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何もない私が転生したって  作者: イャハシ
漫才一本目
2/10

自己紹介の下り      100

広瀬◯ず派ですか?橋本◯ンナはですか?

 気がついた時にはもう手遅れだった。

 流行り廃りとは怖いものでタピオカが流行った時も狂ったようにカエルの卵を飲み、インスタ映えだと空の容器を捨てずに持ち歩いていた。

 流行りというものは明らかにおかしいことでもそれすらをねじ曲げて当然の事にする力がある

 異世界転生なんて急に流行り出したからにはその力からは逃れようも無いのだ。

 流行りとか神様のいたずらなんじゃなかろうか?

 平々凡々な私は転生なんてしたくないのに




 ズキリと脳みその中でも小さいおじさんでも暴れているのでは無いかと疑う痛みで目が覚めた。

 周りを見渡すとヨーロッパのような雰囲気とよくゲームで見た赤い高級そうなカーテンに天蓋付きのベッド。

 困惑はしたがなんとなく察しは付くあれだけ流行っていたんだそれもそうだろうおそらく異世界転生だ

 この暮らしで平民だったらそれはいい世界だろうが薄い希望だろう


 「せめて平民がよかったなぁ」


 どうせ自分は赤子だろうと思い発した声は高い女児の声ではあるもののしっかりと言葉になっていた。

 部屋の物音を感じ取ったのかメイド服を着た女の子は目を丸くして驚くや否やトムとジェ◯ーのような勢いで走り出した。

 私の顔は驚く位の不細工なのだろうか?


 前世の記憶を思いだし胸に黒い霧のようなものがかかる

 前世の頃私は小中高大と必ずあだ名があった。

 小学時代はえっちゃん

 中学時代はしゃも

 高校時代は猪木

 大学時代は吉本

 小学生の頃は名前からもじったシンプルなあだ名だった

 中学生の頃は語感がかわいいからしゃもね!なんて言われたが私は知っているしゃもじからとってる事を

 高校生の頃から周りは化粧が当たり前になりブスと美人の格差は広まり、当然あたりもきつくなるあだ名の由来もかの偉人アント◯オ様からだプロレス好きの私は実は嬉しくて体育の授業中も赤いタオルを首に巻いたりしていた。

 大学生の頃にはブスなんだから明るくおもしろくしようと頑張った結果、気がつくと吉本と呼ばれていたその頃のは顔のコンプレックスも薄くなり私と話してる友達も楽しそうにしていたし会話の決まり文句で使っていた《テープ回してないやろな》も決まってうけていた。


 嫌な記憶を思い出しながら部屋の鏡をチェックすると絶句した。




 鏡には広瀬◯ずがいた



 小説であれば黒く艶やかな短めの髪は緩い弧を描き、髪と同じ色の目を少しキツさは感じられるものも可愛らしく整っているなどと、つらつら書くだろうがめんどくさい私の出来事なのだからいいだろうもう一度言う


 広◯すずだ


10才前後のすずだ

 

 俺は橋本◯ンナ派なんだよねと偉そうに言うお宅も三次元はちょっとと言うお宅も私の前にはひれ伏すだろう。

 少し白人らしさと幼さを加えた幼い広◯はもはや◯瀬を越えていた広◯すず改、もしくはZ、超、GTとも言える私はGTとZが好きです。

 私はもうしゃもじとも吉本とも言われることはない

 そもそも猪木は嬉しいし異世界なのだからおそらくどちらも存在していないので、言われないだろうがそれでも嬉しい異世界最高!

 鏡を見ながら感動にうち震えてうるとバン!という轟音共にドアが開け放たれた

 

 「我が愛しの娘よ起きたのか!」



 そういえば散々異世界だってふっておいてイタリアとかだったら面白いなぁと思いながら、そろそろわかるであろうこの世界の事を思いながらもとても明るい気持ちになるなんたって私は

 

 広◯すずGTなのだから





 

私は橋本派です


ちなみに私の学生時代のあだ名は

宇宙人

はっち

ギャルでした

男です

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