0181 お願い
「レオノール……」
「うむ。む? そう身構えることはないぞ。今日は、ちょっと相談というか頼みごとがあって来ただけで……。いや、どうしてもリョウが戦いたいというのなら、それもまた、やぶさかではない」
「いや、お話だけでお願いします」
レオノールが、いかにもワクワクした感じを醸し出し始めたため、慌てて手を振ってそれを打ち消そうとする涼。
近くの岩に座ると、レオノールが話し始めた。
「先ほども言ったが、実はリョウに頼みたいことがあって来たのだ」
「僕に頼み……?」
『封廊』で空間を超越し、亜空間から物を取り出す事ができ、首を斬り落としても死なない『悪魔』が、涼に頼み事……。
人間とは、存在自体が次元レベルで違う様な悪魔が、一体なにを……。
そこで涼はハッと気づいた。
突然、閃いたのだ。
「僕の魂を手に入れるための契約をしろと、そういうことですね!」
気分はもはや、ファウスト博士である。
「タマシイ、というのがよくわからんが……我が必要としているのは、リョウの身体から溢れている『妖精の雫』だ」
「妖精の……雫?」
涼は首を傾げながら問う。
「うむ。我らはそう呼んでおるが……自覚がないのかのぉ。まあ、人間には何の効力も無いらしいから、気付かぬかもしれぬが」
「ああ、もしかして、エルフとか霊獣、みたいな人たちは感じ取ったりしている、あれです?」
涼は、エルフのセーラやおババ様、あるいはニルスの村にいた守護獣様が言っていたことを思い出した。
涼から溢れ出ている『何か』に対して。
「おお、それそれ。まさに、エルフに効果のある、それが必要なのだよ」
レオノールは手を打って、正解に辿り着いた涼を褒めた。
「実は、我らみんなでエルフのペットを養っておるのだが……いや、ペットという言い方をすると、人間には悪い印象を与えるのであった。う~む、なんというか……」
レオノールは、そこで言葉を切り、別の言い方を考えているようである。
確かに、『エルフのペット』というと、良いイメージは持てない。
ほぼ人間と同じに見えるエルフをペットにする……恐らく、『ペット』というのが、『自由を奪って隷属させた』『奴隷』というイメージを頭の中に描かせてしまうからであろう。
だが、二十一世紀の地球では、ペットの犬や猫を家族として愛しんでいた人は非常に多くなっていた。
それを考えるならば、『ペット』という表現は、必ずしも悪いものだとは捉えられないのではないか。
少なくとも、生き物であり、場合によっては家族と捉えることも可能なのだから。
涼はそう思ったのである。
「そう! ペットではなく、共有財産であるエルフがいるのだが」
財産……生き物でも家族でもなくなっていた……。
「まあ……、なんとなくわかります。で、レオノールたちの元にいるそのエルフが、どうしたのですか?」
涼は、何とか心の中を整えて、レオノールに問うた。
「うむ、そのエルフは、名をエリザベスと言うのだ。エリザベスは、ちと、酷い状態になってしまってのぉ。我らの治癒は、エルフの様な、妖精の系譜に連なる者たちには、あまり効果が無い……」
「妖精の系譜? 妖精の因子が含まれている種族?」
「そうそう。妖精の因子、エルフたちはそんな表現を使っておったな、そういえば。その表現が分かりやすいかの。元々、我らが生活しておる所は、妖精の因子を持った者たちにとっては、決して良い場所ではない。そこで、酷い状態になってしまったから、困ってな」
レオノールたちが生活している所と言うのは、ちょっと興味があるが、プライバシーに関する部分にずかずかと踏み込むのは、やはり躊躇する。
「妖精の因子を持った者が生活しやすい場所、とやらに移してあげれば?」
「もちろん、それも試したのだ。だが、そんなことで自然回復できる状態ではなくて……」
レオノールは、渋い表情をして、首を振りながら答えた。
