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水属性の魔法使い  作者: 久宝 忠
第四部 最終章 暗黒戦争
889/930

0842 起きる

少し時間を(さかのぼ)る。


報告を受け取ったチゴーイ。

(さすがはグラハム教皇と異端審問官……ラムン・フェスの体を守ってもらえた)

心の中で、深く感謝する。


だが表情には出さない。

報告を受けて、一つ頷くだけだ。


「何らかの動きがあるはず」

そう呟く。



二十分後。

対峙するバーダエール首長国軍から使者が来て、要求を伝えてきた。


「ラムン・フェスの身柄要求! ふざけるな」

大きな声ではない。

だが、怒りに満ちた、吐き捨てるような表情のチゴーイだ。


それを聞いて副元首ジャージャと宰相ゼンモシが何か言ってくるかとも思ったが、二人ともこちらをチラリと見ただけ。

チゴーイに言って、昨晩の件を持ち出されたら藪蛇(やぶへび)だと思ったのかもしれない。


「問題は少ないほうがいい」

チゴーイは二人を無視することにした。



どっちみち、誰に何を言われたとしても、こんな要求を受け入れる気はない。

たとえヴォンの街が灰燼(かいじん)()しても。

ヴォンの民には申し訳ないと思うが、それでも受け入れる気は全くない!


