三ツ橋アカネ
■ キャラクター設定資料:三ツ橋アカネ(Mitsuhashi Akane)
《雷導兵候補生/機動空域管制課》
【基本プロフィール】
・氏名:三ツ橋アカネ(Mitsuhashi Akane)
・年齢:18歳
・性別:女性
・所属:エレトゥス連合国軍 雷導育成機関 《LCA》第七区候補生棟
・課程部門:機動空域管制課
・候補生評価等級:C +
・出身地:ヨナリア島王国(旧キョウト自治区)
・霊素適合率:62.4%
・共鳴安定指数:88(高度安定型・構造共鳴対応可)
【外見・印象】
腰まで届く白色の髪を一つ結びにしており、常に端正な外見を維持。瞳は鈍色がかった琥珀で、光の加減によって赤銅色にも見える。
制服は規定通りに着こなしているが、ブーツやインナーレイヤーの細部にだけ微妙な“意匠のこだわり”が見え隠れする。
その姿勢と視線には常に静かな緊張感があり、周囲からは「完璧主義者」「歩く規範」と評されることもあるが、実際には――その厳しさの裏に、常に誰かの「期待」や「責任」を背負おうとする不器用な献身がある。
【人物像・内面性】
明朗快活で口数が多く、感情表現も豊か。冗談や皮肉を交えつつ、本音を隠さずストレートに発言するタイプ。
しかしその内面には、「自分の手で大切なものを守りきりたい」という、強くて不器用な責任感がある。
人との距離は近く、仲間に対してはツッコミや毒舌を交えながらも情に厚く、献身的。
だが、それゆえに「信頼の裏切り」や「無力感」に対しては非常に敏感で、自己嫌悪や後悔を抱えやすい側面もある。
表面上は陽気で飾らないが、内心では常に“感情の暴走”を恐れており、
「感情で動かないで」という口癖は、自分自身へのブレーキでもある。
「自分が動かなきゃ、誰かが傷つく」──
そう考えるがゆえに、戦闘では衝動的で危うい決断を下すこともあり、そこが彼女の強さであり、弱さでもある。
【戦術・能力特性】
・部門適性:局所戦術制御・複合術式展開・高密度空間封鎖
・適性型:戦線制圧型/魔導支援型/対多防衛型
● 得意術式
・《バインド・カスケード》
広域多重拘束術式。対象区域に複数の拘束フィールドを連鎖展開し、敵の移動/術式/意思伝達を遮断。
ある訓練演習において“全封鎖”状態を最短で達成した記録を持つ。
・《ミラージュ・ディセント》(準実戦運用段階)
光・風属性の干渉により、空間内に分身残像を高速で発生させる陽動型戦術。
術式展開中の自我分離リスクあり。
・《エッジ・リバース》
指定区域内の魔導構造を“反転展開”し、敵術式の入力値を逆流させる応用術式。
戦術情報戦との複合が可能。
● 搭載装備
・多層型魔導解析装置 《レゾナ・ノード》
戦術状況に応じて術式テンプレートを自動書き換え可能な高度分析端末。
・強制干渉補助具 《エッジ=コード・スティレット》
接触領域に対し魔導演算を強制挿入する短剣型デバイス。制御困難だが威力は高い。
【性格・対人関係】
・性格:理性的・責任感強・無愛想・芯の強い完遂主義者
・口癖:「判断は早く。感情は遅く」
・対人関係:他人に厳しく自分に最も厳しいタイプ。敵には容赦なく、仲間には黙って支える。
・交友関係:
クロエとは価値観が違いすぎるとしながらも、場の空気を読む能力を高く評価しており、密かに信頼している。
フレンとは無言で通じる戦友のような関係。共に後方支援を担う者として、無言の絆が存在する。
【まとめ】
三ツ橋アカネは、感情を抱えたまま前に出る実行者である。
よく喋り、よく怒り、よく笑う。その振る舞いは軽やかで親しみやすいが、その奥には「自分が動かなければ誰かが傷つく」という、逃げ場のない覚悟がある。
彼女の判断は衝動的に見えることも多いが、それは無思考ではない。
むしろ感情が溢れそうになるたびに理性で自らを抑え込み、「感情で動くな」という言葉を自分自身に言い聞かせているにすぎない。
アカネが守ろうとするのは、戦術上の最適解でも、全体の勝利でもない。
目の前にいる“この人”であり、“今この瞬間”だ。
だからこそ彼女は無茶をするし、前に出るし、結果として誰かに叱られる。
それでも彼女は止まらない。
誰かの未来を信じるために、まず自分が傷つくことを選ぶ――
それが三ツ橋アカネという人物の、危うくも真っ直ぐな生き方である。
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■ 三ツ橋アカネ ― スキル体系・魔導核特性詳細
