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第1話 どうやら俺はパンドラボックスを開けてしまったようです

ー恋愛ー

多くの人々が憧れ求めるものだ

告白という二文字からすべてが始まる

それは大きな賭けでもあり、成功すればこれ以上ないくらいに生活が充実する、俗に言うリア充が成立しとても素晴らしい日々が訪れるだろう

しかし、賭けには失敗、すなわち不成立というものも少なからず存在するわけである

失敗するとその後の自身にとってとてつもないダメージを負うことになるのはないとは言いきれないがあるはずである

それ故に人々はその失敗を恐れなかなかその一歩を踏み出せないのだ


そういったものたちはラブコメアニメでよくあるような展開は望む

しかし、実現はほぼ不可能と言わざるを得ない

なぜならば

『そんな環境が揃っている訳が無い』

から

現実とはそういうものだ

仕方のないことだ

そう自分に言い聞かせてきた

そんなに上手く世界はできていない、と

そう考えていた





"あの日"まではー





4月、桜が徐々に散りゆく日のこと

俺、真坂麗華は戸或高校2年生へと進級し、新しいクラスになって1週間が過ぎようとしていたー


「おーい麗華ー」

2年F組に俺の名前が響く

読んだのは友人の花音(かのん) 優里(ゆり)

一応男である

俺たちは名前が女の子みたいという点で仲良くなった

「なんだ?」

「今日帰り本屋行かね?」

「だるい、帰りたい」

「なー、そんなこと言わずにぃ〜今日はりりいたんのファンブック販売日なんだよ?お前も好きだろー?」

「別に」

りりいたんとは、まぁ大体の人は知っているであろう人気女性アイドル天野りりいのことである。

ファンの年齢層は広く、まぁ優里が入っていたとは思うが彼女の為だけに作られたファンブックなんかもある。

ライブチケットの倍率は50倍いくときもあるらしいとか

まぁそんな感じで超絶人気アイドルではあるが

正直俺は興味なし

可愛いとは思うがそこ止まりでそれよりも上はない

「お前ってほんとわかんねーよ。りりいたんじゃなきゃ誰が可愛いと思ってるんだ?好きな奴一人や二人はあるんだろ?」

「さぁ?俺はあまり恋愛に関しては

興味ないんでね」

とはいうものの俺は恋愛に関しては興味は無いわけではない

結局のところ可愛い子がいたとしても自分と付き合ってくれるわけがないという概念のようなものがあるからだ

まぁこのクラスにも可愛い子は数多くいる

例えばー

『おぉ』

とクラスがざわめく、まぁ大半は男子

まぁわかるかな?

男子がざわめくといえば美女が大半だ

そう、たった今クラスに入ってきたのは帰国子女?金髪美女の常夜木結奈(とこよぎ ゆな)であり、先に述べた可愛い子の1人である

だがまぁ高嶺の花は高嶺の花である

俺なんかがそうそう手の届くものではないだろう

相手だってそうそう俺を意識しているわけがないのは当然だ

そんなことを考えながら俺はカバンに荷物をまとめ仕方なく優里の買い物に付き合ってやることにした。


その後、俺は優里のりりいたんトーキングにおよそ1時間も付き合わされたあげく、余ったグッズを1つ渡されやっと家にたどり着いた


ーだから興味ねぇのに…ー



とりあえず、グッズは今まで優里にもらったグッズの箱に入れた

実は今回が初めてではなく過去に結構色々とグッズをわたされているのです…

要は布教されつつあります

けれども、いくら興味がないとはいえ粗末に扱うわけにはいかないのでしっかり箱を作ってそこに溜めている?わけです


「さて、飯作るか…」

俺は力無くそう言って台所に向かった

実は現在俺はアパートに一人暮らし中なわけで家事全般自分でやらないといけないわけである


まぁ実家と高校があまりに遠いもんで、一人暮らししようとした訳です


親が仕送り等をしてくれているおかげで生活面で困ることは今のところない


そう考えているとインターホンが鳴った


誰か来たらしい

まぁどうせ宅配便かな?

俺はハンコを持って玄関に向かった

「はーい」

そう言って玄関を開けると、やはり宅配便だった

「どうも、宅配便でーす。お荷物届けに参りましたー」

もはやテンプレとも言える掛け声だ

「はい、ハンコ」

俺はハンコをいつもの場所にポンと押す

「ありがとうございますーまたよろしくお願いしますー」

宅配業者の人は俺に荷物を渡す

が、

「ごふっっっっ!!」

思いの他重すぎて変な声が出た

よくこんなの持ってこれたな…

気づけば業者の人いないし

ってかほんとに重くね?仕送りにしちゃ多いぞ母上!!

俺はどっこいと荷物を中に運び、とりあえずリビングの真ん中に置いておいた

「あ、やべ!!」

そう俺は夕食の準備中だったわけで、カレーの鍋が吹きかけていた

慌てて火を止めなんとかアウトにならず済んだ


ゴッッッッ!


不意にそんな音がした

「あり?バーナーいかれた?」

俺は火のふかし過ぎでバーナーがいかれたと思い異常がないか一通り調べる

が、異常はない


ゴソソッッッ!


再び謎の音が聞こえる

うむ、バーナーはそんな音はださないよね♬

まさか…!!!

Gなのか!!?

Gとは、残飯狙って現れるみんな大嫌いのあのGである

俺は慌てて殺虫スプレーを構える

↑効いたっけ?


ゴソソソソソ…


なおも音は止まない

俺は音の聞こえた方に徐々に進み出す


ガサ…ガササ…ボンボン!!


ん?

最後の音、おかしくねぇか?

その音を確認してから俺は視界内で何かが不気味に動いているのを確認した

ダンボールだ、さっき届いたダンボールだ!!

中になに入ってんねん

というよりなにを入れたのオカン!!!

俺は恐る恐るダンボール近づきそーっと蓋を開けようとする


ボコンボコン!!!!


もうこれが音源であることは確定だ

ってかかなり大きいものはいってるー!!!

「せいやっ!!!」

俺は思い切ってダンボールの蓋を開ける

「はっ…!!!??????」

中に入っていたのは…





女の子だった…










すみません更新遅くなりました!!

バイトの合間を縫って頑張って完成させました!!

これからも未熟ながら頑張って行きます!

応援よろしくお願いします!!

Twitter@a_ru_me_Uをよろしくお願いします!!

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