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回文短歌風 (あまりもの。550まで) 五十首詠 501-550


01(501)

 四位買うと 付ける外人 ペリドット リベンジ怒る 決闘開始

 しいかうと つけるがいじん ぺりどっ(と りべんじいかる けっとうかいし)


  ※ し‐い【四位】第四等の位階。正四位・従四位の称。

    ペリドット(英: peridot、ペリドートとも) 宝石の一種。カンラン石(苦土橄欖石)の中で、宝石として扱われるものが呼ばれる。


02

 カルト為す 六面体の 見かけ受け 神の異端め 黒砂獲るか

 かるとなす ろくめんたいの みかけう(け かみのいたんめ くろずなとるか)


  ※ 黒砂 黒色の砂。磁鉄鉱・チタン鉄鉱のほか輝石・角閃石(かくせんせき)錫石(すずいし)などを含み、砂金・砂白金を含むこともある。


  問い泣きつ 八面体の 御門跡 神の異端め 血は尽きないと

  といなきつ はちめんたいの みかどあ(と かみのいたんめ ちはつきないと)


  大麻吸う 八面体の 見交わす輪 神の異端め 血は渦巻いた

  たいますう はちめんたいの みかわす(わ かみのいたんめ ちはうずまいた)


03

 幸いの 裸族と踊る 笑み寄るよ 見えるとお得! 空の祝いさ

 さいわいの らぞくとおどる えみよる(よ みえるとおとく そらのいわいさ)


  幸いの 裸族と踊る 笑みで勝て 見えるとお得! 空の祝いさ

  さいわいの らぞくとおどる えみでか(て みえるとおとく そらのいわいさ)


04

 残る怪我 まあ天童か 無敵説き 手向かう跳んで 天翔ける子の

 のこるけが まあてんどうか むてきと(き てむかうとんで あまかけるこの)


05

 薄衣か 強姦写真 海岸か 遺憾、邪心か 動かぬ帰趨

 うすぎぬか ごうかんしゃしん かいがん(か いかんじゃしんか うごかぬきすう)


  ※ 海岸か → 快感か


  金尽くめ 交換写真 快感か イカン!邪心か 蠢く脛か

  かねずくめ こうかんしゃしん かいかん(か いかんじゃしんか うごめくすねか)


06

 きっと血だ! ひた隠す妻 付けて待て 結末すぐか? 旅立ち十月

 きっとちだ ひたかくすつま つけてま(て けつまつすぐか たびだちとつき)


07

 伊賀の宮 野辺に小松を 引きに来に 黍を妻子に 家の闇の怪

 いがのみや のべにこまつを ひきにき(に きびをつまこに へのやみのかい)

  

  ※ 伊賀

   い‐か【渭河】渭水(いすい)の別称。

   い‐すい〔ヰ‐〕【渭水】 中国陝西(せんせい)省中央部を流れる川。


08

 祝い咲く 小梅陽の児か 居合わす輪 相駕籠の姫 動く幸い

 いわいさく こうめひのこか いあわす(わ あいかごのひめ うごくさいわい)


09

 濁る水 得体は知れぬ キナ皮浴び 泣き濡れ芝居 絶えず見る子に

 にごるみず えたいはしれぬ きなひあ(び なきぬれしばい たえずみるこに)


10

 駆け抜けた 待つ身の神秘 舞衣着 今瀕死の身 妻抱けぬ卦が

 かけぬけた まつみのしんぴ まいぎぬ(き いまひんしのみ つまだけぬけが)


11

 崖抜けた 古地図の神秘 意外性 海浜死の図 稚児抱けぬ怪我

 がけぬけた こちずのしんぴ いがいせ(い かいひんしのず ちごだけぬけが)


12

 霧雨の 野路人ひとり 雌芝束 湿り鳶飛び 東雲去りき

 きりさめの のじひとひとり めしばた(ば しめりとびとび しののめさりき)


13

 気軽だね 目隠し顔も 浮いた子だ 言うも可笑しく 亀強請るガキ

 きがるだね めかくしかおも ういたこ(だ いうもおかしく かめねだるがき)


14

 仲良くし リフも資本か ツアーカー 圧巻星も 降り敷く夜かな

 なかよくし りふもしほんか つあーか(ー あつかんほしも ふりしくよかな)


15

 似る花か 逗子の飾りさ 扉裏 人去り坂の 静かな春に

 にるはなか ずしのかざりさ とびらう(ら ひとさりさかの しずかなはるに)


16

 似る花か 逗子の飾りも 兆しなし 防人坂の 静かな春に

 にるはなか ずしのかざりも きざしな(し さきもりさかの しずかなはるに)


