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白波に誓う  作者:


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12/18

第12話 合理性という毒

 午前五時。まだ白波町の夜明け前の静けさの中、高瀬遼が借りている古い民宿の部屋に、電子音が響き渡った。東京本社事業部長、橘浩一からの着信だ。


 遼は飛び起き、布団の中でスマートフォンを握りしめた。画面には、都会のネオンを背景にした橘の顔写真が表示されている。数時間前まで感じていた、海辺での自問自答の余韻が一瞬で掻き消える。


「はい、高瀬です」

「やあ、高瀬。早朝からすまないね。東京は今、日の出前でね」


 橘の声は、いつも通り穏やかで、一見すると親切さすら感じさせる。

 だが、その声のトーンに隠された冷徹なビジネスの意志を、遼は誰よりも知っていた。故郷の潮の匂いが染みついたこの部屋で聞くと、その冷たさが一層際立つ。


「お忙しいところ申し訳ありません。白波町の件ですが、現在——」

 遼が状況を報告しようとすると、橘はそれを遮った。


「進捗が遅い。それは私が一番よく分かっているよ。高瀬。優秀な君が、いつまでも感傷的な抵抗に手間取っているとは思わなかった」


 橘の言葉は、まるで上質なメスのように遼の心を抉った。「感傷的」。彼が故郷に触れることで感じた揺らぎ、人情や共同体の強さを知った内面の変化を、橘はたった一言で否定した。


「感傷ではありません。私は、より合理的かつ長期的な視点での調整を――」


「合理的?」橘の声に初めて、わずかな苛立ちが混じった。「君の言う合理的とは、雇用創出率や投資回収率のことではないのかね? 漁師の頑固さや、太鼓の響きのことではないだろう?」


 遼は押し黙った。橘は続けた。

「桐谷君を付けているのは、あくまで事務的なサポートのためだ。彼女の感傷的な意見に耳を傾けるのはやめなさい。彼女は所詮、この事業の全体像を見ていない」


 橘は、白波町での遼の行動をすべて把握しているようだった。地元住民との交流、桐谷との会話、そして大和の活動への警戒心。全てが、東京の冷たい監視の目の中にあったのだ。


「いいかね、高瀬君。君はここに来る前、何を目指していた? 事業部長の椅子だろう。そのためには、目の前の障害物を取り除く必要がある。岬大和だ」

橘はそこで言葉を区切り、より低い、命令的な声になった。


「君の昇進は、この計画の年内承認にかかっている。感情に流されるな。数字で押し切れ。そして、岬大和を黙らせる具体的な手立てを後で伝える。

 彼の旅館に有利な優先権をちらつかせるなど、手はいくらでもあるはずだ。    

 これが、君に与える最後の警告だ」


 通話は一方的に切れた。

 遼は握りしめたスマートフォンを布団の上に放り投げた。波の音が、東京からの冷たい声にかき消されようとしている。


 胸の奥が、氷のように冷え切っていくのを感じた。白波町に戻ってから築き上げてきた住民との小さな信頼、友里との連帯、そして大和とのかすかな歩み寄り……すべてが、橘の冷徹な一言で、裏切りへの予兆に変わろうとしていた。


「よりによって、あの手を使えと……」


 遼は、橘が示唆した「切り崩し」工作、すなわち友である大和を金で懐柔しようとする行為に、強い吐き気を覚えた。しかし、それを選ばなければ、東京での成功、積み上げてきたキャリア、すべてが崩れ去る。


 窓の外は、ようやく朝焼けが海を照らし始めていた。美しい故郷の景色が、遼には自分を追い詰める巨大な檻のように見えた。



---



 橘浩一からの電話を切った後、遼は部屋の隅に置かれた机に向かった。部屋にはまだ、夜明け前の薄い光が差し込んでいる。


 放り投げてしまったスマートフォンを拾い、震える手で橘からのメールを開く。メールには、先の電話で示唆された「切り崩し工作」の具体的な指示が記されていた。



件名:白波町開発計画進捗について

優先ターゲット:岬大和(潮音館経営者)

方策:計画承認後、潮音館に対し「リゾート事業における独占的な提携権」を提示すること。具体的には、リゾート宿泊者への独占的な食事提供、地域観光ツアーの優先委託などを確約する。

目的:岬大和の反対運動の原動力が「潮音館の経営安定」にあると住民に認識させ、リーダーの信頼を失墜させること。成功すれば、反対派の結束は瞬時に崩壊する。



 遼は深く息を吐き出し、キーボードに指を置いたまま固まった。画面に並ぶ文字は、冷たい戦術の羅列だ。


「独占的な提携権……要するに、大和の旅館だけを優遇して、他の住民を分断しろってことか」


 大和は確かに旅館の未来を背負っている。

 しかし、彼が命をかけて町を守ろうとしているのは、旅館のためだけではない。故郷への愛と、数字に支配されない共同体への誇りからだ。そんな彼に、金と地位で妥協を迫るというのは、彼の魂を汚すに等しい行為だった。