因果(いんが)な仕事だ。政治など、まともな人間のすることじゃない……」

チゴーイはそんな自覚を持っている。

それでも投げ出さないのは、ラムン・フェスと共に描いた平和な未来のためだ。


子や孫の世代に、豊かで平和な国を残す。


ただそのため。


「そのために戦争になっているのは、意味が分からんがな」

小さく首を振って呟いた時、さらに報告が来た。


しかも、チゴーイだけへの小声の報告。


「ナイトレイ王国のアベル陛下とロンド公爵様が、ヴォン教会に向かわれました」

「何? その二人は……船で戦っていたのではないか?」

「はい。東部諸国艦隊からの攻撃が止んだために移動したようです」

「ふむ。それで港や法国艦隊のほうはどうなっている」

「守りを、デブヒ帝国のルビーン公爵様とルスカ伯爵様が引き継がれたそうです」

「爆炎の魔法使い殿か。分かった、引き続き報告を頼む」

チゴーイとしては、そう言うしかない。


ロンド公爵にしろルスカ伯爵にしろ、中央諸国を代表するほどの魔法使いだと聞いている。

そんな人物が、この場に二人もいてくれるだけで幸運なのは確かなのだし……。


「こちらに集中すべきだな」

正面には、バーダエール首長国軍が陣取っている。

港と違い、代わってくれる者も相談に乗ってくれる者もいない。

全てがチゴーイの双肩にかかっている。


「こんなプレッシャーを、ラムン・フェスはいつも背負っていたのか……いなくなって、真にその偉大さが分かるとは、まさに至言(しげん)なり」




ヴォン教会に現れた涼とアベル。

戦争が始まったために、当然のように二人にも護衛がついている。

いつものアベル王の護衛として、王国騎士団スコッティー・コブック中隊長。

追加で『十号室』の三人。


「エトとアモンは分かりますけど……」

「おい、リョウ、何か言いたいことでもあるのか」

「もちろんないですよ」

間髪を容れずに言葉を紡ぐニルスを、華麗にかわす涼。


「ニルスは優秀だ。期待しているぞ」

「はっ。全力で護衛を務めさせていただきます!」

アベルの声掛けに、天にも昇る気持ちになるニルス。


「アベルに全部持っていかれました」

アベルの器の大きさを見せる状況になっただけ……涼はため息をつくのだった。



ヴォン教会の入口には、二人の聖職者が立っていた。

黒い祭服の胸に、赤い花の刺繡がある。

「この教会の聖職者じゃなくて、異端審問官ですね」

「そうか」

涼が言い、アベルが頷く。


「ラムン・フェスの体の件で来た。グラハム殿に取り次いでほしい」

「案内するように申し付かっております、陛下」

アベルの問いかけに、異端審問官が(うやうや)しく答え、一行を中へ案内する。


「すごいですね。行動を読まれていたのか、僕らの動きを監視されていたのか」

「さあな。どちらにしろ、スムーズに事が運ぶのは悪いことではない」

涼の言葉に、アベルは肩をすくめる。


押し問答になって余計な時間がとられるよりは、はるかにましだ。



一行が案内されたのは、司教館の食堂であった。

そこにいたのは、教皇グラハム。


「アベル陛下、ようこそおいでくださいました」

「連中の街への襲撃、ラムン・フェスの命が狙いだったんだな」

「そのようです」

アベルの言葉に、グラハムは苦笑しながら頷く。


「それで、こちらに来られたのは?」

「ああ、リョウがな」

「はい、ちょっと、ラムン・フェスさんを()せてもらいたくて」

涼が答える。


もちろん涼だって、どうにかできるか全く分からない。

見てもいないのだから、当然だろう。


できるかできないか、その判断をするためにも、一度直接見たい……それが正直なところなのだ。



「どうぞ、こちらへ」

グラハムはそれ以上問うことなく、食堂奥の寝室に一行を導いた。


「こちらが、西部諸国連邦元首ラムン・フェス殿です」

そこには、一人の男性が寝かされていた。


本当に眠っているだけのようだ。



「食事も摂らず、水も飲まず、ずっと眠ったままだと聞きました」

涼が確認する。


「ええ、そのようです。我々教会が預かってまだ数日ですが、その間、食事も水も摂取していません」

「それでも……健康そうですよね」

「ええ」

涼の確認にグラハムが頷く。



「<解呪>が失敗したというのは聞いたが、もちろん<エクストラヒール>なども効かないんだよな?」

「はい、全く」

アベルの確認に、グラハムは頷く。


<エクストラヒール>は、あくまで<ヒール>の強化版だ。

怪我の治療。


だが、眠り続けるというのは怪我ではない。

むしろ病気……。


病気の治療や毒からの回復は<キュア>。


「<キュア>の強化版、<エクストラキュア>のようなものがあればいいのですが、そんなものは存在しません」

「ないのですか?」

「少なくとも、私は知りません」

涼の素朴な問いに、小さく首を振る教皇グラハム。


ある意味、光属性魔法使いの頂点とすら言える教皇が知らないのであれば、存在しないと考えるのが妥当だろう。



涼はベッド脇に片膝をついて、ラムン・フェスを見る。

近くから見ても、やっぱり健康そうだ。


「触れますね」

涼が誰ともなく言う。


見ているグラハムなり、眠っているラムン・フェスなり……。

眠っているとは言っても、自分の周りで起きていることを全部記憶していたり理解していたりする可能性も無いとは言えないので。



「<精査>」

水属性魔法を使って、対象の体を診る魔法だ。


人の体の六十パーセントは水。

だからこそできる、水属性魔法による精査。



何度も涼は<精査>する。

初めての体であるため、勝手知ったるではないから。


だが、首を傾げる。

「なんか血液……血の中に、ものすごく小さいのが大量に交じっている?」


集中すれば、分子レベルのものを感知、イメージとして捉えることもできる。

それほど精密な魔法。


だからこそ気付く。


「ナノマシン? いやそんなの、二十一世紀の地球でもないし……」

呟きながら、右手はラムン・フェスに当てたまま、左手を自分のお腹辺りに当てる。

「<精査>」

自分の血液と比べながら精査。


「う~ん、やっぱり……」

横を見るとアベルが見えた。


「アベル、ちょっと来てください」

「うん?」

近寄ってきたアベルに左手をかざして<精査>する。


アベルは何も言わない。

自分が病で倒れている時に、涼が使った魔法であることは分かっているからだ。

別に怖いものではない……はずだ。


「やっぱり」

「どうした?」

「このラムン・フェスさんの血の中に、ものすごく小さな何かが、大量に混じっているんです。それから魔力というか、微小の魔法というか、そんなのが出ているのを感じます」

「それが、眠り続けている原因だと?」

「ええ、可能性はあります」

涼は顔をしかめながら頷く。



完全な自信はない。

自信はないが……眠り続けているというのが、そもそも普通ではないのだ。


食事も水も採らないで、眠り続けている。

地球での入院のように、点滴で栄養補給をしているわけでもない。


心臓は動き続け、血液を体の各所に送り続けている。

呼吸もゆっくりとだが行われている。


では、それらが行われ続けるためのエネルギーは、どこから供給されている?


筋肉や脂肪が分解されてエネルギーに変換されているのか?

肌つやも良いし、見る限りにおいてやつれてもいない……多分、筋肉量も脂肪量も眠りにつく前とあまり変わっていないだろう。


だから、筋肉や脂肪の分解ではない気がする。


つまり、一般的に知られるものとは別の方法でエネルギーが供給されている。

ならば、一般的に見られない何かが体の中にあるのが分かったら……それと因果関係があると考えるのは、それほど飛躍した論理とは言えないのではないか。



「例えば光合成ができるようになったり、空気中からエネルギーを取り込んだり……。いやいや、そもそも魔力はある種のエネルギーなのですから、それを使えればいいのかな。じゃあ、これは便利な体状態になっているので、血液内の微小物体を除去しちゃダメ? でも眠り続けるんじゃあ困りますよね」

