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水属性の魔法使い  作者: 久宝 忠
第三部 第四章 超大国
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0584 情報収集 情報提供者編

涼とアベルは御史台(ぎょしだい)を出た。


「確信というのは、なかなか得られないものです」

「ああ、第二皇子な」

涼が首を振りながら言い、アベルも小さくため息をつく。


優秀っぽいが、皇太子に立てられない有力候補。

経験豊富な司空からも、好かれていない有力候補。


その二つは、決して偶然の一致ではないだろう。



「困りました……」

「ああ、そうだな」

「もう一度御史台に突撃して、シャウさんから力づくで聞きだしてくるのが一番確実です。アベルが」

「うん、最後の一言が余計だな」


いつの時代、どんな世界においても、情報の収集というのは簡単ではないのだ。


「次善の策としては、第二皇子さんの王府に突撃して、あわよくば親王の身柄を確保。いろいろと情報を探る。身柄の確保に失敗したら、相手の出方だけでも見て、いろいろ判断するというのはどうでしょうか。アベルが」

「やっぱり、最後の一言が余計だな」


魔法使いと剣士の思惑(おもわく)は、なかなか一致しないものなのかもしれない。



「あれもダメ、これもダメ。アベルは否定ばかりです」

「いや、当然だろう……」

「対案を提案してくれないと困ります。僕は、こんなに具体的に案を出しているのに、アベルは否定するばかりです」

「うん、そうだな、俺も対案を出そう」


アベルは一度言葉を切ってから続けた。


「氷の鎧を(まと)ったリョウが、氷の道と覆いで第二皇子の王府に突撃して、コウリ親王とかの首元に剣を突き付けるのがいいだろう。ほら、リョウの提案よりもさらに具体的だぞ」

「僕が捕まる可能性があるので却下です」

「……俺が捕まる可能性の方はいいのかよ」

「当然です。僕はナイトレイ王国の筆頭公爵という立場を知られていますからね。僕が捕まれば、王国の立場が危うくなります」

「俺……その王国の国王……」

「アベルは身分証明を忘れてきたので、ただの僕の護衛です」


身分証明はとても大切なのだ。


「……そうだとしても、俺が捕まればリョウの監督責任が追及されるだろう? ひいては王国の立場も良くはならんだろう」

「ああ、言われてみれば確かに」

「うん、言われなくても分かっていただろう」

わざとらしく、ポンと右拳を左掌に打ち付ける涼。ため息をつきながら言うアベル。


「これだけ喋っている間に、いいアイデアが出てくるかと思ったのですが……」

「結局、何も浮かばないな」

同時に首を振る二人。



ふと涼の視界に、ある文字が飛び込んできた。


「魚料理……」

「腹でも空いたか?」

「違いますよ! 腹ペコ剣士的発言は控えてほしいですね」

「なぜ俺は怒られているんだろう」

「魚と言えば船です。船と言えば船長です」

「それは、もしや、公船第一船船長?」

「そう、ミュン船長です!」


ミュン船長は、シオ・フェン公主のボスンター国から帝都までの輿(こし)()れで、その御座船(ござせん)となった第一船の船長だ。

しかも、その公船の船長となる前は、ダーウェイ海軍の提督だったらしい。

そのために、皇帝陛下のおぼえもめでたいとか。


しかも、リュン皇子と第二皇子であるコウリ親王らと、同じ戦場で戦ったこともあると以前言っていた。


これは素晴らしい!



その後、二人が到着したのは、港近くの公船部。

もちろん、酒屋で手土産のお酒を手に入れてからだ。

「やっぱりリョウはマメだな」というアベルの呟きは、涼には聞こえなかった。


だが……。


「え? ミュン船長はいらっしゃらない?」

「はい、申し訳ございません、ロンド公爵閣下。船長は、皇宮に上がっております」


偉い人たちは、よく皇宮に呼ばれるものなのかもしれない。



万策(ばんさく)尽きました」

「いや、だから大げさだと」

手土産のお酒を預け、公船部を出てきた二人。

涼が絶望を口にし、アベルが慰める。


「だって、もうホントにいませんよ、知り合いで第二皇子に詳しい人とか」

「まあ、確かに……さすがに思いつかんな」



今日のところは諦めようという結論になった。


リーチュウ隊長やミュン船長には手土産を残してきたから、明日以降、連絡が来るかもしれないとなったのだ。

だから、とりあえず、今日は屋敷に戻ろうと。




そして、二人の屋敷前。

その門の前には、一人の男性が立ち尽くしていた。


「以前にも見た覚えのある光景です」

「あの時は、隣のリュン皇子の小間使いとかその辺が、困っていたんだよな」

「今回は、服装的に違う感じですね。背中に何か背負っていますけど……はて、どこかで見たことのある人な気が」

涼が首をかしげる。


立ち尽くしている理由は、多分同じだ。

氷製のゴーレムが門の所にいるからだろう。


だが、その人物は、確かに見覚えがある。


「あれだな、吟遊詩人(ぎんゆうしじん)

