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『Never bend』シリーズ

『流れ星と血の薫り』《Never bend外伝1》

作者:想隆 泰気
 ……遠くから、血の薫りがする。
 また何処かで戦争があったのか……或いは事故でも起きたのか。
 腐臭の混じった血の薫りは、これまでに感じたことのないほどの嫌悪を掻き立てる。
 普通ではない何かがあったのかもしれない。
 普通ではない「死」があったのだと思う。
 いずれにしろ、そう遠くはない何処かで人死にがあったのだ。
 ……とても大勢の。それだけは、確かだった。(※冒頭抜粋)
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