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三十六から四十

挿絵(By みてみん)


36

 夏木のみ 吹く山里の 桜原 草の外様や 喰う身の絆

 なつきのみ ふくやまさとの さくらは(ら くさのとざまや くふみのきづな)


挿絵(By みてみん)


37

 退る日の 木綿付け鳥は つい示し 偽り溶けつ 冬の昼差し

 しさるひの ゆふつけどりは ついしめ(し いつはりとけつ ふゆのひるさし)


挿絵(By みてみん)


38

 難しい 多胡碑調べ 御垣裂き 神減らし日の 古代史霞む

 むずかしい たごのひしらべ みかきさ(き かみへらしひの こだいしかすむ)


挿絵(By みてみん)


39

 春拝み 形見の底に 見出す明日 民にこそのみ 高見香るは

 はるおがみ かたみのそこに みだすあ(す たみにこそのみ たかみかおるは)


挿絵(By みてみん)


40

 路地にまた 雨傘咲いた 強め雨 酔った聊か まあ偶にしろ

 ろじにまた あまがささいた つよめあ(め よつたいささか まあたまにしろ)


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