表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
292/333

三ツ橋アカネ


挿絵(By みてみん)




■ キャラクター設定資料:三ツ橋アカネ(Mitsuhashi Akane)


《雷導兵候補生/機動空域管制課》



【基本プロフィール】


・氏名:三ツ橋アカネ(Mitsuhashi Akane)

・年齢:18歳

・性別:女性

・所属:エレトゥス連合国軍 雷導育成機関 《LCA》第七区候補生棟

・課程部門:機動空域管制課

・候補生評価等級:C +

・出身地:ヨナリア島王国(旧キョウト自治区)

・霊素適合率:62.4%

・共鳴安定指数:88(高度安定型・構造共鳴対応可)




【外見・印象】


腰まで届く白色の髪を一つ結びにしており、常に端正な外見を維持。瞳は鈍色がかった琥珀で、光の加減によって赤銅色にも見える。

制服は規定通りに着こなしているが、ブーツやインナーレイヤーの細部にだけ微妙な“意匠のこだわり”が見え隠れする。


その姿勢と視線には常に静かな緊張感があり、周囲からは「完璧主義者」「歩く規範」と評されることもあるが、実際には――その厳しさの裏に、常に誰かの「期待」や「責任」を背負おうとする不器用な献身がある。




【人物像・内面性】


明朗快活で口数が多く、感情表現も豊か。冗談や皮肉を交えつつ、本音を隠さずストレートに発言するタイプ。

しかしその内面には、「自分の手で大切なものを守りきりたい」という、強くて不器用な責任感がある。


人との距離は近く、仲間に対してはツッコミや毒舌を交えながらも情に厚く、献身的。

だが、それゆえに「信頼の裏切り」や「無力感」に対しては非常に敏感で、自己嫌悪や後悔を抱えやすい側面もある。


表面上は陽気で飾らないが、内心では常に“感情の暴走”を恐れており、

「感情で動かないで」という口癖は、自分自身へのブレーキでもある。


「自分が動かなきゃ、誰かが傷つく」──

そう考えるがゆえに、戦闘では衝動的で危うい決断を下すこともあり、そこが彼女の強さであり、弱さでもある。




【戦術・能力特性】


・部門適性:局所戦術制御・複合術式展開・高密度空間封鎖

・適性型:戦線制圧型/魔導支援型/対多防衛型



● 得意術式


・《バインド・カスケード》

 広域多重拘束術式。対象区域に複数の拘束フィールドを連鎖展開し、敵の移動/術式/意思伝達を遮断。

 ある訓練演習において“全封鎖”状態を最短で達成した記録を持つ。

・《ミラージュ・ディセント》(準実戦運用段階)

 光・風属性の干渉により、空間内に分身残像を高速で発生させる陽動型戦術。

 術式展開中の自我分離リスクあり。

・《エッジ・リバース》

 指定区域内の魔導構造を“反転展開”し、敵術式の入力値を逆流させる応用術式。

 戦術情報戦との複合が可能。



● 搭載装備


・多層型魔導解析装置 《レゾナ・ノード》

 戦術状況に応じて術式テンプレートを自動書き換え可能な高度分析端末。

・強制干渉補助具 《エッジ=コード・スティレット》

 接触領域に対し魔導演算を強制挿入する短剣型デバイス。制御困難だが威力は高い。




【性格・対人関係】


・性格:理性的・責任感強・無愛想・芯の強い完遂主義者

・口癖:「判断は早く。感情は遅く」

・対人関係:他人に厳しく自分に最も厳しいタイプ。敵には容赦なく、仲間には黙って支える。

・交友関係:

 クロエとは価値観が違いすぎるとしながらも、場の空気を読む能力を高く評価しており、密かに信頼している。

 フレンとは無言で通じる戦友のような関係。共に後方支援を担う者として、無言の絆が存在する。




【まとめ】


三ツ橋アカネは、感情を抱えたまま前に出る実行者である。

よく喋り、よく怒り、よく笑う。その振る舞いは軽やかで親しみやすいが、その奥には「自分が動かなければ誰かが傷つく」という、逃げ場のない覚悟がある。


彼女の判断は衝動的に見えることも多いが、それは無思考ではない。

むしろ感情が溢れそうになるたびに理性で自らを抑え込み、「感情で動くな」という言葉を自分自身に言い聞かせているにすぎない。


アカネが守ろうとするのは、戦術上の最適解でも、全体の勝利でもない。

目の前にいる“この人”であり、“今この瞬間”だ。

だからこそ彼女は無茶をするし、前に出るし、結果として誰かに叱られる。


それでも彼女は止まらない。

誰かの未来を信じるために、まず自分が傷つくことを選ぶ――

それが三ツ橋アカネという人物の、危うくも真っ直ぐな生き方である。



──────────────────────



■ 三ツ橋アカネ ― スキル体系・魔導核特性詳細



【スキル名称と概要】


《ホロウ・スペクトラム(Hollow Spectrum)》


・分類:特異型スキル(Unique-Type)

