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三十一から三十五
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長き世の 帰途人も無き 月の日の 気付き名も問ひ 時の善きかな
ながきよの きとひともなき つきのひ(の きづきなもとひ ときのよきかな)
32
持て余し 風間弥生の 千里跡 幸の火よ山 逆しまあても
もてあまし かざまやよひの ちさとあ(と さちのひよやま さかしまあても)
33
遠き島 座す鳥華美に デス示し 既に光と 凄まじき音
とおきしま ざすとりかびに ですしめ(し すでにひかりと すさまじきおと)
34
行きて谷 崖下水を 懸けし石 悔過を積足し 仮我に立て消ゆ
ゆきてたに がけしたみつを かけしい(し けかをつみたし けがにたてきゆ)
35
野路祈り 君が結びし 髻と 灯棲むか 砌の石の
のじいのり きみがむすびし もとどり(と ともしびすむか みきりのいしの)