「これは裏切りだ……。彼の信念と、この町の人間関係に対する最大の裏切りだ」


 遼は抵抗した。指がキーボードを叩き、橘への返信メールを打ち始める。



To: 橘 浩一

橘事業部長。

ご指示の方法は、倫理的にも、また長期的な交渉戦略としても好ましくありません。岬氏は個人的な利益で動く人間ではありません。むしろ、逆効果になり、住民の反発を強める可能性があります。

他の手段をご検討ください。



 送信ボタンを押す直前、机の上の古い写真が目に入った。子どもの頃の自分、大和、波瑠香が、防波堤で太陽に向かって笑っている写真だ。


(もし、大和がこれを呑んだら? 彼が町を裏切ったと住民に思われたら、どうなる?)


 反対運動は瓦解する。計画は通る。遼は昇進し、東京に戻る。


(だが、俺は、彼との友情を完全に破壊することになる。彼の人生を、俺の出世のために踏みつけることになる)


 その時、携帯が振動した。橘からの即座の返信だ。



From: 橘 浩一

高瀬。

君はいつまで感情に囚われている?

これはビジネスであり、戦争だ。敵を切り崩すのに、倫理も長期戦略もない。勝者が全てを得る。情を入れれば負けるぞ。その感情を捨てられないなら、君は白波町で一生くすぶることになる。


私は結果を待っている。



 遼の手から、スマートフォンが滑り落ちた。床に当たった衝撃で、画面に亀裂が入った。


「情を入れれば……負ける」

成功者として、合理主義者として、自分が東京で叩き込まれた信念が脳裏をよみがえる。故郷の美しさも、人々の温かさも、すべてが「非合理」なものに見え始めた。

 彼はもう一度、橘の指示を読み直した。そして、ノートパソコンを開き、キーボードに向き直る。今度は、抗議のメールではない。橘の指示を呑み込み、具体的な実行手順を練るための資料を作成し始めた。


 タイピングの音だけが、静かな民宿の部屋に響く。それは、遼の良心と友情が、合理主義という名の冷たい刃で切り刻まれていく音だった。

 夜明けの光が、血の色のように赤く、海を照らしていた。



---



 時刻は午前十時。

 遼は、橘の指示に従って作成した「潮音館への優遇策案」を胸の内で押し隠し、町役場の臨時オフィスで仕事に取り掛かっていた。合理的に考えれば、この案は「落としどころ」として最も効率的だ。だが、倫理的には、親友の信念を金で買うに等しい。


「高瀬さん、この資料、確認しましたか?」

 桐谷友里が、一枚のA4資料を手に、遼のデスクの前に立った。

 彼女はいつも通りの明るい表情だが、その目にはどこか鋭い光が宿っている。


 資料は、東京本社から送られてきた最新の開発計画案の補足データだった。

「ああ、目を通したよ。何か問題でも?」

遼は努めて冷静に答えた。


「問題というわけでは……ただ、少し数字の整合性が気になって。特に、このリゾート事業で発生する『環境リスク補填費』の算出根拠が曖昧なんです。

 本来なら、この海域の生態系保全のために、もっと手厚く予算を組むべきでしょう?」

友里は資料を指し示しながら、明確な違和感を口にした。


 彼女は都会育ちながら、白波町の自然の豊かさ、特に海を守りたいという住民の切実な声に触れ、共感していた。


「それは本社側の算定基準に則っている。確かに、地元の要望とはズレがあるかもしれないが、そこは交渉で埋めていく部分だ」

 遼の返答は、事務的で冷たかった。 

 いつもの遼であれば、彼女の視点の鋭さを評価し、共に本社側に問い合わせただろう。


 しかし、橘からの「感情に流されるな」という命令が、彼の口を塞いでいる。今、会社の資料の矛盾を突き止められるのは、最も避けたい事態だった。


 友里は、遼の顔をまっすぐに見つめた。

「でも、高瀬さん。環境リスク補填費がこれほど低いと、万一事故があった場合、町の負担が膨大になる。前回、あなたが説明してくれた『町と共生する開発』という理念に反していませんか?

