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日記  作者: すずぱじゃま
3/8

俺の日記 2 エイプリルフール

次で俺君の日記終わる予定です。

4月1日


朝起きて俺はあることを思った。

俺は、やっぱり君のことが好きで好きでたまらない...君は少しくらい俺を思っていてくれてるのだろうか...。

確かめるのは簡単で、「好きだ!!」って告白してしまえばいい。

でも言ってしまうことで崩れてしまうのが怖い。

だが今日はエイプリルフールだ。何かしても「冗談だから」って誤魔化せる特別な日だ。

俺は、エイプリルフールに「好きだ、付き合ってくれっ」っていうのはなしだと思う。せこいし...あまりに冗談と言えない物になってしまうからだ。

そこで俺は思い出したんだ。

それは昔の男子友達につかれた嘘である。


「俺、彼女できたんだっ。お前盛大に祝え」

そう俺たちににやけ顏で言った友達はひとしきり祝いの言葉を聞いたあと、

「俺に彼女なんてできるわけねぇだろ、バーカ。エイプリルフールだって」

と、小突いてくる俺たちを見ながら高らかに笑っていた。


そうかこれだっ。そう俺は思った。

別に幼馴染に彼女自慢してもおかしくないし、彼女の反応を見ながらいいタイミングで嘘だと伝えればいい。

我ながらいい案を出したものだ。後はいつそれを言いにいくかである。

やっぱり嘘をつくなら、二人の時の方がいいだろう。

...ならどうせ家が隣なんだからそれを利用しよう。

これでもし、君も好意を抱いてくれているなら告白しよう...、俺はそんなことを気軽に思ってたんだ。


放課後に、俺は少しだけおしゃれをして君の家のチャイムを押した。

「千春〜、ちょっといいかぁ?」

ドアを少しだけ開けて中に呼びかけると二階の方でドタバタとあわてる音が聞こえた。

「いきなりどうしたの?特に用事ないとか言わないよね?」

若干怒りぎみの顔が怖い。

そんなことを言いながら手櫛で長い髪をすいたり、シャツのシワをのばしているのを見て、納得する。

「くつろいでたとこわるいけど、少しだけ時間もらっていい?」

靴を脱ぎながら中にはいると、千春の前に立った。

「別にいいけど、お茶とか何も出ないから」

「っ!!」

軽くスネを蹴られて走った、鈍い痛みを我慢した。

なんだかんだ言ってきちんとお茶を出してくれる千春を見て、らしいなと微笑しているとまた蹴られた。

「で、なに?」

用件を早く言えと軽く睨んでくる。

「なぁ千春、千春って彼氏とかって居るのか?」

これは俺にとって必須事項と言っても過言でない質問だった。

彼氏がいるやつに「俺、彼女できたから」なんて言ったところで、反応を見るどうこうの問題じゃなくなってしまうからだ。

つまり「おめでとう、だからどうしたの?」で済まされてしまうからだ...。

「い、いきなり何なわけ?別にそうゆう奴はいないけど...」

いきなりの質問に動揺しているのか、赤く染まった千春が可愛い。

思わず二回ガッツポーズを取りたくなったのを両方我慢した。

「いやさ、俺、彼女できたからさ...お前はどうなのかなって」

嘘だとばれない程度に笑いながらさらりというと、千春の顔が一目でわかるくらい青ざめ始めた。


ど、どうゆうことなんだ?


表情から感情を読もうにも冷え切った能面のように張り付いた表情のまま千春は微動だにしない。

「チ、千春?」

ただ事じゃない事態に声が裏返る。

「そう....良かったじゃない....」

ポツリとつぶやくと無表情のままゆらりと立ち上がって、フラリフラリと近寄ってくる。

正直言ってすごく怖かった。ここで一つ思い出したことがある。

千春の暴力は基本的に痛くない。

気が穏やかな時は蹴りが多くて、地味にいたい。

感情が荒ぶると拳が飛び出て、殴りかかってくるが...子供のパンチのように全然痛くないんだ。

振り上げられる拳の前になぜか俺はそんなことを思い出していた。

「ち、千春?」

駄々っ子のように俺を叩き続ける千春を見て俺は目を疑った。

あの千春が泣いていたんだ。

顔をくしゃくしゃに歪めながら、転けても、喧嘩しても、叱られても泣かなかった千春が泣いていたんだ。

おれはその事実に気付いた時、全力で謝っていた。

読みにくいとうはしてきしていただければ後程修正します。

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