17

 女郎花 露けきままに いととしと 音網に儘聴け 斎つ蕊波を

 をみなへし つゆけきままに いととし(と といにままきけ ゆつしべなみを)


  ※ 和泉式部続集 全

     をみなへし つゆけきままに いととしく あれたるやとは かせをこそまて

     異同資料句番号:00414


  ※ 音網とい 造語。音の糸の意。他には、音異、とか……。 

  ※ 樋、音衣、音意、音異、土肥


18

 変わらしや 浮屠の古野は 人よ誰よ 飛び跳ぬる生の 問ふや白墓

 かはらしや ふとのふるぬは ひとよた(よ とびはぬるふの とふやしらはか)


19

 片道よ 野路の脇の地 野茨は 命の際の 死の予知見たか

 かたみちよ のじのわきのち のいばら(は いのちのきわの しのよちみたか)


20

 夜は虚 通過する船 魑魅浜 訪ね古巣か 移ろう春よ

 よるはうろ つうかするふね すだまは(ま たずねふるすか うつろうはるよ)


21

 里の川 波は立つとも 恥がみ笑み 皮も取ったは 皆墓の徒さ

 さとのかは なみはたつとも はがみえ(み かはもとったは みなはかのとさ)


  里の川 波は立つとも 我が身、笑み 皮も取ったは 皆墓の徒さ

  さとのかは なみはたつとも わがみえ(み かわもとったは みなはかのとさ)


  里の川 波は立つとも 我が身、笑み 皮も取ったは 皆和歌の徒さ

  さとのかわ なみはたつとも わがみえ(み かわもとったは みなわかのとさ)


  ※ 「はがむ」は、主に群馬県などの地域で使われる方言で、「恥ずかしがる」「はにかむ」という意味。


22

 消ゆる船 逆巻く波の 今朝きつき 酒呑み泣く間 重ね降る雪

 きゆるふね さかまくなみの けさきつ(き さけのみなくま かさねふるゆき)


23

 燃える城 子殺し数奇 月夜見よ 気づき薄白 心知る絵も

 もえるしろ こごろしすうき つきよみ(よ きつきうすしろ こころしるえも)


  ※ 帰る城「かえるしろ/ここ」・心知る絵か「こころしるえか」


24

 憎しみに 目揺らし果ては 野火見る身 日の果て柱 夢に見し国

 にくしみに めゆらしはては のびみる(み ひのはてはしら ゆめにみしくに)


25

 ふと気づく 数日振りと 不吉見つ 着太り仏師 薄くツキ跳ぶ

 ふときづく すうじつぶりと ふきつみ(つ きぶとりぶっし うすくつきとぶ)


  ※ 不義積みつ「ふぎつみ(つ」


26

 語る窓 賑やかな家 飾りあり 栄え田舎家 木に泊まる鷹

 かたるまど にぎやかないえ かざりあ(り さかえいなかや きにとまるたか)


27

 花の野路 他愛なく辻 越して待て 事故死償い 化野の名は

 はなののじ たあいなくつじ こしてま(て じこしつぐない あだしののなは)


28

 時代世話 悪因悪果 理性喰い 競り勝つ安易 句合わせ致し

 じだいせわ あくいんあっか りせいく(い せりかつあんい くあわせいたし)


29

 恋桜 一の時には 花の葉の 名は端に鬼との 墜落最後

 こいざくら いつのときには はなのは(の なははにきとの ついらくさいご)


  恋桜 一の時には 花の場の 名は葉に帰途の 墜落最後

  こいざくら いつのときには はなのば(の なははにきとの ついらくさいご)


30

 消ゆ人は 夕の山辺の 桜原 草の辺真野の 冬は飛び雪

 きゆひとは ゆふのやまべの さくらは(ら くさのべまやの ふゆはとびゆき)


31

 長き世の 帰途人も無き 月の日の 気付き名も問ひ 時の善きかな

 ながきよの きとひともなき つきのひ(の きづきなもとひ ときのよきかな)


32

 持て余し 風間弥生の 千里跡 幸の火よ山 逆しまあても

 もてあまし かざまやよひの ちさとあ(と さちのひよやま さかしまあても)


33

 遠き島 座す鳥華美に デス示し 既に光と 凄まじき音

 とおきしま ざすとりかびに ですしめ(し すでにひかりと すさまじきおと)


34

 行きて谷 崖下水を 懸けし石 悔過を積足し 仮我に立て消ゆ

 ゆきてたに がけしたみづを かけしい(し けかをつみたし けがにたてきゆ)