「すごく酷い状態だというのが想像できるのですが……そんな状態のエルフに、僕が何かできるのでしょうか」
涼は医者でも生物学者でもない。
確かに、目の前にいる悪魔に腕を斬り落とされた時、外科手術に似たことをしたが……あれとて、結局切れた神経などを繋げたのは、ケネス製のポーションである。
涼自身が持つらしい明確な効果は、近くにいると、守護獣の寿命が延び、エルフは心地よくなる……その程度なのだ。
ああ、あと、なぜか邪気を祓うらしい。そもそも邪気とは何なのか、涼にはわからないが。
「うむ、正直我にも分からぬ。リョウのような存在は滅多にないでな。とはいえ、それでダメなら諦めもつく。他に考えられる事は全て試した。そして、すべて失敗した。我ら全員、その時に諦めたのだ……エリザベス本人も含めてな。なので、ダメもとで、試してはもらえぬか」
そう言うと、レオノールは頭を下げた。
悪魔に、頭を下げるという文化があるのが中々に不思議に感じることだが、そこは今、問題ではない。
特に、涼にリスクがあるわけではなさそうであるし、人助けの一環とも言える。
確かに、目の前の悪魔とは戦った。
とはいえ、憎いかと言われればそうでもない。
それに、エルフそのものには、セーラを筆頭に、非常にお世話になっている。
その、エリザベスというエルフが、セーラたちに敵対するエルフであるという可能性も無いわけではないが、それでも、自分なら助けられるかもしれない者を見捨てる……それは涼には出来ないことであった。
「いいですよ。僕に出来ることなら、やってみましょう」
「おぉ! さすがは我が見込んだ男よ! お礼は、我との戦闘の権利を……」
「いえ、それはいりません」
「で、僕はどうすればいいです? どこかに行くのなら、ヒューさんかアベルに一言言ってからじゃないと、心配すると思うので……」
「アベルと言うのはあの時のリョウの仲間であるな。だが心配ない。エリザベスをここに連れてくるでな」
そういうと、レオノールは右手を伸ばし、一言呟いた。
「封廊」
その瞬間、空間が切り取られたかのように、完全な黒の壁が現れた。
かつて、勇者ローマンたちが『人工の祭壇』で遭遇し、涼たちが闇属性の魔法使いの隠された神殿で見た、あの光景である。
レオノールは、その『封廊』の中に入っていった。
そして、二十秒ほどで戻って来た。
その手に、いわゆるお姫様だっこ状態で、エルフを運んで。
「リョウ、待たせたな。これがエリザベスだ。エリザベス、これが以前話したリョウだ」
そう言うと、レオノールはエリザベスを降ろして、地面に立たせた。
そのエルフは、非常に美しかった。
エルフは、全員美男美女である。
それでも、中にセーラのような絶世の美女ともいえる者がいる。
そして、目の前のエリザベスも、絶世の美女と言えた。
だが、セーラが『凛とした美しさ』であるなら、エリザベスは『可憐な美しさ』だと言えよう。
しかも、『酷い状態』だからであろうか、顔もやつれ、息をするのも辛そうである。
「この度は私などのために……」
そんな息をするのも辛そうなエリザベスが、口を開いて詫びる。
「ああ、いえ、何も言わずに。レオノール、エリザベスさんの額に触れます。いいですね?」
「うむ。頼む」
レオノールの了解を得た涼は、右手を伸ばし、エリザベスの額に掌を当てた。
何が正解なのかは、もちろんわからない。
もしかしたら、涼が、ただ何もせずに近くにいるだけでも、何らかの効果はあるのかもしれない。守護獣様は、触れたりしないでも寿命は延びたわけだし。
だが、何となく触れた方がいい気がしたのだ。
それは、おそらく、エトやリーヒャといった神官たちが、患者に触れて治癒をしている場面を何度も見てきたからであろう。
少なくとも、触れて問題はないはずだ……セクハラとかじゃない限り!
