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水属性の魔法使い  作者: 久宝 忠
第一部 第八章 王都騒乱
132/930

0121 シーカ

赤き剣とイラリオンが『王国魔法研究所』に戻ったのは、十五分後であった。

一キロ程度しか離れていなかったのだ。

袋に入れられたリーダーを持って来ていたため、アベル、ウォーレン、イラリオンは、そのまま地下に直行した。

『明けの明星』のヘクターを尋問した部屋である。



まだ気絶したままのリーダーを床に降ろし、アベルはイラリオンに問うた。

「爺さん、結局あの樽の中身は、何だったんだ?」

イラリオンほどの男が焦るほどの物が入っていたのである。興味がないと言えば嘘になる。


「あれは、『黒い粉』と呼ばれておる物じゃ」

「黒い粉?」

確かに黒い……粉というか砂みたいなものであったのを、アベルは思い出す。

「本来、あんな場所にあるはずのない物。この男には、ぜひいろいろ吐いて……」

そこまで言って、イラリオンの言葉が止まる。


今、初めて、リーダーの男の顔をしっかりと見た……それは知った顔であった。


「こやつは、財務卿フーカの異母弟じゃないか……」

「弟?」

イラリオンが心底驚いた声を出し、アベルはいぶかし気に言う。

陰謀に弟を巻き込むなど……露見したらすぐに関与を疑われるだろう?

アベルは常識的にそう考えた。


「あやつの弟ではあるが、確か十五人くらいいたはずじゃ。父親が精力的な奴でな。こやつは、その中でも末の弟……歳も、長兄のフーカとは三十歳以上離れておるじゃろ」

「それにしてもよく知ってるな」

アベルは、イラリオンの知識量に素直に感動した。


「これのすぐ上の兄貴が、うちで、つまりここで働いておるからの」

「……は?」

「ここの研究員じゃ。で、昔まだ屋敷から通っておった頃は、この坊主もたまについて来ておったからの。名前は……シーカじゃったか? ちなみに、兄貴の方は、サーカじゃ」

知識量が凄いのではなく、部下の弟でした。


(長男フーカ、十四男サーカ、十五男シーカ……か? いいのか、これで? あっているか?)

アベルは情報を整理していた。

主に、兄弟の名前だけであるが……。



リーダーの男、イラリオンによると、シーカは目を覚ました。

「くっ……ここは?」

「目を覚ましたか」

「い、イラリオン様……」



男の独白に、イラリオンが答える。そして男は、すぐに目の前の老人がイラリオンであることを認識した。



「久しいの、シーカ」

「な、なぜあなた様が……」

「ほれ、こやつを見ればわかろう?」

イラリオンはそう言うと、アベルを呼んで横に立たせる。


「お前はさっきの……」

それを見て、リーダーであった、シーカは絶句した。

「まあ、そういうことじゃ。して、シーカよ、お主も知っている通り、兄のサーカはわしの下で働いておる。ああ、もっと正確に話すと、この建物で働いておる」


「じゃあ、ここは……イラリオン邸」

「うむ。お主が国を裏切っていたことをサーカに告げるのは、さすがにわしでも辛いわい」

そう言うと、イラリオンは首を横に振った。

「ま、待ってください! 私は国を裏切ってなど……」

「さっきの場所に隠しておったものは何じゃ! あれは『黒い粉』であろうが!」

「あれは……」


シーカは、言葉を続けることが出来なかった。


「分かっておるのであろうが……あれがどんな物なのか。あんな場所に置いていい物ではないことも」

イラリオンの言葉に、シーカはうな垂れ、ぼそりと呟いた。

「あれは、奪い返した物です……」



「奪い返した? 誰からじゃ」

イラリオンのその問いには、シーカは答えず沈黙したままであった。



その沈黙に、アベルは耐えられず……というよりも、先ほどの場所で樽を見てからずっと思っていた疑問の解消に動いた。

「なあ爺さん。そのシーカが黙っている間に、教えてくれ。樽の中の『黒い粉』ってのは、何だ?」

「ふむ……量産されるようになったのは、アベルが冒険者になってからか。なら、知るまいの。あれは……火を近づけると爆発する粉じゃ」

アベルの問いに、イラリオンは重々しく答えた。


「爆発……。火属性魔法の<爆炎>みたいなことが起こる、ということだな?」

「うむ。中央諸国では、王国東部でのみ量産しておる。まあ、量産とは言っても、それほど大量にではない。じゃが、使い方によっては戦争の形を変えてしまうものじゃ。そのため、輸出はもちろんしておらんし、存在自体が王国内においても極秘。保管は、東部のスランゼウイと、ここ王都のみ。わしと錬金術のケネス・ヘイワード男爵で、王都の保管庫は作ったから知っておるのじゃが……保管には細心の注意が必要なのじゃ。あの樽、もちろん錬金処理がしてあるとは言え、それでもかなり不安定じゃわい」