【スキル名称と概要】
《ホロウ・スペクトラム(Hollow Spectrum)》
・分類:特異型スキル(Unique-Type)
・属性:光属性/波動情報干渉
◼︎スキル概要:
光霊素を“波動情報媒体”として再定義し、空間内の物理・魔導的エネルギーに対して干渉条件を「再書き換え」する領域操作型スキル。
従来の光属性が持つ「照射」「反射」「光熱」などの機能とは異なり、《ホロウ・スペクトラム》は光の波長・振動情報を媒介に、他のエネルギーの“作用条件”を物理的にではなく情報論的に破壊・再編する能力である。
【発動構造と術式的特性】
《ホロウ・スペクトラム》の発動は、以下の3段階からなる構造的処理に基づく:
◆①波動情報捕捉(Detection Phase)
対象空間内のエネルギー挙動を波動単位で観測。
・衝撃波:圧縮波としての周波数構成を検出
・熱:赤外帯域での拡散振動を収束解析
・霊素:霊子振動スペクトルを構造的にスキャン
◆②振動位相調整(Desync Phase)
上記で得た波動情報を、光霊素を通じて中継・変換。
ここで対象波動の干渉位相を微小にずらすことで、相互作用の発生条件そのものを崩す。
◆③効果波動無効化(Hollowing Phase)
結果的に、対象のエネルギー波は「そこに存在しているのに作用しない」という状態に入り、“中空化”された空間内ではエネルギーの作用結果が失われる。
【術式的応用と戦術効果】
《ホロウ・スペクトラム》は直接的な攻撃・遮断ではなく、“結果”を無効にする点で極めて特異な応用性を持つ。
◼︎主な戦術効果
・衝撃波・術式・爆発などの直接作用の無力化
・高位術式の着弾エフェクトを視覚上そのまま残したまま無効化
・対象術式の構造的“空打ち化”
・魔導攻撃・物理攻撃問わず、結果だけを消す「現象遮断」
・目に見える“防御”が行われていないにも関わらず、「効かなかった」という結果のみが残る
◼︎応用例
・限界出力による自爆寸前の雷霊素爆発の衝撃・熱を中空化
・味方の周囲に“干渉不可領域”を一瞬だけ挿入し、敵術式の影響を完全消去
・エネルギー干渉を錯覚させ、敵のタイミングや判断を“欺く”心理操作戦
【スキル評価指標】
□ 指標/評価/内容
⚫︎Ability(異能強度) / 54 / 単体での破壊力は低いが、戦術変化力は極めて高い
⚫︎Control(制御性) / 71 / 高精度な波動同期と微細位相制御が可能
⚫︎Compatibility(適応性) / 68 / 波動属性との高い親和性|空間系・領域系と限定的併用可
⚫︎Potential(潜在拡張性) / 65 / 情報遮断・解析支援・疑似不可視化など多彩な応用性
⚫︎Persistence(持続性) / 46 / 高負荷|長時間展開不可|一時的・限定使用に限る
【魔導核構造と属性特性】
◼︎魔導核形式
アカネの魔導核は、光属性に特化した「情報位相型コア」。
通常の光術式核とは異なり、光そのものを術式エネルギー源とせず、「波動媒体としての情報変換機能」に特化した特殊構造。
◆コア特性:
・波動検出システム:空間内の各種エネルギーを「振動情報」として数値化
・位相干渉補正機能:術式実行時に、対象情報の“存在確定条件”を改変し、干渉そのものを構造的に排除
◆副次特性:
・光霊素粒子による空間粒度制御
→ 精密な波動変調により、対象の霊素流に“作用しない環境”を構築
【使用制約・構造的リスク】
・負荷限界:術式使用には膨大な認識演算が必要で、精神負荷が極めて高い
・範囲制限:ホロウ化は1.5m〜3mの限られた領域に限定される
・使用条件:正確な波動情報取得が前提であり、錯乱・遮断下では発動不可
・視界依存性:明確な空間把握がなければ誤起動・自傷の可能性あり
【総括】
《ホロウ・スペクトラム》は、防御術式でも攻撃術式でもない。
それは“作用を存在させたまま意味を奪う”という、情報干渉型の異能である。
三ツ橋アカネは、この能力を戦術的“歪み”として使用し、「無効化の瞬間」を演出する。
その能力は彼女の冷徹な論理性と、過去に抱えた喪失の記憶によって磨かれたもの。
彼女にとって防御とは、“誰かが死なない結果を作る”ことだ。
だからこそ、彼女の使う「何も起きなかった空間」は、最も静かで、最も切実な戦場である。