涼が額に触れると、エリザベスは少しだけビクンと震えた。
それから、二十秒もすると、明らかに頬に赤みが差し始めた。
さらに、苦しそうであった呼吸も落ち着き、素人目にも良くなっていることが見て取れた。
その様子を、レオノールは黙ったまま、だが目を見開いて驚きを隠さずに見ていた。
恐らく、全部で五分ほどであったろう。
涼は、エリザベスの額に置いていた右手を離した。
なんとなくだが、目の前のエリザベスの体調が、全て問題ない状態に戻った気がしたからである。
エリザベス自身も、その自覚があったのであろう。
ずっと閉じていた目を開けると、涼を見て、淑やかに頭を下げた。
「ありがとうございました」
エリザベスのその言葉をきっかけに、レオノールは音速でエリザベスの元に駆け寄り、抱きしめる。
「よかった……よかったなぁ、エリザベス」
「きつい、きついです、レオノール様。力が強すぎます」
うっすらと涙すら浮かべながら、レオノールは嬉しそうにエリザベスを抱きしめる。
抱きしめられたエリザベスも嬉しそうに微笑みながら、レオノールを抱きしめ返していた。
その光景を、涼は何度も小さく頷きながら見ていた。
何となく、人(?)の役に立てたことが嬉しかった。
ひとしきり、全快した喜びを抱きしめ合った後、レオノールが涼の方を向き直った。
「リョウよ、本当に感謝する」
そう言って、深々と頭を下げたのである。
「いや、額に手を置いていただけだから。大したことはしていないよ」
二度も殺し合いをした相手とはいえ、そこまで深々と頭を下げられては、さすがに申し訳ない感じがしてしまう。
どこかの火属性の魔法使い相手なら、絶対に抱かない感情であろう……不思議である。
「いやいや、リョウにしかできぬ事をしてもらったのだ。十分に大したことであろう。で、このお礼であるが、我との戦闘の権利を……」
「いや、それはいらないから」
涼は言下に否定する。
レオノールは口をすぼめて不満を表した。
「レオノール様が戦いたいだけなのでしょう?」
エリザベスが横から補足した。
「うむ、それは否定しない」
レオノールは、素直に頷いた。
「しかし、涼も戦いたがっていると……心の奥底ではそう思っている。うん、そうに違いない」
「いや、何でですか……」
涼は深くため息をついた。
だが……、
「あんなに楽しそうに戦っていたじゃないか……」
レオノールが更に口をすぼめながら、いかにも不満顔で指摘する。
「そんな馬鹿な……」
指摘された涼は、愕然とした表情で呟いた。
「なんだ、気付いておらなんだか? それはもう、とてもとてもいい笑顔だぞ? 誰か、模擬戦などする相手はおらぬのか? その相手に聞いてみるがいい。絶対に、戦闘中はいい笑顔だと答えるはずでの」
自信満々にレオノールは言い切った。
涼は、模擬戦の光景を思い浮かべる。
もちろん、相手はセーラである。
(そういえば、セーラも、うっすら微笑みを浮かべながら戦っている……うん、そういえばそうだ。もしかして、自分も……?)