・属性:光属性/波動情報干渉


◼︎スキル概要:


光霊素を“波動情報媒体”として再定義し、空間内の物理・魔導的エネルギーに対して干渉条件を「再書き換え」する領域操作型スキル。

従来の光属性が持つ「照射」「反射」「光熱」などの機能とは異なり、《ホロウ・スペクトラム》は光の波長・振動情報を媒介に、他のエネルギーの“作用条件”を物理的にではなく情報論的に破壊・再編する能力である。




【発動構造と術式的特性】


《ホロウ・スペクトラム》の発動は、以下の3段階からなる構造的処理に基づく:


◆①波動情報捕捉(Detection Phase)

対象空間内のエネルギー挙動を波動単位で観測。

・衝撃波:圧縮波としての周波数構成を検出

・熱:赤外帯域での拡散振動を収束解析

・霊素:霊子振動スペクトルを構造的にスキャン


◆②振動位相調整(Desync Phase)

上記で得た波動情報を、光霊素を通じて中継・変換。

ここで対象波動の干渉位相を微小にずらすことで、相互作用の発生条件そのものを崩す。


◆③効果波動無効化(Hollowing Phase)

結果的に、対象のエネルギー波は「そこに存在しているのに作用しない」という状態に入り、“中空化”された空間内ではエネルギーの作用結果が失われる。




【術式的応用と戦術効果】


《ホロウ・スペクトラム》は直接的な攻撃・遮断ではなく、“結果”を無効にする点で極めて特異な応用性を持つ。


◼︎主な戦術効果

・衝撃波・術式・爆発などの直接作用の無力化

・高位術式の着弾エフェクトを視覚上そのまま残したまま無効化

・対象術式の構造的“空打ち化”

・魔導攻撃・物理攻撃問わず、結果だけを消す「現象遮断」

・目に見える“防御”が行われていないにも関わらず、「効かなかった」という結果のみが残る


◼︎応用例

・限界出力による自爆寸前の雷霊素爆発の衝撃・熱を中空化

・味方の周囲に“干渉不可領域”を一瞬だけ挿入し、敵術式の影響を完全消去

・エネルギー干渉を錯覚させ、敵のタイミングや判断を“欺く”心理操作戦




【スキル評価指標】


□ 指標/評価/内容

⚫︎Ability(異能強度) / 54 / 単体での破壊力は低いが、戦術変化力は極めて高い

⚫︎Control(制御性) / 71 / 高精度な波動同期と微細位相制御が可能

⚫︎Compatibility(適応性) / 68 / 波動属性との高い親和性|空間系・領域系と限定的併用可

⚫︎Potential(潜在拡張性) / 65 / 情報遮断・解析支援・疑似不可視化など多彩な応用性

⚫︎Persistence(持続性) / 46 / 高負荷|長時間展開不可|一時的・限定使用に限る




【魔導核構造と属性特性】


◼︎魔導核形式


アカネの魔導核は、光属性に特化した「情報位相型コア」。

通常の光術式核とは異なり、光そのものを術式エネルギー源とせず、「波動媒体としての情報変換機能」に特化した特殊構造。


◆コア特性:

・波動検出システム:空間内の各種エネルギーを「振動情報」として数値化

・位相干渉補正機能:術式実行時に、対象情報の“存在確定条件”を改変し、干渉そのものを構造的に排除


◆副次特性:

・光霊素粒子による空間粒度制御

 → 精密な波動変調により、対象の霊素流に“作用しない環境”を構築




【使用制約・構造的リスク】


・負荷限界:術式使用には膨大な認識演算が必要で、精神負荷が極めて高い

・範囲制限:ホロウ化は1.5m〜3mの限られた領域に限定される

・使用条件:正確な波動情報取得が前提であり、錯乱・遮断下では発動不可

・視界依存性:明確な空間把握がなければ誤起動・自傷の可能性あり




【総括】


《ホロウ・スペクトラム》は、防御術式でも攻撃術式でもない。

それは“作用を存在させたまま意味を奪う”という、情報干渉型の異能である。

三ツ橋アカネは、この能力を戦術的“歪み”として使用し、「無効化の瞬間」を演出する。


その能力は彼女の冷徹な論理性と、過去に抱えた喪失の記憶によって磨かれたもの。

彼女にとって防御とは、“誰かが死なない結果を作る”ことだ。

だからこそ、彼女の使う「何も起きなかった空間」は、最も静かで、最も切実な戦場である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