表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王と世界創作記  作者: スノウ
人生編
2/4

一話

 私の名前は神埼春。ある大学に通う大学生!成績は、まあまあ良いと思うよ?うん。

 好きなものは、ゲームと漫画。チョイオタってやつなんだけどね。でも、彼氏もいるし、リア充。一時期、リア充爆発しろーって念じてたこともあったけど、まあ、悪くない。

「おーい、春」

「ん?何」

彼が光。なんかモデルやってるらしく、すごい美形だったりする性格もよくて、なかなか良い奴だと思う。付き合ってる期間も長いし、ぶっちゃけ、そろそろ結婚も考えてる。というか、結婚したい

「今日、予定ない?大切な話があるんだ」

「う、うん・・・。あいてるよ。何時?」

なんだろ?もしかして・・・。結婚!?だったらいいけど、別れ話だったりして・・・。いやいや、ただのデートかも? おっと、ネガティブ思考はダメダメ。きっと良い結果だよ!

「じゃあ、九時に俺の家きて。大丈夫そう?」

「うん・・・。わかった」

よし、意を決した。気合い入れるぞー!


その夜

「お、お待たせ・・・。遅れた?」

「いや、そんなことないよ」

つ、ついに私もこのときがきたか!?きたのか!?

「はは、春は相変わらず面白いな。なんだ?その表情」

ううっ、酷い・・・。あんまりだ

「酷い・・・」

「ははは!悪い悪い。さて、本題に移ろうか」

彼は笑った後、目をスッと細めて私に近ずきながらいった

「俺は、春にあえて良かった。あんたほどいい女はめったにいないと思う。もう、俺はあんたがいないと生きられないだから・・・。」

彼は息継ぎなしでこう言った

「だから、死んでくれ」

え・・・?と思う間に、お腹に衝撃が走った。みると、ナイフが刺さっていた。そこから、血がだらだらあふれ出てくる

「な・・・んで・・・?」

意味がわからなくて、必死に問う。その間も血は止まらず、口からも血が出てくる。

「教えてあげるよ。春を失わないためさ。俺はもちろんあんたを信じていた。だがな?100パーそういうわけじゃないだろ?つまり、絶対に俺のそばに居てもらうため、安心して?だいじにするから、さ」

そんな・・・。酷い。・・・でも、私はバカだった。簡単に人信じて。思い返せばそんなこと言ってたじゃないか。それに、彼を心配させてしまった。だから、わたしが悪い

ああ、ごめんなさい。光。あなたにこんな酷いことをさせてしまって。ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・。

「あ、でも、話せなくなるのは悲しいなあ。まあ、春もなんの文句ないよね、俺に愛されるんだから」

ああ・・・。どうせ死ぬなら、もっとみんなに優しくしとけばよかった

お母さん、お父さん・・・。ごめんなさいありがとう

「あ、眠くなってきたのかな?うん、ゆっくりやすみな」

意識が・・・。朦朧としてきた・・・。さよなら。ごめんなさい。さよ・・・な・・ら・・・・・・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