第三話 覇龍の姉、その実態は!?
もう物語作りに行き詰まってしまった。
だれか、助けてくださ~~い。
2020年、中国からの攻撃があった後水上は着々と中国上陸の準備を整えていた。
その一方で、一部の艦艇が那覇航空基地に移動した中、沖縄基地に佇む一隻の1部屋のなかで2人は居た。
「よろしくな覇龍。」
と、目の前の少女に笑顔を向けたのは、神谷幸次である。軍人らしいきれいな歯だ。
「はい、宜しくお願いします!」
と、2度目のあいさつをさせられた少女は、この船の艦魂である覇龍である。
そして、神谷がハッとしたような顔をして言いだした
「本当に大丈夫だよね?作者の時間の問題で前話挨拶しちゃったけれど大丈夫だよね?頭打ってないよね?」
「まだ疑うのですか!?それになんですか!?作者の時間の問題って……ってか、作者ってなんですか!?」
「君が触れてはいけない領域だよ覇龍。いや、もう神域の部分だよ」
と、訳も解らないことを言う神谷であった………
「いやーにしても艦魂って本当にいるもんだねービックリしたよ俺ー」
「思いっきり棒ですよ!もう本当なんですから疑うのは止めて下さい!」
傍からみれば、仲の良い男女の様に感じられる。これを見せた者にこの2人は初対面だと言っても信じる者は多くはないだろう。
(艦魂って言われてもな………)神谷自身多少は覇龍をいじめたいという心があるが、艦魂と言われて頭で納得しようとするも、なかなか納得しきれないという気持ちが大きい。それもそうである。いままで平凡な毎日を暮らしていて、急に中国との戦いが始まって『覇龍』の船員に駆り出され、目の前に女性が現れ、幻とも謳われている「艦魂です。」なんて言われても納得できるはずがない。
覇龍を軽くいじめた後、急に無口になった神谷を心配して覇龍が声を掛けた
「大丈夫ですか?何か考え事でもしているのなら私もお手伝いしますよ」
「うおっ!ああ、大丈夫だ、心配ない。特にどうってことないよ」
「そうですか…まあ、1人で考えこまないで下さいね」
「分かった。分かった」
「返事は一回!」
「別に良いじゃ~ん」
「ならば仕方がありませんね。神谷さん、そこに立っていて下さい」
ちょっとお怒り気味の彼女に部屋の入り口から少し離れた場所に立たされた。いったい何をされるのだろうか?そう思い彼女に問おうとして顔を向けたら、体が固まった。怖かった、ただ彼女の眼が怖かった。蛇に睨まれた蛙とは、このことを言うのだろう。そして彼女は片腕を上げながら声を上げて走ってきた。ラリアットの構えである。
「うらあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「すみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
思わず謝ってしまった。しかし、彼女の勢いは止まる所か増していくばかりであった。神谷は死を覚悟した。ああ、俺死ぬな、早かったな俺の人生。登場してまだ2話目だぜ、みんな俺の事忘れないでくれよな…
「っめ!」
「ごるふぁ…って、え?」
なんと覇龍はラリアットの構えで突っ込んできて、その後神谷の額に親指を押しつけたのであった。親が小さな子を怒るように…
「もう、だめでしょ!返事は一回だけでいいの!」
思わず涙が出てきた…俺の寿命を返してくれ…3年くらい縮んだぞ、もう冥界に行く気満々だったのに、冥界に行って修行して帰って来ようとしてたのに。どうしてくれるんだこの悲壮感…天然にもほどがありすぎだろ…
ぐす……
「ひゃい…」
もう、殺してくれ俺を。恥ずかしすぎて死にそうだ。なんだ「ひゃい」って、なんなんだ「ひゃい」って!