 データを細かく見れば見るほど、この計画が本社側の一方的な利益のために組まれているように見えるんです」


「桐谷君」


 遼は視線を資料から逸らさずに、低い声で言った。「君の気持ちは理解できる。だが、君は事務職だ。我々の役割は、本社が提示した計画を、いかにスムーズに実行に移すかだ。余計な疑念を抱いて、交渉を停滞させるのはやめなさい」

 その言葉は、まるで橘の声を代弁しているようだった。


 友里の目に、一瞬、裏切られたような戸惑いが浮かんだ。

 彼女は、遼が町のことを真剣に考えていると信じていた。彼が漁師たちに頭を下げ、商店街で手伝いをする姿を見てきたからだ。


「……余計な疑念、ですか」友里は静かに呟いた。「私、前回、高瀬さんは、『数字だけでは測れない町の価値がある』って言ってましたよね? 東京に戻るために、その言葉を撤回するんですか?」


 遼は顔を上げ、彼女の真っ直ぐな視線から逃れることができなかった。

「これは仕事だ、桐谷君。感情論で議論しても前に進まない」

「そうですか。分かりました」


 友里はそれ以上、何も言わなかった。

 ただ、手に持っていた資料を静かに遼のデスクに置き、深く一礼すると、踵を返して自分のデスクに戻った。

 遼は、背を向けて座る友里の姿を見つめた。彼女の背中からは、初めて遼に対して向けられた冷たい不信感が漂っているように感じた。


(俺は、また一人、大切な人間を遠ざけたのか……)


 橘の冷徹な指示に従おうとすればするほど、白波町で得た人々の信頼は崩れていく。彼の心の中に、成功への執着と良心の痛みが激しく衝突し始めた。

 机の上の優遇策案が、まるで彼の心を蝕む毒のように見えた。



---



 昼過ぎ、遼は気分転換と称してオフィスを出た。

 桐谷友里の冷たい視線から逃れたかった。彼女は、遼が橘の指示によって再び合理主義の殻に閉じこもろうとしていることを、誰よりも早く察知していた。


 郷愁を誘う路地を曲がったとき、前方から歩いてくる人影に、遼は思わず立ち止まった。

 岬波瑠香だった。教師の仕事終わりだろう、ブラウスの上にカーディガンを羽織り、小さな荷物を抱えている。彼女の顔には、白波町の海風に晒されたような、凛とした健康的な明るさがある。


「あ、遼くん!」

波瑠香は遼に気づくと、警戒を解いた笑顔を見せた。この町で、彼女だけが、時折、昔の親友としての優しさを見せてくれる。


「波瑠香。帰りか」

「うん。今日、生徒が校庭でタケノコ掘りをしてね。その処理をしていたんだ」

他愛のない会話。だが、その一瞬の穏やかさが、遼の張り詰めた神経をわずかに緩ませた。


「あのさ、遼くん」

波瑠香は一転、真剣な眼差しで訊ねた。


「お兄ちゃんは今、開発反対運動でかなり追い込まれている。町長も商工会の一部も、どうやら開発案に傾きかけているから。それでね、あの東京の会社、本当にクリーンなの?」


 彼女の直球の問いに、遼の喉が詰まった。橘から指示されたばかりの、大和を裏切るための優遇策が脳裏をよぎる。


「……クリーンじゃない、とでも言いたいのか」遼は冷たく返した。しかし、その声は、いつもよりも僅かに低く、かすれていた。

「違う。そうじゃなくて……なんだか、あんまりにも理屈が通り過ぎるから。あまりにも数字が綺麗に揃い過ぎていると、かえって裏がある気がするの」

波瑠香は、故郷の直感のようなもので話した。

「兄は、遼が持ってくる案だからって、初期の頃は真面目に資料を読んでたよ。でも今は、『数字の裏に毒がある』って警戒してる」


 遼は、波瑠香の言葉に戦慄した。

「俺は、仕事で来ている。本社からの命令に従って、計画を遂行するだけだ」遼は、自分自身に言い聞かせるように、再び合理主義の盾を構えた。「もし、町が開発を受け入れたら、大和の旅館は、町の観光の中心として優遇されるだろう。彼の経営を安定させるには、一番早い道だ」


 波瑠香の表情が、一瞬にして凍りついた。遼が発した「優遇」という言葉が、彼女にはひどく下品な響きに聞こえたのだ。

「優遇? 兄は、そんなもの欲しがっていないよ」彼女はきっぱりと言い放った。「兄は、潮音館だけじゃなくて、この町全体を守ろうとしている。町が二分され、お父さんやお母さんの代から続いた人情が壊れるくらいなら、誰も優遇なんかされたくない」


