二十一から二十五
21
里の川 波は立つとも 恥がみ笑み 皮も取ったは 皆墓の徒さ
さとのかは なみはたつとも はがみえ(み かはもとったは みなはかのとさ)
里の川 波は立つとも 我が身、笑み 皮も取ったは 皆墓の徒さ
さとのかは なみはたつとも わがみえ(み かわもとったは みなはかのとさ)
里の川 波は立つとも 我が身、笑み 皮も取ったは 皆和歌の徒さ
さとのかわ なみはたつとも わがみえ(み かわもとったは みなわかのとさ)
※ 「はがむ」は、主に群馬県などの地域で使われる方言で、「恥ずかしがる」「はにかむ」という意味。
22
消ゆる船 逆巻く波の 今朝きつき 酒呑み泣く間 重ね降る雪
きゆるふね さかまくなみの けさきつ(き さけのみなくま かさねふるゆき)
23
燃える城 子殺し数奇 月夜見よ 気づき薄白 心知る絵も
もえるしろ こごろしすうき つきよみ(よ きつきうすしろ こころしるえも)
※ 帰る城「かえるしろ/ここ」・心知る絵か「こころしるえか」
24
憎しみに 目揺らし果ては 野火見る身 日の果て柱 夢に見し国
にくしみに めゆらしはては のびみる(み ひのはてはしら ゆめにみしくに)
25
ふと気づく 数日振りと 不吉見つ 着太り仏師 薄くツキ跳ぶ
ふときづく すうじつぶりと ふきつみ(つ きぶとりぶっし うすくつきとぶ)
※ 不義積みつ「ふぎつみ(つ」