涼は、ブツブツとそんなことを呟きながら、ラムン・フェスの体を精査し続けている。


当然アベルにもグラハムにも、涼が呟いている内容は分からない。

お互いに顔を見あって、首を振り合うだけ。



「眠り続ける原因というか、理由は分かったかもしれません」

「ほぉ」

「マジか」

涼の言葉に、驚くグラハムとアベル。


「それは、さっき言ってた血の中にある小さな何かが原因ということか?」

「ええ、多分これでしょう。どうします? 除去してみます?」

「できるのか?」

「そう、多分、可能です」

アベルの問いに涼は頷く。


「もし取り除いちゃダメなものだったら、もう一回血液中に戻せばいいだけですしね。やってみましょうか」

地球の医療従事者だったら、倫理委員会にかけられそうな軽い気持ちで決断する涼。



「血液の流れそのものを操作しましょうか。血液中にあるこの『微小物体』だけ取り出して、氷漬け……とりあえず胃の中にバイパスしてストックしておいて、最後にまとめて口から取り出せばいいでしょう」

手順を確認する涼。


もちろんやったことのない作業だからだ。

とはいえ、はっきり言えば絶対に失敗できない作業というわけでもない。

最悪、いろいろとやり直しの利く作業。


右手に、最後の治療用のポーションを持つ。


「では、いきます」

そう言うと、涼は目を瞑った。



心臓から送り出された血液が、体を巡って再び心臓に戻ってくるまでわずか三十秒。


いちおう、それを二周分、一分間の血流から『微小物体』を取り出して胃の中に置く。

そして、胃の中に発生させた水によって食道、喉へと逆流させて……口の外へと取り出し氷漬け。


「水消去。そしてポーション」

涼によって飲まされたポーションがラムン・フェスの胃の中に落ち、『微小物体』取り出しのために空かされた胃の穴を塞ぐ。

ちなみに血管は、涼の氷の膜で塞いであるので血は出ない……。



しばらくすると……ラムン・フェスは目を開いた。



「なんと、まあ。<解呪>でも不可能だったのに……」

心底驚いたのだろう、めったに見せない大きく目を見開いた表情のグラハムが呟く。


そして、思い出したのだろう。

「誰か、チゴーイ殿を呼んできなさい」


周りに知っている顔が一つもなかったからか、目を開けてからも無言だったラムン・フェスが、初めて口を開いた。

「チゴーイが、いるのか?」

「ええ。あなたの帰りを待っていましたよ」

「私の帰り? ああ……長い間、動けなかったからな」

グラハムの問いに、ラムン・フェスは小さく頷く。


「眠っていた間の記憶もあるのか?」

「そう……だいたい覚えていますね。目は閉じていましたが、耳からの情報は覚えています」

「やはりか」

「ですので、あなたが西方教会の教皇グラハム聖下であることも分かります。先ほど、食堂で激しい戦いを繰り広げて、私を守ってくださったことも」

「ああ……その記憶だけは消し去ってほしいな」

苦笑するグラハム。



しばらくすると、食堂の方から慌ただしい足音が聞こえ、扉が乱暴に開かれた。

そこにいたのは、いつもなら伸びた白髪を丁寧に束ね、背筋もピンと伸びた老人なのだが……ベッドに起きあがったラムン・フェスを見た瞬間、膝から崩れ落ちそうになる。

だが、何とかこらえてゆっくりとベッド脇まで歩いてきて……そして結局、膝から床に崩れ落ちた。


「ラムン・フェス……」

「チゴーイ、待たせたな」

「おかえりなさい」

「ああ、ただいま」


チゴーイが崩れ落ちていたのは一分ほどだった。

すっくと立ち上がると状況説明を始めた。



「そうか。やはりバットゥーゾン首長は攻めてきたか」

ほとんど驚くことなく、ラムン・フェスは頷く。


「予想通り?」

「まあ、あの人なら、私が動けないと知れば西部諸国に食指(しょくし)を伸ばすだろうとは思っていた。野心に満ちた人だからな」

「どうする?」

「まず、私が回復してしまった姿を見せる」

「回復してしまった……」

「バットゥーゾン首長にとっては、そうだろう?」

チゴーイの言葉に笑いながら答えるラムン・フェス。


「あなたたちの行動はタイミングを逸したのだと見せつける。だが、それだけでは正直弱い。そのまま実力行使に出る可能性が無いとは言えない。もう一つ、抑止力があるといいのだが……」