Sの心ほど壊れやすいものはない。そんな教訓を得た神谷だった。「ひゃい」と間抜けな返事をしてしまった自分に対して覇龍はどんな反応をとったのか気になって仕方がなく、恐る恐る覇龍を見てみると彼女は笑っていた。
「っぷ、あははは「ひゃい」ってなによ「ひゃい」って、あーあ面白かった。もう本気でビビってるんだものあんな間抜けた顔も出来るのねあんた。これは、さっき私をいじめた罰よ罰」
「あ、あの覇龍、さん?さっきまでの雰囲気は?」
「ああ、あれはねもう一つの仮面よ、あの雰囲気を作り出すのも大変なのよ」
この女、ついに本性を現しやがったか、このやろう、この恨みは忘れんぞ~忘れぬぞ~心の中で必死に呪いをかける悲しい男である。
「S度に関しては私の方が上でしょう?」
未だに呪いをかけているこの悲しい男は、ずっと下を向いたままだった
「なんてね、覇龍出てらっしゃい」
「は~い」
どこかで聞いたことのある優しい声を聞き顔を上げると、先ほどまで俺を侮辱していた覇龍の顔があった。
「大丈夫でしたか?」
一瞬頭の中を?マークが過ったが、すぐに警戒し直した。また騙される訳にはいかないからな。
「どうかしました?」
「どうも何もお前がさっきまで俺を罵っていやがったじゃねぇか」
「あ~それはですね破龍姉さんって言うんです。」
「それって言うなそれって軽く傷つくでしょうが」
「はい?」
あっれ~?おかしいな覇龍が2人いるぞ?頭打ったかな?ちょっと軍医に診て貰わなきゃ~
「ちょっと軍医のとこ行ってくる」
「へ?なんでですか?」
「覇龍が2人見えるんだよ、頭を打ったみたいだ」
「だから、こっちは破龍姉さんって言うんです。」
「はりゅうねえさん?」
あっれ~?おかしいな覇龍がおかしなことを言ってるぞ?ますます軍医に診て貰わなきゃ~
「軍医の所にってくる」
「だから、ちが…「違うって言ってんでしょうが!こんな天然な妹と一緒にしないでくれる!?また罵りられたい訳?」
「すみませんでした。ちょっといじりたくなったもんで…」
「「またかぁ!」」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「という訳で私たち姉妹は2人で一隻なんです」
先ほどの騒動?から一旦落ち着いた後、覇龍と破龍に話を聞いた訳だが、まあ、落ち着く前にまた破龍に殺されそうになったりもしたが……
覇龍姉妹に聞いたところ、この船は前大戦の大和型艦の「大和」と「武蔵」をモデルに作られているらしい。艦の甲板より下を「武蔵」甲板より上を「大和」をモデルにされているらしいがなるほど、そう言われてみれば本で見たとおり若干似ている個所もあったりする。
この戦艦「覇龍」は表向きでは、世界を制覇するという水上の思いを載せた「覇龍」という呼び方で来ているが、その代償としてあらゆるものを破壊するという「破龍」と政府の一部では呼ばれているらしい。そのためこの戦艦「覇龍」の正式名は戦艦「覇龍=破龍」と呼ばれている
「そうか…」
なんだか、複雑な気分だった。表と裏。なんとなく差別されているような気がしてならなかった。どう思うのも人の勝手だが、神谷はそんな風に感じていた。2人とも守ってあげたい。そう思った。そんな事は夢物語だろうと言われようが、思われようが、行動しない方が自分にとっては辛くなる気がしてならなかった。
「…で破龍もこの部屋に来たって事は何か用事があったんだろ?ん?」
ギクッそんな音が聞こえた様な気がした
「う、ま、まあ、一応用があったんだけどねぇ…」
「なんだい?言ってみなよ」
「え?あの~その、なんというか、その…」
神谷には破龍がなんと言いたいのかとっくに分かっていた。破龍の妹もこうやって俺に言いに来たわけだし用事があるとすればこのくらいしか思いつかなかった。だが、
「ん?なんだい?はっきり言ってくれないか?」
さっきの復習を果たしたかったなんとしてでも!
「その、なんというか、……と………ほしい」
「ん?なんて?ごめん聞こえないなぁ~?」
覇龍が心配そうに見ている、大丈夫ふだ心配ないぞ、俺はもうやられない
「……と……てほしい」
「聞こえないよ~?」
「覇龍と一緒に面倒を見て欲しいって言ったの!これで良い!?文句ある!?」
神谷は心の中でガッツポーズを取った。勝った勝ったぜ
「よ、よし、わかった。…プッククク」
「あんた笑ったわね!殺してやる!」
「ああ、ああ分かったよいつかな、それより今はお前たちの面倒だ」
そう言いながら破龍の軍帽を取り頭を撫でた
「なっ//なにすんのよ//」
「いやぁ、なんとなく」
「殺してやるぅ!」
「ぐふぁ!?」
「ちょっと姉さんやりすぎですって!」
覇龍の姉、破龍を加えた3人のどたばたな毎日が始まるのであった……
というわけで、破龍の登場です。後書きを書いた後題名を編集しに行ってきます。
覇龍の姉破龍、ちょっとしっかりしているけど、少し抜けた所のある覇龍と違い、ツンデレっていうやつですかな?
若干Sっ気を含む神谷、所々マイペースな所もあります。
これから。神谷を含む3人たちのお話が繰り広げられていきます。
あぁ~筆記が大変だ~
これからも応援宜しくお願いしますね!
それでは次話会いましょう!