35

 野路祈り 君が結びし 髻と 灯棲むか 砌の石の

 のじいのり きみがむすびし もとどり(と ともしびすむか みぎりのいしの)


  ※ もと-どり 【髻】 髪を頭の上に集めて束ねたところ。髪の根もと。「たぶさ」とも。

    み-ぎり 【砌】 1 雨滴を受けるために、軒下などに石などを敷いた所。また、転じて、庭。2 場所。所。


36

 夏木のみ 吹く山里の 桜原 草の外様や 喰う身の絆

 なつきのみ ふくやまざとの さくらは(ら くさのとざまや くふみのきづな)


37

 退る日の 木綿付け鳥は つい示し 偽り溶けつ 冬の昼差し

 しさるひの ゆふつけどりは ついしめ(し いつはりとけつ ふゆのひるさし)


  ※ ゆふつけ-どり 【木綿付け鳥】 鶏の別名。参考 世の中に騒乱があったときに、鶏に「木綿ゆふ」を付けて、都の四境の関で鳴かせてはらえの祭事をしたところから。


38

 難しい 多胡碑調べ 御垣裂き 神減らし日の 古代史霞む

 むずかしい たごのひしらべ みかきさ(き かみへらしひの こだいしかすむ)


  ※ 多胡碑(たごひ、たごのひ)は、群馬県高崎市吉井町池字御門にある古碑(金石文)。多胡郡の建郡を記念して和銅4年(711年)ごろに建碑された。


39

 春拝み 形見の底に 見出す明日 民にこそのみ 高見香るは

 はるおがみ かたみのそこに みだすあ(す たみにこそのみ たかみかおるは)


40

 路地にまた 雨傘咲いた 強め雨 酔った聊か まあ偶にしろ

 ろじにまた あまがささいた つよめあ(め よつたいささか まあたまにしろ)


41

 戻る胸 遺恨築くな 繩手見て 戦慄く頭巾 恋眠るとも

 もどるむね いこんきずくな なわてみ(て わななくずきん こいねむるとも)


  ※ 縄手なわて・なはて 主に水田の中をまっすぐに通る細長いあぜ道や交通路を指す古い用語・地形名。


42

 鳴神の 意思のみ聞きし 問い掛けか 愛しき君の 椎の実借るな

 なるかみの いしのみききし といかけ(か いとしききみの しいのみかるな)


43

 枯れた身の 不意に仕事も 名無三さ 胸元越しに イブの乱れか

 かれたみの ふいにしごとも なむさん(さ むなもとごしに いぶのみだれか)


44

 香る草 緑芝押し 兆し阻止 詐欺師伯母知り 富探る丘

 かおるくさ みどりしばおし きざしそ(し さぎしおばしり とみさぐるおか)


45

 香る草 緑芝越え 秘奥乞う 怯え小走り  富探る丘

 かおるくさ みどりしばこえ ひおうこ(う おびえこばしり とみさぐるおか)


46

 昨日立つ 玉散る波の 百年と 桃の実成る地 また伝ふ野木

 きのふたつ たまちるなみの ももとせ(と もものみなるち またつたふのき)


47

 敵も退く 不可能速度 快感か 以下独走の 傾く友来て

 てきもどく ふかのうそくど かいかん(か いかどくそうの かぶくともきて)


48

 不美人が 威圧三昧 凶会日に エグい万札 愛玩し被布

 ふびじんが いあつざんまい くえにち(に えぐいまんさつ あいがんしひふ)


  ※ 凶会日(くえにち/くゑにち) 陰陽道おんようどうにおいて万事に凶とされる、極めて悪い日のこと。

    ひ‐ふ【被風/被布/披風】 着物の上に着る、羽織に似た外衣。襟もとを四角にあけ、胸のところで左右を深く合わせて組紐(くみひも)でとめる。江戸時代は茶人・俳人などが着たが、明治時代以後は変形して主に女性の和装用コートとなった。袖無しにして女児の祝い着などにも用いられる。

  ※ 秘部ひぶ


49

 薫る実と 浮き根の床に 冬一日 夕に琴の音 旧都見る丘

 かをるみと うきねのとこに ふゆひと(ひ ゆふにことのね きうとみるをか)


50(550)

 信濃なる 千曲の川の マジカルか 島の墓の魔 朽ちる名のなし

 しなのなる ちくまのかはの まじかる(か しまのはかのま くちるなのなし)


  信濃なる 千曲の川の マジカルか 島の和歌の間 朽ちる名のなし

  しなのなる ちくまのかわの まじかる(か しまのわかのま くちるなのなし)


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