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part1

 翌朝。

 私は目覚めるとすぐに胸の大きさを確認するために胸を揉みました。


 うん、大きいです。


 それはつまり、今日もアリアさんの身体で1日を過ごすことになったということを意味していました。


 先日のアイスドラゴンとの戦い。私は不覚にも足を引っ張る形となってしまいました。汎用魔法は魔力の運用法さえ覚えてしまえば誰でも使える。その考えがあったせいで、自分が使える魔法について確認を怠ったことが原因でした。

 今日は暇があれば自分の使える技について確認しておきましょう。それが、ライラスさんを助け、ひいては自分のやるべきことが何かを探るヒントを見つけることに役に立つかも知れません。


 私は軽く洗面所で顔を軽く洗い、先日と同じくあの恥ずかしい服に着替えると、一階の食堂に向かい、ライラスさん達と一緒に朝食を

 とることにしました。


「皆さんおはようございます……」

「あ、その口調、もしや」


 え、ヘンリー何か私変な事言いました?今の「私」は昨日会っているからこの口調に違和を感じることはない筈なのに……


「今日はおとなしい方のアリアか」


 ん?


「へ、ヘンリー……今日『は』ってどういう事ですか……?」

「いや、言葉の通りだよ。昨日は元の男勝りなアリアだった、てことだよ」


 そんなアホな、と思い、ちょうど食堂の壁に日めくり式のカレンダーがあったので見てみました。すると、アイスドラゴン討伐に出かけた日の二日後の日付になっていました。訳がわかりませんね……と、思っているところでヘンリーが続けます。


「なんかあっちもあっちで訳わかんないとか嘆いていたね……でもアリア、なんも僕には話してくれないんだよーー。しかもライラスとはこっそりひそひそとなんか話してるみたいだけど、どうして僕は信用されてないのかなー。僕は悲しいよ……僕にも話してくれたら色々と知恵を振り絞って起こった状況について真剣に考察するんだけど……あ、ちゃんと今ある情報だけでも考察は進めてるよ?ともかく、なんで僕に話してくれないの? 」


 え、そりゃあ昨日の様子みてなくてもわかりますよ……


「「だってそんな風にべらべらと喋ってうざったらしいから」」

「なんで二人合わせて言ってくるんだよ……」

「わかったらきちんと反省してくださいね?」

「くっ……普段のアリアとは違って口調は優しいのに……どうしてその笑顔は攻撃的なんだ……?でもちょっとその目線が気持ちいい……」


 ……なんでしょうか。ヘンリーはいじめられて喜ぶ変態さんなんでしょうか。もう言ってやりましょう。


「…………変態」

「おっぱいとかおパンツとかギリギリ見えそうで見えないような格好をしているアリアに言われたくはないね!?」

「そんなことを言うんですかやっぱりヘンリーさんの変態!エッチ!もう助けて下さいライラスさん!」


 が、そんな彼の目線はメロンに向いていました。確かに今日の朝食のフルーツの盛り合わせにメロンはあります。しかし、ライラスさんの目線の先にあったのはそのメロンではありません。つまり……


「……ラーイーラースーさーん?」

「ん!?な、なんだ?なんで俺にもそんな変態を見るような目を向けているのかい?」

「実際にライラスさんも変態だからですよ!!なんなんですか2人とも!ヘンリーさんはもう改めて話す必要はないですが、ライラスさん!私がヘンリーさんに気を取られているうちにその目線はどこに置いていたんですか?」

「そこにあるたわわに実った果実に目線を置いていたが、悪かったか?」

「確かにフルーツはそこにありますね……だけど現在進行形で実ってる訳ではありませんよね?」

「し、しまった」

「やっぱりライラスさんも私のおっぱい見てたんですね!変態!」

「く……言い逃れできないか……」

「おーい、飯早く食え。冷めるぞ?」

「「「は、はい……」」」


 ついつい口論で熱くなってしまい、ガンドウさんに言われてようやく今が朝食中だということを思い出しました。


 さて、今日の朝食は魚の切り身を焼いたものに野菜のスープとパン、そしてフルーツの盛り合わせです。ここの宿屋のコックさんは結構腕がいいのか、どんどん食べ進められます。


「と、言うわけで改めて本日のご予定を説明してくださると助かるのですが……」


 ご飯を少し食べ進めた後、ライラスさんに今日の予定を聞いてみました。昨日はアリアさんの意識下にあったみたいなので、私は今日何をするのか全く検討がつかなかったので。ライラスさんいわく、


「あ、今日?別に今日は休んでいたいな……一昨日あった事、主に一昨日のアリアが魔法をまともに扱えなかったことををアリアに話したら、『は?そんな理由(わけ)あるわけないじゃん。仮に違う奴の魂があたしの身体に入っていたとして、あたしが魔法を撃とうとして失敗するわけないじゃん。みんな、行くわよ、魔物狩りに』となって、朝から晩までとことん魔物狩りに付き合わされたよ……だから今日は自由行動でお願いします……」

「あはは……」


 アリアさんのその勢いを想像し、それに3人が付き合わされたと考えると、苦笑いしか出てきませんでした……

 でも、自由時間があるなら、使える魔法のチェックを1人で確かめる、ということができますね。よし、そうしましょう。


 そういうわけで、私は朝食のあと、村を出て近くの草原へと向かいました。



[解説]


何故、一日おきに意識がマリーとなるのか?

単純な某映画の方式なら翌日は元に戻っているはずなのに。

果たして何が起こっているのか。

考察お待ちしております

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