イラリオンの説明の間、シーカは何度か頭を横に振っていた。

心の中で、葛藤しているらしい。


それを見て、イラリオンは優しく声をかけた。

「シーカ。お主がそれほど思い悩むということは、誰か兄弟が関係しているからであろう?」

その一言は、シーカを打ち……数瞬後、勢いよく顔をあげ、イラリオンを見た。

その目は、大きく見開いていた。

「分かっておるわ。お主は、兄たち全員に可愛がられておった。一番上の、三十近く離れたフーカにさえもな」


あえて、ここでイラリオンは間を置いた。

イラリオンには、すでに、『どの兄』が関係しているのか、見当がついている様であった。


「アベルよ。わしが保証するから、お主の身分、明かしてもよいかの?」

「なに?」


イラリオンの突然の提案に、さすがのアベルも驚く。

このタイミングで?

アベルがイラリオンを見る視線は、そう語っていた。

だが、逡巡したのは、ほんの数秒であった。


「まあ、いいだろう」

アベルは肩を竦めて、許可する。


「感謝する。シーカよ、この冒険者アベルの本名は、アルバート・ベスフォード・ナイトレイ。スタッフォード四世陛下の第二王子じゃ」

その言葉を聞くと、シーカは先ほど以上に大きく目を見開き、今度はガクンとうな垂れた。

「わかるな? 今、ここで全てを話すのが一番良い。手遅れになる前に言え。お主が証言したことは、イラリオン・バラハたるわしと、アルバート王子が証人となれる。情状酌量を望んだ場合にも、これ以上の援軍は無いぞ?」


(なるほど、そのために俺の身分が必要だったか。兄弟の誰かの情状酌量を願うため……あるいはそれが不可能であっても、家ごとのとり潰しを防ぐことはできるだろう……シーカは協力的であったから、という理由で)

アベルはそう考えた。




「わかりました……」

イラリオンの説得の言葉から、たっぷり二十秒後。


ようやく、シーカは重い口を開いた。

「イラリオン様はすでにお気づきの様ですが、長兄フーカを……助けるためです」

シーカは、そこまで言うと、唇を噛みしめた。


「それには、騎士団長バッカラーも絡んでおるのか?」

「はい。むしろ、騎士団長が中心です」

「そうであろうな。あの樽は、王都保管庫の焼き印が捺してあった。そして王都保管庫は、王立騎士団の管理じゃ」


イラリオンとシーカの話を、アベルは口を挟まずに聞いている。

自分が宮廷を離れ、冒険者をやっていた八年の間に起きていたことを、少しでも理解しようとしているのだ。



「はい。王都保管庫に保管してある『黒い粉』を、騎士団長が横流しをしておりました。我々は、それを奪い返していたのです」

そのシーカの説明を聞いて、イラリオンは少し驚いた。

「騎士団相手によくやれたのぉ」

「いえ、輸送は騎士団ではありませんでしたから。取引相手の……商隊でしたから」


「して……その、横流しの相手は誰じゃ」


言葉の調子を変えることなく、ある意味さりげなく、イラリオンは核心の質問をした。

この答え次第で、大きな問題になる可能性がある。

「正確には、相手はわからないのです」

その言葉に、イラリオンもアベルも拍子抜けした。

だが、続けられた言葉の持つ意味は、非常に重かったのである。



「ただ、輸送先は突き止めてあります。北部の都市、カーライルです」



その言葉は、文字通り、二人の頭に衝撃を走らせた。




北部の都市カーライル。

そこは、フリットウィック公爵領の都であり、規模においても北部第二位を誇る。


そして、現在のフリットウィック公爵は、国王スタッフォード四世の弟レイモンド。

つまり、シーカの証言は、王弟の反逆を示している。


「これは……」

事の重大さに、さすがのイラリオンも言葉を続けることは出来なかった。



元々、スタッフォード四世と弟レイモンドの仲は、決して良くはない。



それぞれ、先王の第一王妃と第二王妃の息子という、異母兄弟である点もその理由であったろう。

また、スタッフォード四世が魔法、剣術共に高いレベルで修め、さらに政治的手腕も高いとなれば、比べられる弟としては辛いものがあったであろう。

レイモンドも、決して無能ではなかったが、豪放磊落で人を惹きつけた兄スタッフォードに比べれば、多少内向的でもあったレイモンドは、魅力、あるいはカリスマの点では及ぶべくも無かったのである。