「とはいえ、これだけの事をしてもらって、お礼も無しと言うわけにはいかぬ。リョウ、何か望みはないか? 出来る限りの望みをかなえてやるぞ」
聞き様によっては、なんという悪魔的な言葉であろうか。「望みをかなえてやる」とは。
「望みと言われても……」
「ふむ……。どうじゃ、国は欲しくないか? 望むならここの……ナイトレイ王国であったか、王族を根こそぎ殺し、この国をリョウの物に……」
「すいません、そういうことはやめてください」
レオノールのとんでもない提案……だが、ある意味、とっても悪魔的な提案を涼は明確に拒絶する。
今のところ、国の運営など、全く興味はない。
「ふむ……。なら、女か? 英雄、色を好むというしな。世界中から選りすぐった、見目麗しい女たちを集めて来てやろう」
「……すいません、そういうこともやめてください」
一瞬だけ、答えるのが遅れたのは、想像したハーレムの中に、目の前のレオノールが入っていたからである……。
悪魔ではあるが、確かに絶世の美女であることに変わりはない。
だが……、
「む? 我をその中に加えたいのか? 仕方ない、リョウが望むのであれば十年くらいなら……」
「いや、違うから!」
少し頬を朱に染め、上目遣いにレオノールが言う……まるで心でも読んだかのように。
リョウは慌てて否定した。
「困ったのぉ……」
レオノールは首を傾げ、考え込んでいる。
このままでは、また変な提案をされるかもしれない。そう考えた涼は、こちらから提案することにした。
「じゃあ、僕の質問に答えてください」
「む? そんな事でいいのか?」
「はい。情報は力です。知りたいことがあるのですが、なかなか、それらに関する情報が見つからないので」
「ふむ。知は権力なりとも言うしの。だが……何もかもを答えるのは勿体ないのぉ」
そう言うと、レオノールは少しだけ考えた後で言った。
「リョウの問いに、二つだけ答えよう。制約上、答えられぬこともあるが、出来る限りな」
右手でピースサインを作りながら、二つだけ、を表した。
二分経過。
だが、涼は考え込んだまま、無言である。
たった二つ……聞きたいことがいくつかあるのだが、それを二つに絞り込むのに時間を要していた。
さすがに、レオノールが口を開こうとしていた。
「リョ……」
「決めました!」
その瞬間、涼はようやく質問を選んだのだ。
「う、うむ。問うがいい」
「まず一つ目。僕は何なのでしょう?」
「は……?」
あまりと言えばあまりの質問に、さすがのレオノールも目が点になっていた。
横でやり取りを見ていたエリザベスも、首を傾げていた。
涼は、ようやく質問を絞り込んだことで、その表情には、やり切った感が表れており、自分の問いがレオノールに理解されていないなどとは露ほども考えていない様であった。
三十秒間、誰も何も言葉を発しない時間が流れる。
「……すまん、リョウ。質問の意味がわからない」
それを聞いて愕然とした表情になる涼。
それを申し訳なさそうに見るレオノール。
「ああ……え~っと、つまり、そのリョウの『妖精の雫』が溢れる理由とか、なぜそんな……体質?なのかとか、そういうことに答えればよいのかな?」
レオノールが、自分の解釈で涼に問うた。
涼は少し首を傾げて答える。
「そのものズバリ、僕は人間なのか、というような意味合いだったのですが……」
「ああ、なるほど……。人間の定義によるとは思うが……多分、人間だと思うぞ」
「人間の定義による?」
なんとも微妙な答えである。
「足は二本だし腕も二本。首の上に頭ものっておるし……我らの様に角や尻尾は無く、エルフの様に耳が尖っているわけでもない。人間であろう?」
「あ、はい、そう言われればそうですね……」
レオノールの説明に、納得できないものの頷かざるを得ない涼。
「ああ、そうじゃ、リョウの様に、『妖精の雫』が溢れ出る人間は、過去にいたことがある」
「えっ」
レオノールの突然の言葉に、涼は驚いて目を見開いた。
「一万年ほど昔であったか……。いや、五万年だったか? まあ、それなりに昔であるがな」
地球において、最古の文明はメソポタミア文明であると言われ、その中心となったのがシュメール人である。
シュメール人によって建てられた、かのギルガメシュ王で有名なウルク第一王朝が、紀元前四千年。二十一世紀から遡って六千年前。
レオノールが言う『一万年ほど昔』というのが、どれほど途方もない過去の事なのか、多少は想像できるというものである。
はっきり言って、そんな昔の事を言われても……ただの伝説や神話の類としか思えないのだ……地球であったなら。