考え込むラムン・フェス。


それを見て、アベルがチラリと涼を見る。

涼は無言のまま頷いた。

アベルが何を考えているか分かるから。


「私たちが前面に出よう」

アベルが言う。


「そう、私を回復してくださった方々ですよね。失礼ですが……」

「紹介が遅れたな。ナイトレイ王国国王アベル一世だ。先ほど、ラムン・フェス殿を治療したのは、我が王国の筆頭公爵である、ロンド公爵だ」

アベルが紹介し、涼が丁寧に宮廷儀礼で挨拶をする。


「それは……ありがとうございました。本当に感謝いたします」

ラムン・フェスは、ベッドの上からだが、深く頭を下げた。



「しかし、前面に出るというのは?」

「我々はバットゥーゾン首長を、多少知っている。それ以上に、彼らは、我々を知っている。特にロンド公爵の強さをな」

「ほぉ」

「正面から戦いたいとは思わんだろう」

アベルがはっきりと言い切る。


いつもなら照れる涼だが、この場では照れない方がいいと判断しているので、一つうなずくだけだ。

顔はおすまし顔である。


「分かった、他に手もない。ナイトレイ王国の協力に(すが)ろうと思う」

ラムン・フェスは頷いた。



ラムン・フェスらのいくつかの準備のため、ナイトレイ王国一行は食堂で待つことになった。


「僕らの戦いは間違っていたのでしょうか」

顔をしかめて問う涼。


「何だ、突然?」

「魔人ガーウィンとバーダエール首長国の件です。というか、バットゥーゾン首長の件です」

「ああ……」

アベルにも、涼が言わんとするところは分かる。

アベルも、同じ様な考えが無いわけではないからだ。


しかし……。


「あれはあれ、これはこれだ」

「はい?」

「あの時は、バーダエール首長国の民を救うために戦った。その必要があった。今回の……バットゥーゾン首長らが攻め込んできたのは、また別の話だ」

「そんな風に割り切っていいのです?」

「いい、構わん」

はっきりと言い切るアベル。


「人は全知でも全能でもない。その時々で最適だと思える判断をしたが、将来、それが別の人を不幸にするというのは、残念ながら往々(おうおう)にしてある。だからといって非難されるものではないと俺は思う」

「それはそうですが……」

「あの時、戦わなかったらどうなったか……バーダエール首長国の民にとっては、良い結果にはならなかっただろう?」

「多分」

「あの時は民のために戦った。首長のためではない」

「そう……そうですね、そういう考え方なら、まだ受け入れやすいです」

涼は正直に答える。



「人である以上、常に完全な正解を手にすることはできない。兄上が、俺に、最初に教えてくれた為政者(いせいしゃ)の言葉だ」

「お兄さん? カイン王太子?」

アベルは兄カインディッシュを尊敬していた。


カインディッシュは先の王太子で、王国が帝国に蹂躙(じゅうりん)される数日前に、病でこの世を去った……。

王国の多くの貴族や官僚、官吏らから名君の器と認められていたが、小さい頃から体が弱かったと言われている。

そのために、アベルは、カインディッシュを支える剣となろうと決意して生きてきた……そんな側面があるのだ。


「俺から見れば、兄上は全知全能と言ってもいい人だった。この世に起きる全てを知り、全てのことを完璧に予測し手を打つ……いつもそんなことをしていたからな」

「……人を超えた頭脳」

「そう、少なくとも俺の目にはそう見えていた。だから兄上からそう聞かされた時、俺は驚いたものだ。これほどすごい兄上ですら、そんなことを言うのかと。それほどに、世界の動きを読み解くのは難しいのかと」

「あ、うん……アベルが出した結論も、十分器の大きさを表している気がします」

涼は小さく首を振る。


カイン王太子の言葉から、『世界の動きを読み解くのは難しい』という考えに至ったアベルは、やはり普通ではない。

涼は素直にそう思う。



「それ、アベルが何歳くらいの話なんですか?」

「ああ……何歳だろうな。多分、六、七歳じゃないか」

「そんな年齢で、そんな話をするんですか」

「王族だからな」

涼の驚きに、肩をすくめるアベル。


アベルにとっては、物心ついた時から政治や経済を勉強するのは当たり前だった。

それは将来、国の舵取(かじと)りをする、あるいはそれに関わることになる王族の人間なら、全員がやっていたことだからだ。


冒険者を経験して、それが普通ではないということを知ったくらい……。


「まあ、僕も、十歳くらいで国家経済とか政治の話とか、家でしてましたけどね!」

「あ、うん、そうか……」

なぜか対抗する涼、小さく首を振るアベル。



そんな話をしていると、グラハムが出てきた。

しばらくすると、諸国連邦元首の正装に着替えたラムン・フェスと、チゴーイが出てきた。


「お待たせしました。では、最前線に行きましょう」

そう言うと、ラムン・フェスはにっこりと微笑んだ。


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