 彼女の眼差しは、子どもの頃と同じように澄んでいた。それは、遼が東京で捨ててきた純粋な正義感を宿している。


「もし、その『優遇』とやらが、誰かを追い詰めるためのエサなら、お兄ちゃんは絶対に噛み付かない。そして、もしそれが、遼くんの口から出た言葉なら……」


 波瑠香はそこで言葉を切った。

 彼女の目の中に、歓迎と警戒が入り混じった空気から、失望の色へと変化するのを見た。

「お兄ちゃんは意地になってる部分もある。でも……町のことを思ってのこと。遼くんも、そうじゃないの?」


 波瑠香は、「兄とは違う態度」、つまり遼の内心の揺らぎを鋭く感じ取っていた。

 彼女はそれ以上問い詰めることはせず、「またね」とだけ言い残し、潮音館の方へと歩き去っていった。


 遼は、その場に立ち尽くした。

 波瑠香が残した「兄は絶対に乗らない」という確信と、「失望」という感情が、彼の胸に小さな、しかし無視できない温もりと痛みの両方を残していった。


(俺がやろうとしていることは、本当に正しいのか?)


 合理と情。彼の中の天秤は、いよいよ激しく揺れ始めていた。



---



 翌日、遼は橘の指示に従い、住民向けの説明資料を作成した。それは、一見すると住民側の要望を取り入れた「譲歩案」に見えるものだった。

 その核心は、前日橘から示唆された通り、旅館「潮音館」を中心とした観光事業における限定的な優遇と、漁師たちへの一時的な補償金の上乗せだった。


「これでどうにか、分断できるはずだ……」

遼は、自分の内面で何かが冷たく千切れる音を聞いた。


 これは交渉ではない。これは、大和と住民たちの結束を、金と優遇という「餌」で切り崩すための、卑劣な欺瞞だった。


 午後、遼は商工会メンバーを中心とした小規模な集会に臨んだ。

 集会所には、古老の三浦重蔵や、地元の鮮魚店の主人など、開発に反対しながらも町の未来を真剣に考える人々が集まっていた。岬大和の姿は、敢えてこの場にはなかった。遼の動きを警戒し、彼が「独り」で交渉することを避けているのだろう。


 遼はプレゼンテーションを始めた。彼は東京で培った冷静な口調で、数字と人情を巧みに織り交ぜた言葉を使った。


「私たちは、白波町の声を聞き入れました。特に、潮音館が町の中心的なシンボルであるという点。そして、漁業への影響を最大限考慮し、環境補償金の大幅な増額を検討いたしました」


 プロジェクターには、新しく作り直されたグラフが映し出された。

 『潮音館』のリゾート連携における独占的地位の確約。

 漁業補償金、当初案より150%増額。


 集会所の空気が、一瞬にして変わった。漁師たちの間から、小さなざわめきが起こる。

「補償金がこれほど上がるとは……」

「潮音館だけが優遇されるなら、うちの店にもチャンスがあるんじゃないか?」

 遼は彼らの顔を観察した。

 そこにあったのは、昨日までの純粋な怒りや不信ではなく、打算と希望の入り混じった複雑な表情だった。


 三浦重蔵は、腕を組み、険しい顔で遼を睨みつけている。

「遼よ、これはどういうことだ?

 開発計画そのものは変わっとらん。ただ、一部の人間に金を積んで、俺たちの口を封じようとしとるだけじゃないのか」

「違います、重蔵さん」遼は即座に否定した。「これは、町を分断するための策ではありません。私たちは、町全体を救うため、『核』となる事業者を優先することで、その利益を町全体に波及させようと考えているのです。岬さんの旅館を優遇することで、町全体が観光で潤う。これは、最も合理的で、確実な未来への投資です」


 遼の言葉は、まるで洗練された毒薬だった。一見、町の利益を考えているように聞こえるが、その本質は「分断」にある。


 数人の商店主が、小さな希望の光を見たように発言した。

「潮音館が優先されるなら、その客はうちにも流れるかもしれん。開発そのものには反対だが……」

「確かに、補償金がこれだけ出れば、当面の生活は安定する」


 遼の心に、チクリという鋭い痛みが走った。これは、彼が望んだ「理解」ではない。これは、「妥協」と「沈黙」を金で買っている行為だ。

 集会は、紛糾ではなく、曖昧な空気の中で終わった。反対派の結束に、微かな亀裂が入った。


 遼が役場に戻ると、机の上には大和からと思われる短い手書きのメモが置かれていた。


 お前が持ってきたのは、調整案じゃない。毒だ。そして、潮音館は絶対に、その毒を呑まない。


 そのメモは、遼が自ら作り上げた欺瞞が、誰にも通用しないことを突きつけていた。しかし、同時に、町民の一部が「遼は歩み寄ってくれた」と感じ始めているという事実も残った。


 遼は深く自嘲した。

 彼は、出世のために友を裏切る道を一歩進んだ。そしてその代償として、自分の良心という光を、また少し失った。夜の帳が、再び彼を孤独な闇の中へ引きずり込もうとしていた。

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