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魔晶樹の書(人物紹介Ⅰ)

　第一章の登場人物紹介(主要脇役)です。

　◆イブリース(良鬼(リョウキ))

　上位のあやかしで女性の姿をしている。

　肩へかからない程度に伸ばした赤い髪と目を持ち、薄紅色をした二本の角が特徴的な戦闘狂だが、ノワールに打ちのめされてから面倒見の良さが垣間見える。

　比較的に短気なため、すぐ怒りを露わにする。表裏がない。

　◆カオナシ(顔無)

　名前の通り、顔のパーツが一つもない中位のあやかしで、男性の姿をしている。でもなぜか髪はあるが、白髪。

　臆病者で口もないから独自で習得した念話によって他者と会話する。攻撃性ゼロ。自信のない話し方が特徴的。

　◆ヒガクレ(日隠)

　本人は自分を劣等種と卑下している下位(？)のあやかし。性別不明。名前の通り、陽の光に隠れて一切姿が見えない。本人も理由が分からないらしい。謎を秘めている。「〜ぅ」が口癖。