6/7
ライトと家
僕はライト。
カイトに作って貰った一人だ。
僕はいつもひとりぼっちだった。
だからハナトに頼んで僕も鼻を描いて貰おうと思ったけどやめた。
僕には友達は必要ないと思ったからだ。
「そうだ!僕は僕の道を進もう!」
僕はそう決めた。
まずは基地を作ることにした。
一人で作るのは大変だったけど、みんなを寄せ付けないために基地を作った。
僕はこれを家と名付けた。
その時だ。
雨が降って来た。
みんなパニックになった。
「なんだこの水は!」「空から涙が降ってきた!
」と次々に叫んでいた。
僕は悩んだ。
僕は家の中にいて無事だったからだ。
僕はみんなを呼んだ。
流石にみんな入らなかったけど、「家に入ると雨に濡れないよ」と教えた。
みんな「凄いね!」と言ってくれた。
僕は嬉しくなって家の作り方を教えた。
僕は一人になりたかった気持ちはどこかに無くなってしまった。
僕はみんなの家を作るのを手伝ってあげた。
そうしたら喜んでくれた。
僕はもう一人じゃない。