「おぉ! ワンア・シーさん!」


その声で気付いたのだろうか。

門の前で立ち尽くしていた吟遊詩人ワンア・シーが、二人の方を向いた。


そして、両手を胸の前で重ねての礼をとる。

「ご無沙汰しております」


「一別以来だな」

「梅林苑の歌を、『龍泉邸』で歌われて以来ですよね」

アベルと涼が思い出しながら声をかけた。


「あの後も、ずっと『龍泉邸』に置いていただきました」

「け、けっこうお金かかったのでは?」

ワンア・シーが笑顔で答え、涼が宿泊費の心配をする。


『龍泉邸』は超高級宿なため、宿泊費は馬鹿にならない。


「毎晩歌う契約の中に、滞在にかかるお金をお宿持ちにしてもらう条項が入っているのです。ですから無料です」

「なるほど!」

苦笑しながらワンア・シーが説明し、涼は納得した。


東方諸国一との呼び声高い吟遊詩人ワンア・シーが毎晩歌うとなれば、宿泊客はもちろん、ディナーだけでもとやってくるお金持ちたちは多いだろう。

宿としては、十分に元が取れそうだ。


「そうやってお世話になっていたのですが、『龍泉邸』が一軒丸ごと借り上げられまして」

「借り上げ?」

「はい。チョオウチ帝国特使の皆様のためですね。それで私は出る羽目になりました……。昼間は、ずっと歌を作っていてとても幸せだったのですが……」


残念です、と言いながらワンア・シーはため息をついた。



そこまで言って、思い出したのだろう。

ワンア・シーは、勢いよく顔をあげた。


「そんなことより! リョウさんがロンド公爵だと聞いた時、びっくりしましたよ! 何でおっしゃってくださらなかったのですか!」

「あ、ああ……あはははは……」


そう、二人は、ナイトレイ王国から来た冒険者とは言ったが、本当の身分はワンア・シーには明かしていなかったのだ。


別に隠していたわけではない。

ただ、言うタイミングが無かっただけだ……。


「しかも、ロンド公爵の身分は明かされてますけど、アベルさんの方は隠していらっしゃるでしょう?」

「お、俺か? いや、何のことだか……」

アベルはごまかすのが上手くない。


「ロンド公爵たるリョウさんと、これだけ対等に付き合っていらっしゃる『アベル』さんなんて、絶対あの方じゃないですか」

「いや、俺は、ただの冒険者アベル……」

「ナイトレイ王国国王、解放者アベル一世でしょう?」


ワンア・シーが首を振りながら断言する。


「解放者アベル……ちょっとカッコいいです」

全く違う部分に食いつく涼。

うん、いつも通りではある。


「わ、ワンア・シー、その事については……」

「分かっています。理由は分かりませんが、皇宮ではアルバートさんで通しているんですよね。アベル王であることを触れて回ったりはしません」


アベルが慌てて口止めするが、言われる前にワンア・シーの方から告げた。



「でも、リョウさんがロンド公爵であることを明かされているのに、アベルさんがアベル王であることを秘密にしている理由は気になります」

「うん、全て俺のせいだ……」

「これのせいです」

ワンア・シーの疑問に、全ての責任を認めるアベル、理由を見せる涼。


涼が見せた理由は……。


「身分証明の錬金道具ですか?」

ワンア・シーもさすが吟遊詩人。

涼が見せた物が何なのかは一目で見抜いた。


「うちの宰相(さいしょう)閣下に、常に、肌身離さず着けておいてくださいと言われたので、僕は常に身に着けています」

「ああ、聞いたことがあります。異国の貴族の方々……ダーウェイだとシタイフ層の方々も、常に身に着けているとか。ダーウェイだと、そんな法律すらあるらしいですが……」

「そんな大切なものを、アベルはつけていなかったのです」

「いや、自国内だったし……俺、国王だし……」

「アベルの大いなる失敗です!」

「はい……すいません」


涼の弾劾(だんがい)を、素直に受け入れるアベル。


「それは……英雄アベル王の話としては、ちょっとカッコ悪いですね。歌にするのは控えましょう」

「はい、よろしくお願いします」

ワンア・シーが顔をしかめながら言い、涼がお願いした。

アベルは、無言のまま首を振った。



立ち話もなんなので、と言って、涼が屋敷の中に案内する。

その際、ワンア・シーの視線が氷製のゴーレムを凝視していたのは仕方のないことだったろう。