だが、王家としては、それで十分であった。

弟はあくまで弟。兄のスペア。

なまじ兄を越える弟であったら、お家騒動が起こり下手をすれば内戦……そこに帝国の介入などがあれば国家存亡の危機に陥る。


だが、王家としては十分であっても、弟レイモンドも一人の人間である。

感情もあればプライドもある。王家の一員であれば、なおのこと。

普通の家庭でも、複雑な兄弟間の感情が生じることもある。

王家であればなおさらであろう。



「レイモンド殿下……フリットウィック公爵が、もし関わっているとなると大変じゃわい……。して、シーカよ。フーカは、そこにどう関わってくるのじゃ?」

イラリオンは、財務卿フーカがこの問題にどう関わってくるかを尋ねた。


「兄は……黒い粉の代金を、騎士団長に払っています。フリットウィック公爵の代わりに。それと、カーライルに関する徴税報告で、黒い粉の件を握りつぶしております」



財務卿は、貴族への徴税権を握っている。

もちろん、徴税額は一律ではなく、さらに王国内の力関係によっても複雑に、しかも年ごとに変化していく。



力のある貴族であれば、徴税額を極めて少なくするような圧力をかけることも可能になってくる。


王国民が聞けば怒り出しそうな話であるが……。

どんな世界においても、税は公正ではないのだ。


また逆に、力を失った貴族であれば、がっつり税金を取られていく。


フーカが財務卿として長けているのは、この『調整』が絶妙な点である。

貴族それぞれの影響力、関係性、もちろん気候による収量の変化、それら数式にすれば複雑怪奇なものとなるであろう関係性を、見事に切り分ける。

それによって、出来る限り不満を少なく、しかれども総徴収額は想定通りに。

そこがフーカの卓越した手腕であった。



この徴税の際、徴税官は様々な報告を上にあげる。

財務卿たるフーカはそれをとりまとめて、国王に報告する義務を負っている。

その中には特に、軍事に関すること、魔法に関すること、他国との関係に関すること、この三つは絶対に報告しなければならないのだ。

これは国防の観点からも、絶対に必要なこととなっていた。


だが、フーカは、カーライルに関する徴税報告を握りつぶし、『問題無し』であげていた。

これは、王国の法に照らすと、明確な国家反逆罪に当たる。




「なるほどのぉ。徴税報告で軍事に関する、それどころか王国内でも最重要機密の一つになっている『黒い粉』に関する報告を上げず、しかもその代金を肩代わりして支払っているとなると……擁護するのは難しいのぉ」

イラリオンの言葉に、シーカは一層うな垂れた。


「だが、なぜフーカはそこまでフリットウィック公爵に肩入れする?」

「それは、ルーカ兄さんのためです」

イラリオンの質問に、うな垂れたままシーカは答えた。

「ルーカ? 四男だったか? 次男と三男は、先の大戦で亡くなったから、現在はフーカのすぐ下の弟ということになるか。そのルーカがどうしたのだ?」


(長男フーカ、四男ルーカ、十四男サーカ、そして目の前の男が十五男シーカ……。名前情報が更新されたな……)