だが、この『ファイ』においては、様々な種族がいる。
神には、未だに涼は会ったことが無いが、悪魔は目の前にいる。
エルフも長命なようであるし、ロンドの森にいるドラゴンも、恐らくかなりの長命であろう。以前、十万年がどうとか言っていたし……。
そういう世界なのだ。
「うん、まあ、一万年前だろうが五万年前だろうが、僕からしたら『ずっと昔』ということなので、大丈夫です」
とりあえず、涼は人間らしい。
そして、過去にも涼みたいな人間はいたらしい。
もちろん、それらを知ったからと言って、何かが得られるわけではない。
これから先の何かが変わるわけでもない。
ただ、好奇心は大切にしたい。涼はそう思った。
「では、二つ目の質問です」
「先ほどの答えで満足してくれたのならありがたい。二つ目の質問を聞こう」
「浮遊大陸は、今でもありますか?」
「え……」
これも、レオノールの想像の外にあった質問なのであろう。
一瞬以上、レオノールは固まった。
「あ~、先ほどの質問とは全く異質だったので驚いたわ。浮遊大陸というのは、バビロンの、空に浮かぶ大地であろう?」
「そう、多分それです!」
涼は興奮して答えた。
少なくとも、レオノールが聞いたことも無い、という最悪の答えは回避されたからである。
「最近は見ておらぬが……。あれは移動しておるからのぉ。今どうなっておるかはわからぬ」
「最後に見たのはいつですか」
レオノールの答えに、食い気味に質問を重ねる涼。
「二千年前……くらいか? あれは、常に雲を纏っているから、現物を見たわけではないが……まあ、まだ動いてはいるようであった」
「やはり雲を……」
涼の想像通りであった。
そして、今も浮いている可能性はある!
常に移動しているということは、この先、どこかで会う可能性はあるということだ。
なんというファンタジー!
これぞファンタジー!
まさにファンタジー!
涼は傍から見てもひくほどに興奮していた。
それでも、レオノールはエリザベスを治してもらった感謝の気持ちから、逃げ出さないで、涼が正常に戻るのを待っていた。
三分後。
「あ、すいません、ちょっと興奮していました」
「うむ。それはよく分かった。さて、それでは我々は戻るとする。今回の『封廊』は、我らの多くの力を結集して生成したものだが、さすがにそろそろ限界に近いようでな」
エリザベスを連れてきた時に生成された『封廊』は、今でもそのままに存在していたが、そろそろ閉じるらしい。
「わかりました。貴重な情報を教えていただき、ありがとうございました」
この時ばかりは、涼も、丁寧な言葉づかいで、きちんと頭を下げた。
「いや、こちらこそ、エリザベスを助けてもらったのだ。本当に感謝している」
レオノールはそういうと、こちらも丁寧に頭を下げ、エリザベスも横で同じように頭を下げた。
そこには、お互いに頭を下げるという、何とも日本的な光景が広がっていた。
そして、二人は『封廊』の向こうに消えた。
涼が、ちょっとした人(?)助けをした翌早朝。
涼は後悔していた。
レオノールが、欲しい物をやると言った時に、なぜ「ゴーレムを一体、取ってきて欲しい」と言わなかったのかと。
そんな後悔をしながら溜息をつく涼を見て、アベルが呟いた。
「また、何か、世のため人のためにならないことを考えているに違いない」
正しく評価されない涼。
なんとも不憫な魔法使いであった……。
これにて、「第十章 インベリー公国再び」は終了です。
この後、五話ほど幕間を挟みまして、「第十一章 トワイライトランド」となります。
お知らせです。
本作「水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編」は、次の第十一章と、その次の第十二章たる『最終章』でいったんの完結を迎えます。
最終章は、これまでで最も長い章となるので、終わるのはまだしばらく先ですが……。
いずれは「第二部 西方諸国編」(主役は涼です)を書く予定ではありますが……中央諸国編最終章完結後、しばらくお休みをいただきます(数カ月か数年か)
また、活動報告などで詳しくは書きます。
そういうのもありますので、第十一章と最終章、読者の皆様には、今まで以上に楽しく読んでいただきたいなと思います。
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または、
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