しかも、屋敷の庭に入ったら、何体もゴーレムがいたのだ。


大きく目を見開いたまま、ワンア・シーは立ち尽くした。



ようやく再起動し、二人と共に屋敷の中に入るワンア・シー。


「凄いですね……あれが、ゴーレムというやつですよね?」

「ええ、よく分かりましたね。氷製のゴーレム、アイスゴーレムです」

ワンア・シーの問いに、嬉しそうに答える涼。


態度にも言葉にも、少し得意そうな様子がうかがえる。


「ゴーレム技術は、西方諸国で発達していると聞いたことがあったのですが……」

「最近は、中央諸国でも広がりを見せているのです」

ワンア・シーの言葉に、はっきりと得意そうな様子を見せながら答える涼。


決して嘘はついていない。

だが実のところ、中央諸国でも実用レベルといえるゴーレムを作っているのは、連合のフランク・デ・ヴェルデただ一人だ。

次点で、戦場にはまだ出せないが水田では活躍しているゴーレムを作った、涼であろうか。


まだ『広がりを見せている』というのはさすがに大げさな表現であろう。



涼が淹れたお茶を飲む三人。


一息ついた後で、アベルが問うた。

「それで、ワンア・シーが来たのは何でだ?」


そう、久しぶりに会ったのは確かだが、二人がここに住んでいる事を伝えたりはしていない。

それに、何かの約束をしていたわけでもない。


「はい。実は『龍泉邸』を出た後、皇宮の方にお邪魔させていただいておりまして」

「なんと!」

有名吟遊詩人ともなると、皇宮に泊まれるらしい。


「そこで、リュン皇子に関わる多くの事を耳にしました」


言いながら、ワンア・シーは涼とアベルの表情を探っている。

それは何かを探り出そうというより、二人がどこまで知っているのか、だからどこまでは話して大丈夫かを把握しようとしているかのようだ。


「僕らは、それなりに知っています」

涼の方から、積極的に情報を開示する。


その言葉を受けて、ワンア・シーの口から出た言葉は……。


「リュン皇子が親王に進まれることも?」

「はい。というか、ワンア・シーさんがそれを知っているのが……」

「ふふふ、私は吟遊詩人ですからね。皇宮のいろんな方が、そっと教えてくださいます」


どこにでも、いいカッコしたい人はいるのだろう。



「四人目の親王殿下が誕生すれば、今まで以上に難しい状況になるでしょう。当然、皇帝陛下もそれを理解されたうえで、それでもリュン皇子を親王に封じようとされている。それは、リュン皇子の資質を高く評価されているから」

「ですが一般的な評価として、リュン皇子は民からは好かれているが、いわゆる権力者となる鋭さのようなものは持っていない……と聞いたことがあるのですが?」

「そう、一般的にはそうです。ですが、皇帝陛下をはじめ……特に第二皇子コウリ親王殿下は、リュン皇子を高く評価しているとか」


ワンア・シーはそう言うと、一口お茶を啜った。


「なぜ、コウリ親王はリュン皇子を高く評価されているので?」

「私が聞いた話では、コウリ親王が軍を率いていた何年か前の戦いで、まだ十代前半だったリュン皇子が一軍を率いて突撃し、戦線の崩壊を防いだからとか」

「ああ、その話は聞いたことがあります」

涼は大きく頷いた。


以前、ミュン船長が話してくれた中にあったエピソードだ。


どうも、ワンア・シーは、皇宮の中の事はもちろん、各皇子に関してもかなりの情報を持っているらしい。

もしかしたら、リーチュウ隊長やミュン船長の代わりに……。


「ワンア・シーさん、お願いがあります」

「はい?」

「第二皇子、コウリ親王についてご存じの事を教えてほしいです」

涼は正面から聞くことにした。


涼の言葉を聞いてチラリと見るアベル。

だが、アベルは無言のままだ。

涼が打った手を、()と思ったのだろう。



ワンア・シーは、首をかしげている。

だが、それは数秒間。


「承知いたしました。ただし条件があります」

「条件?」

「交換条件として、お二人のお話を聞かせてほしいです」

「僕らの……」

「話?」

ワンア・シーの提案に、涼とアベルが今度は首をかしげる。


「ナイトレイ王国解放戦までのお話は、いろいろな方面から聞いて歌にすることができました。ですがそれから先の話が流れてきません。そもそもお二人が、なぜこんな遠い……中央諸国から驚くほど遠く離れた東方諸国にいらっしゃるのかとか」