アベルは心の中で呻いた。そして心の中で首を振った。


「ルーカ兄さんは、現在、ハンダルー諸国連合に捕えられています」

「なに?」




ハンダルー諸国連合。

ナイトレイ王国、デブヒ帝国と並ぶ、中央諸国三大国の一つである。

その領土は、王国の東部地域と北部の一部と境を接している。


十年前、ナイトレイ王国と大規模な戦争をし、惨敗。

その結果、インベリー公国など属国扱いしていた周辺国が完全に独立。

また、諸国連合の一部領土も王国に割譲され、国としてかなりの痛手を負っていた。


そんな背景もあり、当然、国同士の関係はよくない。

とはいえ、和平条約も結ばれ、国交も回復しており、人の行き来もある。



「諸国連合に捕らえられている兄と、フリットウィック公爵の元に『黒い粉』をくれてやることにどんな関係が……」

そこまで言って、イラリオンの中で何かが閃いたようであった。

「まさか……あの噂」

「ええ、その噂は事実です」

「なんの噂だ?」

イラリオンが呟き、シーカがそれを肯定し、アベルが質問する。


「フリットウィック公爵、つまり王弟殿下が、ハンダルー諸国連合のオーブリー卿と秘密協定を結んだという噂です」

シーカが噂の説明を行う。

「秘密協定? オーブリー卿と言うと、大戦後に執政となった、現在の諸国連合における実質的な指導者だな?」

「うむ、油断ならぬ男じゃよ」


大戦時、アベルはまだ王宮にいたため、他国の情勢に関してもかなり多くの情報に接することが出来る立場であった。

虚弱ではあるが優れた頭脳を持ち、すでに切れ者との評判を得ていた兄ほどではなかったが、それでも王子の一人として、諸国の情勢を学んでいたのである。



「秘密協定……フリットウィック公爵が欲するのは王位で、オーブリー卿が欲するのは……大戦で失った領土といった辺りか?」

アベルが、ありそうなシナリオを述べる。

「まあ、そういうものだったと言われておる。告発した外交官は、最初の聴取後、保護されていた屋敷で自殺したために、色々謎なままじゃ」

「口封じか」

自殺にみせかけた口封じ……どんな世界にもあるものらしい。


「しかし……それほど大掛かりで、大物が出てくるような話じゃと……お主らが黒い粉を奪ったのは、いろいろまずいのではないのか? いずれは露見するぞ」

「ええ、それは覚悟しています。ちょうど今、別動隊がルーカ兄さんの救出を行っているはずです。そちらは、フーカ兄さんが直属の精鋭に命じて行わせています。あくまで、黒い粉の取引は、この救出作戦の時間を稼ぐためでしたから……。我々が奪った黒い粉は、証拠にもなりますが、多くの者が実数を把握していない表に出ない品でもあります。そのため、誰も表立って追及できない状態なのです」


イラリオンの懸念を、全面的に肯定するシーカ。



「なあ、ちょっと確認なんだが……」

「うむ?」

アベルが確認したい旨を告げると、イラリオンが首を傾げた。


「騎士団長バッカラーが黒い粉を保管庫から抜き、フリットウィック公爵に送っている。それを財務卿の補佐官であるシーカが、横から奪い取って先ほどの場所に保管している。財務卿フーカは弟を人質に取られているために、黒い粉の代金を立て替えて騎士団長に払っている。さらに、黒い粉に関する報告を握りつぶしている。こういう認識でいいのか?」


「ええ、そうなります」

アベルの説明を、シーカが肯定する。


「それって、黒い粉を途中で奪われているフリットウィック公爵は……どういう行動をとっているんだ?」

騎士団長は約束通り黒い粉を保管庫から抜き出してフリットウィック公爵の手の者に渡し、財務卿からお金をもらっている。だから問題ない。

だが、フリットウィック公爵は品物が届いていないのだから……。


「最初だけは本物の黒い粉をそのまま運ばせましたが、今は、偽物と交換して、偽物が公都カーライルに運ばれています」

「なるほど。そういうことか」

シーカの説明に納得するアベル。


(弟を取り戻したら、奪い取った黒い粉を証拠に、騎士団長を相手にいろいろ駆け引きが行われるのかな……政治って難しいな)

アベルは、正直、あまり関わりたくないと思った。

むろん、王家の人間としてそういうわけにはいかないであろうことも、理解はしていたのだが。




ちょうど、一通りの情報の確認が終わった時であった。

大地が揺れた。

「地震か? 王都では珍しいな」

「いや、今のは地震の揺れではない……」

そういうと、イラリオンは急いで部屋の外に駆け出した。

「シーカとウォーレンは部屋に残れ。シーカの姿を他の奴に見られるのはまずい」

それだけ指示すると、アベルも部屋の外に飛び出し、一階への階段を駆け上がる。


そして建物外に出たのは、二人ほぼ同時であった。

二人とも辺りを見回す。

東の方角から煙が立ち上っているのが見えた。

「あれか」

そういうと、イラリオンは詠唱した。

「風よ 我をその手に乗せ運びたまえ <フロート>」

超速の詠唱の後、イラリオンの身体はその場で浮かび上がった。



十メートル、二十メートル……その高さはイラリオン邸を越える。



「爺さん、どうなんだ」

下の方から、アベルが叫んでいるのが聞こえる。


それを契機に、イラリオンは地上にゆっくりと降りた。

「例の建物じゃ。恐らくこの爆発は、『黒い粉』であろう。あの建物一帯に被害が及んでおる様じゃ」

「くそっ。先に証拠を消されたか」


誰が動いたのかはわからない。もしかしたら、ただの事故かもしれない。

だが、それにしてはタイミングが良すぎる。

何らかの人為的な行動による爆発、そう考えるのが自然であった。


「後で、現地を見てくるわい。アベルは、特にシーカの安全確保を頼むぞ」

「シーカも消される可能性がある、ということだな?」

イラリオンの言葉に、アベルは頷きながら答える。

「うむ。そういえば……『明けの明星』たちは、ちゃんと逃げたかのう……」

例の建物から脱出する際、イラリオンは明けの明星のリーダーであるヘクターに、すぐに脱出するように囁いたのだが……。


「大丈夫だろ。腐ってもC級冒険者だ。イラリオンが自ら、急いで脱出しろとか……ヤバい匂いは嗅ぎ取っただろうしな」

仮にもC級まで上がった冒険者なら、危機回避能力は高いはずだ。

アベルは、自身が冒険者であるがゆえに、同じ冒険者たちのことを高く評価していた。


重くて厄介なお話ですいません。

なにぶん、最終章(まだ先)に繋がるお話なので、どこかで入れないといけなくて……。


次々話でようやく涼中心に戻ります。

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『水属性の魔法使い』第三部 第4巻表紙  2025年12月15日(月)発売! html>
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