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何もない私が転生したって  作者: イャハシ
漫才一本目
3/10

父登場           90

ホントに書くのって大変ですね

絶対に飽きる

そして全然進まない。

モンハンしたい。

 

 「我が愛しの娘よ起きたのか!」


 ベッドの上で体を起こす私に、心配そうに声をかけてくる男性は二十代半ばほどの男性だ。痩身で身長が高く、垂れた優しそうな目が真に私を心配していることを語る。

 金髪、青目の彼はおそらく父なのだろう。容姿は黒髪、黒目の広◯すずなのでお母さんが黒髪なのだろうか?

 お父さんもめんどくさいから有名人で例えてやろうかと思ったが、やり過ぎると怒られそうだから小説的表現に挑戦する。


 「おとうさん?」


 私が発した言葉におとうさんらしき人が怪訝そうに眉をひそめる。


 「体調が優れないのはわかる。一ヶ月も寝込んでいたのだ仕方あるまい。だが我が娘よ言葉使いが乱れては立派な淑女にはなれないぞ、正しく私の事を呼んでみなさい」


 「おとっつぁん」


 「ホントに体調が優れないのか大丈夫か?ふざけているのならよしてくれ目が覚めたばかりの娘を怒るのはとても嫌なんだ」


 なんとか思い出そうとするのだが今目覚めてから前の記憶をまるで思い出せないのだ

 だがおとっつぁんはふざけたブス時代の名残か少しボケたくなる。

よく前世でも面白くないとバッサリ切られたこともあるが面白なるには面白くない事を自覚してそれでもボケなくてはならない

ボケとは辛いものだ。 

 だが次間違えたら怒られるようだから無難に答えるしかないだろう。


 「おはようございます。お父様」


 そう答えた瞬間にみるみるおとうさん?の顔は赤くなり手も少し震えている。

 かなりご立腹のようだ。


 「朝初めて父にあったらおはようパパン大好きだよ♪と言うように何度も教え言ってくれたではないか!一ヶ月寝ている間に何があった!?反抗期か!思春期か!少年から大人に変わったのか!少女だろ!言い直すんだ。」 


 父ぶちギレである人間10年以上の信頼関係があるから引かずにいれるのだろうが記憶のない私には初対面の人が変態的なキレ方をしている娘ドン引きである

 

 「おはようパパン大好きだよ¥$¥」


 「心なしか現金を要求された気がするがまあ合格だ、それで体の具合は大丈夫か?」


 ホントに心配してくれている青い瞳には嘘はつけない気がして正直に答える。父の心配している様を見るになかなかの重病だったのだろう前世では風邪なんてひかず唯一患った病気もクリスマスプレゼントを悩みすぎてだした知恵熱位なものだ家族が重病になったらそれは心配もするだろう


 「私記憶がないみたいなの」


 父の顔色は見る見る内の青ざめていき次第に目に涙をためながらそっと私の背中に両手がまわされて優しく体を包み込んだ

 

 「心配するな、生きていてくれるだけで嬉しいのだ。私の宝をなくさずに済んだことそれだけで嬉しいのだ、娘の無くした11年の記憶なんて私が全力でそれ以上の楽しい記憶で埋めてやろう。心配するな。」


 ささやく声は私からしたら赤の他人だけれどその声に安心し心が休まるのは幾度となく抱きよせ励まされた体がきっと覚えているのだろう。

 この世界の父の暖かさで前世の父と母への思いも溢れ涙が止まらなくなる

 昔から明るく振る舞い感情を隠してきたから癖になっているのだろう無自覚で隠すこともある、ブスと罵られても面白くして誤魔化そうとする。

ずっと下唇を噛みしめ誤魔化してきた、記憶がなくなり怖かったこと、母や父との別れの悲しみをやっと今自覚して涙が止まらなくなる。

 それを許してくれるだろう安心感が抱きしめてくれる体にはあった。

 この方をすぐに父だと思うのは無理だ、前世の父に申し訳ないだがすでに大切な人だ


 「おどぅざんぅ、ありがどうぅっ……ズビィ…ヒック」


 「パパンだ娘よ」

かにクリームコロッケが食べたいです。

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