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プロローグ

初めての投稿です!変なところがあるかもしれませんが、温かい目で見守ってやって下さい(笑)

※少し残酷な描写がございます、お気をつけ下さい。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

真っ赤な部屋に10歳…ぐらいだろうか、真っ白なワンピースを着た白髪の少女がしゃがみ込んでいる。少女の前には赤く染まった20歳前後の青年の姿が見える。しかしその少年はピクリとも動かず、目を堅く閉じてしまっている。

「あららぁ~もう終わりなのぉ~?」

2人を見下ろすように立っている紅いフードを被った女が手に持った紅い鎌を軽く振り回し、肩に乗せる。

「に…兄様…兄様…」

少女は白いワンピースが汚れるのも気にせず兄様と呼ぶ少年を抱きかかえる。

「あんたが悪いのよ?突然入ってきたりするからそこのお兄様にスキが出来ちゃったのよ~?」

鎌を肩に乗せたままの体勢でクスクスと笑う。夕方だということもあって彼女の顔は逆光で見えない。

「よ…くも…」

「ん?小さくて聞こえないわ~?」

少し茶化すように紅いフードの女は手を耳に当て少し前屈みの体勢になる。少女は何も言わず、ただただ少年を抱きかかえていた…


この小説は中学生のとき|(約2年前)に書かれたものです。自分でも結構気に入っていたので投稿したいと思いました(笑)かなり長くなるかと思いますがよろしくお願いします!

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