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何もない私が転生したって  作者: イャハシ
漫才一本目
4/10

母もでたよ!          80

最近枕が汗くさいです。

 父と泣きながら抱き合っていると慌てたように女性が入ってきた。

心配そうに駆け寄ってくる女性は二十代半ばほどの女性。

少し肉付きがよくで身長が160くらいだろうか、黒い髪に黒い目は自分との血の繋がりを感じさせて安心する柔和な目に愛嬌のある顔立ち低い位置でツインテールをしている。

本当に人を愛し愛されてきた事がわかるような顔立ちだ。

 ざっくりいったらツインテールの三◯アナウンサーだ


 父に言ったように記憶のない事を打ち明けると涙を浮かべながら優しく頭を撫でてくれる本当に優しく育てられたのだと実感した。

この世界も悪くないのかもしれない。

まだ世界何も見ていないのに、そう思えるくらい優しい家族だった。


 「ありがとうママン、パパン私記憶がなくて迷惑かけると思うけどよろしくお願いします!」


 そう告げると父は満足そうにそして母は眉を潜めた


 「その呼び方は貴方から使い始めたのかしら?」


 「いいえパパンがそう呼ぶのだと聞いたのです」


 そういうと母がすべてを理解したように頷く。


 「私の呼び方はママンではないのよ。そうね貴方が当ててみてちょうだい?」


 「おっかさん?」


 「ふざけているのかしら?」


 「おばあちゃん?」


 「役どころが変わったわ次で最後よ外したら怒るから」


 やはり父はふざけていたのだ悪ふざけがこの家のコミュニケーションなら私は嬉しい。

貴族かと思っていたけれどそんなに家族間の間柄はきついものではないのかも知れない。


 「おはようございますお母様。」


 「私の呼び名はビックマムよ」


 「そしたらお父さんはカ◯ドウ?」


 「カイ◯ウ?が何か分からないけど、そうねぇお父様は家長ですし偉いからザ・◯スかそれを越える称号のビッグ・ボ◯ね」


 「分かりました!これからもよろしくお願いします!ビックマム、◯・ボス」


 私はホントに強そうな両親を持てて幸せだこれで世界に恐ろしいものなどなにもない。


 「記憶がないと何でも信じてしまうのね言葉選びが大変だわ、私とお父様はお母様、お父様でいいのよ遊んでしまってごめんなさいね」


 そうお母様が言うとお父様は少し沈んだ顔をしていたしザ・◯スか気に入っていたのかもしれない


 「なぁ我が愛しの娘よ記憶と言うのはどれくらい無いものなのだ?娘の話を疑うことなど断じてないのだがどれくらいのものか把握しておきたい。医者にも伝えるだろうしな名前くらいは、覚えているか?」


 「広◯すずGTです」


 「記憶以外も失っているかもしれぬのか医者の数を増やさねば」


 「ねぇ、広瀬◯ずGTそれはどちらがファーストネームでどちらがラストネームなのかしら?」


 「たぶんだけどGTがラストネーム」


 「そう……なら私はマリーGTになるわねあなたのお母様よ」


 「私が家長のジャンGTだ」


 私は重大な問題に直面している。

 この家はツッコミ不足だ至急どうにかしないといけない。


 「お母様、お父様真面目に答えて下さい。私の名前にも関わる深刻な問題なのです自分の名前にGTなんていやなんです!」


 「自分から言い出したのだぞ?まあよいか私はジャン・アルトワで愛し妻がマリー・アルトワであるもう二度と忘れないでくれ娘よ」


 「分かりました!お父様、お母様、では私が広瀬す◯・アルトワですね」

 

 「もういいわそれは貴方はキュリー・アルトワよよろしくねキュリー」


 私の名前はキュリーだそうだぬか漬けとかにされそうだな夏に食べたら美味しいしおそらく夏生まれだろう。


 「キュリー……キュリーですかわかりました。それと私は何歳になるのでしょうか?学校などは通っているのですか?」


 「いいえキュリー、学校に通う前に家庭教師を雇って勉強し12才から15才まで王国の学校に行くことになるわね貴方はまだ11才だからあと一年あるわ」


 「そうですか!よかったぁ勉強の記憶とかが全部ないから学校大変かなと思っていたけれど大丈夫かもしれませんね。」


 私人身前世では22まで生きていて義務教育程度の知識もあるし言葉もなぜか伝わるので、文字もおそらく同じだろと楽観視したご都合主義たすかります!


 「……っそうね一年もあればどうにか……キュリー一年間大変でしょうけど頑張りましょう」


 「お母様何か問題があるのですか?学校まで一年もあるのですよ」


 「えぇまぁ勉強などは一年もあればどうにかなるのでしょうけどマナーなどは一朝一夕では難しいのよ」


 「それと学校の入学試験には自分で研究したものや発明したものを発表するというものがある我が娘はこの大陸ヨーロッピの歴史を研究者発表する予定だったのだが、今から歴史を学び直し研究をしていては間に合わん。発明となると発想力の勝負になるのだがなんとも綱渡りなかけになってしまう」


 ここできたか!異世界無双チャンス!異世界の知識を生かして莫大な富を!私の時代がくる!


 「お父様発明でいきます!蒸気機などいかがですか?」


 「ほぅ?蒸気機それはどういうものなのだ?記憶がなくても覚えていたものそこまで詳しいのか!?どうにかなるかもしれんな!どのようなものなのだ?」


 「あの、なんか、煙でぼーっとなるんです!それで動きます


 「訳がわからん却下だ」


 「ならあれは!地球は丸いんです!」


 「何を言っておる地球は平らだ丸い土地などみたことがない」


 「だったら地球は回っています!」


 「私たちは回っておらんだろう」


 「そうだ!プロレスは!戦いの演技をして観客に見せるのです!ホントに最高です!」


 「演舞のようなものか?戦いを入学試験で見せるのはなんとも……」


 「スポーツはやりたくありません!」


 「突然どうしたのだ!?」


 「スポーツ文化を広めない決意表明をしました」


 いろいろ考えたが技術の伴うものは基本できないし得意料理はカップラーメンの私は料理はできないし、テレビでで出てたできそうな物は思い付かない。


 「それとなぜ深くは知らぬにしても変な事を思い付く?まるで記憶があるように?」


 「うーん?あれですあれ一ヶ月も寝てたからいろいろ夢でみました!」


 完璧な誤魔化しでお父様さえ欺いてみせさらに自分のできそうな事を考える



 なにも、なくね?



 「あっ!漫才はどうでしょう?」

異世界で作れそうなものが思い付かないのです

このままじゃ異世界転生しても困ります!

日本刀とかは今より昔の方が優れたの作ってたらしいですし無理ですね異世界とか

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