「ああ……」

涼とアベルが異口同音に言う。


そしてお互いに見て。

「まあ、いいでしょう。それで」



ワンア・シーがもたらす第二皇子コウリ親王に関する情報は、二人が既に知るものから、コウリ親王の側近しか知らないものまで様々であった。


文武両道に優れ、政治能力にも長け、先を読む能力にも秀でた方という、シャウ司空から聞いた内容もあった。

そのため、多くのシタイフ層がコウリ親王の派閥に所属している。

間違いなく、三親王の中で、最も次期皇帝位に近い。


だが……。


「あまりにも計算高いという方もいらっしゃいます」

さすがに声を潜めて告げるワンア・シー。


「だが、巨大なダーウェイの舵取りをしていくというのなら、計算高いというのは失点ではないだろう?」

まがりなりにも三年間、国王として国レベルの政治を舵取りをしてきたアベルが、首を傾げながら問う。


「おっしゃる通りです。ただ、巨大なダーウェイと(いえど)もそれを構成するのは民。民を動かすのは理ではなく情。皇帝を支える立場であれば計算高さは非常に優位な能力ですが、皇帝そのものは情のある人物の方が、民は安心して生活を送ることができる……。私に教えてくださった方は、そんな事も話されていました」

「確かにそういう側面はあるかもしれません」

ワンア・シーの説明に、大きく頷いて同意する涼。


「アベルなんか、その典型ですからね」

「俺?」

涼の指摘に、再び首を傾げるアベル。

本人にはその自覚はないようだ。


「アベルなんて、計算低い、理など全くないけど情はある国王の典型ですから」

「おい……」

涼のあまりの言いようにつっこむアベル。


「それでもナイトレイ王国が問題なく回っているのは、ハインライン侯のような計算高い家臣が支えてくれているからでしょう? まあ、計算高いというと否定的なイメージですが、隅々にまで目の行き届いたとか、悪い奴には容赦しないとか言い換えれば問題ないでしょう」

「そりゃあ、まあ、優秀な家臣に恵まれているのは認める……」

顔をしかめながらも、涼の言葉を否定はしないアベル。


トップに立つ資質と、トップを支える能力は別物だ。


当然それは、国レベルの話に限った事ではなく、会社組織などですらそう。


優秀な部下が優秀な経営者になりえるか……99%はなりえない。


それぞれ、使われる能力が違うものなのだから当然だろう。

もちろん、突然変異的に、どちらもできる人は存在する。

だがあくまで、極稀(ごくまれ)にだ。


そんな、突然変異的な奇跡に賭けて経営者を選ぶ? 従業員たちはそれでいいのかね?


だいたい、そんな事ができる本当に優秀な人材は、若いうちに独立して自分で起業してしまうでしょうが。


ではどうするか?

残念ながら、今までのところ、人類が出してきた正解は一つしかない。


それは、将来、経営者になれるように小さい頃から鍛え上げる。


何においても、小さいうちから始めた方が身につきやすい。

外国語だろうが楽器演奏だろうが……。

誰もが知っている事だ。


当然、経営に関してだってそう。ただそれだけの話。


だから、ウォルマートやBMWやエクソールにミーレなど、世界に冠たる欧米の大企業も同族経営のままなのだ。



その一族に生まれれば栄華が約束される?

そんなわけない。

まず、一族の中で競争させられる。


本当に優秀だと一族内で認められた人物だけが上に進めるのだが、それすらある程度の学歴がなければ箸にも棒にもかからない。

スタート地点にすら立たせてもらえない屈辱はいかばかりか……。


自分に選択権はなく、生まれた瞬間からいやおうなしに始まる競争。

競争に負けても、『その一族の一人』という肩書は死ぬまでついてまわる。

普通に就職しても、周りからずっと言われ続ける。


周りの人間は、もちろん侮辱する意味で言っているのではないだろう。

だから……。


結局就職などせずに、自ら新たに起業する人が多い……。



どこかの王室にも通じるものがあるだろうか。



「人生はままならぬものです」

涼は小さくため息をついて呟いた。


「アベル、ハインライン侯爵に感謝するがいいです」

「お、おう……」

涼が重々しく告げ、アベルが受け入れる。


「それにしても皇帝ってのは難しいな」

「はい?」

アベルの呟きに反応する涼。


「賢くないやつが皇帝になったらもちろん困る。だが、賢すぎるやつでも困るってことだろ? 難しすぎだろ」

「それを自然体でできているアベルは凄いだろうと言いたいのですね。アベル、あざといです!」

「いや、なんでだよ! そんなこと一言も言っていないぞ」

「自分からは言わないで僕に言わせる。それは賢いというよりも、ずる賢いなのです」

「うん、すげー納得いかねー」

涼が断定し、アベルが不満を述べる。


横で聞いているワンア・シーは苦笑するだけ……。

あえて何も言わず無言を貫いているあたりが、吟遊詩人的な如才(じょさい)の無さだろうか。



その後もいろいろと話した後、ワンア・シーは帰っていった。

また新しい歌が作れそうです、と笑顔で。

本日、コミックス第9話①がコロナEXにて更新されました!

ぜひ、読んでください!


https://to-corona-ex.com/episodes/63312276783458

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