二話
「ん?ここは・・・。」
思いだした。そう、私は死んだのだ。光に殺されたのだ。思いだすと辛い。
「目覚めたようだな」
若い女のひとの声が聞こえてびっくりした。声の方をむくと・・・。
えっとー。何と言いますか、金色のドラゴンがいました。うん。ビックらこいた
いやあ、死後の世界はなんでもありなんですね。まさかドラゴンがいるなんてねー。あははー
「我の名は黄金龍アルグウェザード。生と死を司る伝説龍である。そなたの名はなんと申す」
「神埼春と申します・・・?長い名前ですねえ」
中二病っぽいなあ
「し、失礼な!!それに中二病じゃと!?お、おのれぇ!!我を怒らせたな!!消し炭にしてくれるわ!!」
いや、もう死んでる死んでる
「むむう・・・。ま、まあ良いではないか、許してやろう。」
というか・・・。
「す、凄い!!凄いよアルさん!!私の心読んでる!!さすが!!ドラゴンってすごいんだね!!かっこいい!!」
「むむ!!名を省略されたことは気に食わんが、わかっておるな!!ほんしんのようじゃし・・・。よいよい!!良い気分じゃ!」
いやー。なんでもありだねえ。ところで
「私、しんじゃったの?」
「うむ、その通りじゃ」
・・・。そうか。やっぱり・・・。
「じゃが、安心せい!!そなたは転生できる!!そなたの魂は上質じゃからな!!それも見た事がないぐらい!!」
「ふーんってえええ!?そんなことないよ・・・!!私運悪いし、性格悪いし」
「いやいや、間違いない。とにかく、転生できるのじゃ!!さて・・・。では、話をはじめるぞ?」
うっはー不思議なこともあるのねえ。だが、もちろん
「転生、したいです。話をきかせて下さい」
今までのことを、やり直したい
「うむ。ではいくぞ」
彼女|(?)によると、私は魔物が住み、魔法がある。ファンタジーな世界に転生するらしい。そして、人と魔物が争う世界でもあるらしいそして、私には役目があるらしくそれは、人も魔物も争うことなく平和な世界を創らなければならないらしい。そこで、与えられた地位が・・・
「は!?魔王!?」
「うむ?そうじゃが?」
「えええ!!!!じ、じゃあ、世界を支配とか!?しなきゃならないの!?」
「それはそなたのかってじゃ。まあ、続きをきけ」
うう・・・。じゃあどうしろと・・・。
「そなたは強力な魔力とスキルをもって召喚される。まあ、その力を持って、頑張ればよいのじゃ」
「どうやって?」
「向こうでわかる。では、スキルを授けるぞ」
すると、ピコーンと音がして・・・。
スキル 強制奪者を手に入れた!
と聞こえた え!?何これ?てかヘンな読み!!
「これは相手のスキルや技、能力を手に入れる業じゃ」
おお!すげえ
「ふふん!次はこれじゃ!!」
スキル 自動回復を手に入れた!
おお!!こんどは?
「そんままじゃ、受けたダメージを、30分ごとに2割回復するものじゃな」
超便利!!
そして、次々とスキルが出てくるそして・・・。
「じゃあ、魔法じゃ」
「まってましたー!!」
魔法ってあの魔法?かっこいい?いやっほー!!
「いくぞ?」
すると・・・。
ピコーン
魔法 雷豪恐嵐を習得した
「やばい電気が空から雨ではなく嵐のようにふってくるぞ」
「ちょうかっこいい!!ワクワクしてきたあー」
魔法 暗黒地獄を習得した
「まあ・・・。おたのしみじゃ」
こうして、いろいろしていく内に、多くのスキルと魔法を手に入れた
「はうああああ!!!」
「ちなみに、スキルと魔法は進化するぞ」
ああ、どれも中二心擽るいいものだった・・。
「じゃあ、旅立ってもらうぞ。・・・。その、短い間じゃったが、楽しかった・・・。その、ありがとな」
「うん!!こちらこそ!ありがとう!アルさん!」
「またいつか会えるだろうそれまで、さよなら」
「ばいばい!」
また、意識が遠くなっていくありがとう、アルさん・・・。