一話
私の名前は神埼春。ある大学に通う大学生!成績は、まあまあ良いと思うよ?うん。
好きなものは、ゲームと漫画。チョイオタってやつなんだけどね。でも、彼氏もいるし、リア充。一時期、リア充爆発しろーって念じてたこともあったけど、まあ、悪くない。
「おーい、春」
「ん?何」
彼が光。なんかモデルやってるらしく、すごい美形だったりする性格もよくて、なかなか良い奴だと思う。付き合ってる期間も長いし、ぶっちゃけ、そろそろ結婚も考えてる。というか、結婚したい
「今日、予定ない?大切な話があるんだ」
「う、うん・・・。あいてるよ。何時?」
なんだろ?もしかして・・・。結婚!?だったらいいけど、別れ話だったりして・・・。いやいや、ただのデートかも? おっと、ネガティブ思考はダメダメ。きっと良い結果だよ!
「じゃあ、九時に俺の家きて。大丈夫そう?」
「うん・・・。わかった」
よし、意を決した。気合い入れるぞー!
その夜
「お、お待たせ・・・。遅れた?」
「いや、そんなことないよ」
つ、ついに私もこのときがきたか!?きたのか!?
「はは、春は相変わらず面白いな。なんだ?その表情」
ううっ、酷い・・・。あんまりだ
「酷い・・・」
「ははは!悪い悪い。さて、本題に移ろうか」
彼は笑った後、目をスッと細めて私に近ずきながらいった
「俺は、春にあえて良かった。あんたほどいい女はめったにいないと思う。もう、俺はあんたがいないと生きられないだから・・・。」
彼は息継ぎなしでこう言った
「だから、死んでくれ」
え・・・?と思う間に、お腹に衝撃が走った。みると、ナイフが刺さっていた。そこから、血がだらだらあふれ出てくる
「な・・・んで・・・?」
意味がわからなくて、必死に問う。その間も血は止まらず、口からも血が出てくる。
「教えてあげるよ。春を失わないためさ。俺はもちろんあんたを信じていた。だがな?100パーそういうわけじゃないだろ?つまり、絶対に俺のそばに居てもらうため、安心して?だいじにするから、さ」
そんな・・・。酷い。・・・でも、私はバカだった。簡単に人信じて。思い返せばそんなこと言ってたじゃないか。それに、彼を心配させてしまった。だから、わたしが悪い
ああ、ごめんなさい。光。あなたにこんな酷いことをさせてしまって。ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・。
「あ、でも、話せなくなるのは悲しいなあ。まあ、春もなんの文句ないよね、俺に愛されるんだから」
ああ・・・。どうせ死ぬなら、もっとみんなに優しくしとけばよかった
お母さん、お父さん・・・。ごめんなさいありがとう
「あ、眠くなってきたのかな?うん、ゆっくりやすみな」
意識が・・・。朦朧としてきた・・・。さよなら。ごめんなさい。さよ・・・な・・ら・・・・・・・。




