転生
俺は魂が召喚されてここにいるらしい。
らしいというのは、俺は記憶が全くない。この体もいる場所も何もわからない。
俺は気が付くと薄暗い部屋に大の字で寝ていた。
目を開けて動こうとするが体が思うように動かない。
しばらくすると体に暖かい何かが乗っているのがわかり、腕が動くようになってきた。
腕を使って上体を起こすと、俺の腰にまたがって体を寄り添っている少女がいた。
「あの?大丈夫ですか?」
少女に声をかける。
返事がないので少し肩をゆすってみる。
「うぅん。」
「あの?」
「あっ。」
少女が気が付いたようで飛び起きると、俺の腰に体重をかけて座った状態になる。
「んん。」
色っぽい声が出た。
「あの。どいてくれますか?」
「あっ。申し訳ありません。」
少女が横に移動しようとすると、少女の股から俺が出てゆくのが見える。
俺はやっている最中だったのか?この状況はエロっ。
何が起こっているのかまったく分からずに呆けていると、
「ご主人様。ここから出ましょう。」
俺も少女も裸のままだ。
「えっ?このまま?」
「はい。」
「何か着るものはないんですか?」
「外にあります。」
「はい。」
何もわからずに少女について行く。
部屋から出て薄暗い廊下を進み階段を上がると、大きめの部屋に出た。
六人の神官らしい人がいた。
真ん中の一番きらびやかな衣装を着た年配の男性が、
「ブレイ様。ようこそいらっしゃいました。」
「ようこそいらっしゃいました。」
横に並んでいる一人の男性と四人の女性もいっしょに俺に向けて挨拶をしてお辞儀をしている。
ブレイ様って俺のこと???
俺の名前???
わからない???
起き上がると気が付くのが30歳代の男性の洋服だ。
胸の部分と下腹部が丸く開いている。
女性も二人が同じように胸の部分と下腹部が開いている。
三人の女性たちが俺に服を着せてくれる。
俺の後ろでは先ほどの少女がもう一人の女性に服を渡されて着ている。
俺の服を着せてくれている一人の女性をチラ見していると、
やはり胸の部分が見えている。
マイクロビキニを付けているが、もろに胸だけが出ている。
なんかうっすら赤く模様が見えるぞ?
服を着せてもらったあと、胸と下腹部があいた男性が声をかける。
「それでは参りましょう」
ここで少女を見て驚いた。
白のワンピースを着ているのだが、胸の部分と下腹部の分が白っぽくなっている。
さらによく見ると胸は白いマイクロビキニトップが見え、下腹部はボトムが見えている。
ということは胸と下腹部の肌が見えている?
うぅん。
見えているんです。ワンピースの胸の部分と下腹部だけが大きな穴が開いているんです。
生乳です。少女としては大きめの白い肌をした生乳です。エロい。
下腹部はもう少しでお股が見えそう。エロッ。
やはり胸と下腹部にそれぞれ模様が見えるぞ?
