理想だけが出て行く

作者：天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。なので音声も無しです（BGMのみ）。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

タイトル：理想だけが出て行く

俺はある日、超常現象に遭ってしまった。

「な、なぜだ…なんでここから抜け出せないんだよ…」

自分の部屋から抜け出せなくなってしまったのだ。

人が聞けばおかしくなったと思われようが

本当のこと。

何度ドアを開けて出てみても、部屋の中に戻ってる。

あるいはドアを開けて外に出ても、

リビングから寝室に入ってる…みたいな感じになる。

「くそ、どうしたら…一体どうしたら…」

そこで少しだけひらめいた。

「…そうだ、もしかしたら、誰かにドアを開けてもらえたら…そこから出れば…」

自分がドアを開けて出るからダメなんだ、

誰かに開けてもらって出ることができたら、

本当にこの場所から

抜け出ることができるかもしれない！

そう思って俺は彼女に電話した。

彼女「え？何言ってんのw」

初め彼女はそう言って馬鹿にするように疑ってたが、

俺があんまりお願いするもんだから折れてくれた。

そして、

彼女「はい、開けたわよ〜」

「おお！ありがとう！助かったよ…」

なんと、本当に部屋から出ることができたんだ。

詳しい事情はおいおい話すとして、

俺は一刻も早く自分のアパートから遠ざかりたかった。

そして彼女を連れて遠くへ。

「え…？」

気づいたら、また俺は部屋のリビングに居る。

「なんで…？」

さっき彼女とバスに乗ったはずなのに、

なんでここに居る？

それから友達にも電話して同じように、

何度も俺はこの部屋から出て行った。

でもやっぱり決まって

俺はこの部屋に帰って来て居る。

でもおかげで体は疲れずに済んでいた。

だから何度でも同じようにして、

彼女や友達にドアを開けてもらい、

そこから部屋を出て、時間も苦労も忘れて、

外で付き合うことができてるんだ。

そのうち「これでも良いかなぁ…」なんて思い始めた。

（※）これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ！

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください＾＾

動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=wFyhuRooitU

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