絶望
こんなふうに思うことはおかしなことなのでしょうか
勉強しないでドラマを見た
他の人からしたらだからなんだという話なんだと思う
2時間あったら何ができただろう
自分の理想と現状に不甲斐なさから涙を流すそんな時考えてしまう。
このままこの世界から消え去ることができたらどんなに楽か
誰も知らない場所に行って新しい自分で生きて行けたら
過去を捨てたらどんな自分が生まれるのか
自殺をするひとが増えている他人事ではないとそう思う
でも自分がこの先その選択をすることはないだろう
だって生まれ変わった人生がどんなものなのか想像がつかないからだ
生きていくにはお金が必要
高校生の自分はそう思う
ある日突然お金が降って来ないかな
そしたら遠くに行けるのになって
ありもしないもしもの世界を
想像してまた時間が過ぎる
息殺して涙をながず夜は人生であと何百回あるのだろうか
どうして理由もないのに涙が出るのだろう
こんなこと考えても仕方が無いと
こんなこと考えても明日は来るのだと
単語テストからは逃れられない
学校からも
塾からも
定期テストからも
友人関係からも
恋人からも
逃れられないと分かっている
この時間を使って勉強した方がLINEを返した方が楽になれると分かっているのにとっくの数十分前に分かっているのに
どうして動かないのだろうか
どうしてペンを握ろうとしない
どうしてこんなにも息が詰まる
強い振りをして生きたって結局何も変わらない
自分の悲しみを自分ですら理解することができない
自分という生き物の弱さに私は今日も絶望する