お願いしマスねェ」





 


セミの鳴き声が消えて寂しいとおばあちゃんがいっていたので近所の山にいってセミの代打しようかな

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