そうこうしていると馬車のに乗せられた。
服に穴があいた男性と普通の服を着た女性が一人いっしょに乗ってくる。
男性の胸は乳首が見えている。
やっぱり模様が見える。
馬車に乗り込むと時に見えたが、お尻も穴が開いている。
聞くと、年配の男性が祭司長で、
この男性が祭司補とのこと、
女性達は神官とののことだった。
お城のようなところに連れてこられた。
中に入ると豪華なエントランスがあり、左右に階段があり、ホテルのようなところで、
その中の二階にある部屋に案内された。
その間、「どうぞ。」「こちらです。」以外は馬車の中での紹介のみで、何も説明してくれない。混乱中です。
「それではこちらでお休みください。
明日、朝に後見人のお迎えが来ますので、
それまではごゆっくりなさってください。」
俺たちといっしょに来た男性の神官がそう伝えてきた。
「えっ!あのぉ。わからないことだらけなのですが。。。」
「詳しいことは、明日、
後見人から話があります。
私たちはお連れするようにだけ伺っておりますので、
これで失礼致します。」
代わりに二人のメイドが入ってきた。
「はじめまして。
わたくしがこの城のメイド長をしております。
アンネです。
よろしくお願いいたします。」
年配でしっかりした感じの女性が挨拶をしてお辞儀をする。
「そして、こちらがこの部屋の専属メイドのティアです。」
「よろしくお願いいたします。」
たしかにメイド姿をしている。
ただ、メイド長の服とは同じなのだが、胸と下腹部のところだけが違う。
ティアは胸と下腹部が出るように丸く穴が開いている。
ビキニトップで乳首は見えないがマイクロビキニなので形のいい生乳が出ている。エロっ。
「なにかございましたらメイドに申し出てください。
それでは失礼致します。」
メイド長がお辞儀をして扉を出て閉める。
俺の前には生乳を出したメイドと、後ろには生乳を出した少女がいるだけだ。
なに?この空間。
部屋にはソファーとローテーブルが置かれている。
まずは座ってゆっくり考えよう。
ソファーに行って座ると、少女もついてきて俺の斜め後ろソファーの横に立つ。
考えてもなにも思いつかない。
メイドがティーセットを持って来てくれた。
テーブルの端でポットからカップに紅茶のようなものを注いでいる。
チラ見していると、やっぱり胸はマイクロビキニで模様が見える。
紅茶を注ぎ終わるとメイドが去って行く、
その後ろ姿を見て気づいた。
尻尾がある。犬?
頭をみると耳もある。犬耳?
もう一度、尻尾を見ていると揺れる尻尾の向こうのスカートのお尻部分が大きく開いている。
見えているのは生尻だ。エロっ。
胸にもあったがお尻にも模様が見える。
ということはこの少女も?と思い、聞こうとしたが名前がわからない。
「名前をうかがってもよろしいですか?」
「本日、ご主人様のデーレにしていただいたセーラと申します。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。よろしくお願いいたします。」
少女に向かって聞くと、答えてくれた。デーレ?
「セーラさん。そこに立ってないで、座ったらどうですか?」
「私はここで結構です。」
「そんなことをおっしゃらずに座ってください。」
「はい。失礼しいます」
俺の向いにセーラが座る。
後でわかったことだが、座ったらどうですかでは問い掛けになり、座ってくださいでは依頼になるので座ることが出来るとのことだった。
「ちょっと、そこで立って、後ろを見せてください。」
セーラさんが立ち上がって後ろを向くと、やっぱり生尻が出ていた。
小ぶりでかわいいお尻だった。
Tバックを穿いているようだ。
服を着てお尻だけ出すってエロっ。
そのあとメイドのティアも呼んでいろいろ尋ねたが納得できることはなかった。
わかったことはセーラもティアも敬称は不要とのこと。
セイラはデーイでティアはヂーイで隷属と言うたちがであること。
隷属は胸、尻、下腹部を出した服を着なければいけないこと。
セイラは胸、尻、下腹部にうっすら赤く模様があり、
ティアは胸、尻だけで下腹部にはないこと。
二人にソファーに座るように言うとセイラは座ったが、
ティアは頑なに断わることぐらいだった。
ティアが座ることを断るのは、
メイドとして俺と同列の行動があるまじき行為として禁止されているためだった。
寝る際にもひと悶着あった。
ベットルームに案内されたが、キングサイズのベットが一つだけで、セーラのベットがないことだった。
ティアは部屋付きのメイド部屋にあるベットで寝るのだが、
シングルサイズより、さらに小さいため二人が寝ることはできない。
俺がソファーで寝ることを伝えたら、
あってはならないことと泣いて頼まれたので俺とセーラで一緒に寝ることになった。
これだけだったら許せる範囲だと思っていたのだが、寝間着はやっぱり胸とお尻、下腹部が開いたネグリジェでエロかった。
掛け布団があるので寝ているときは見えないが、蛇の生殺し状態でつらい一晩だった。




