LCA評価指標
【LCA評価指標】
ACCP:個別能力総合指標(Ability-Capacity-Capability-Power)
■ 概要
ACCPは、LCA(雷導中央育成局)が雷導兵候補生および現役雷導兵に対して適用する、総合的な戦闘適性評価システムである。
この指標は、術士としての潜在力・現時点の実力・将来的な育成可能性を含めた多角的な判断基準であり、能力の「客観値」として階級制度に直結している。
ACCPは以下の4つの要素を100点満点で数値化し、総合400ポイント中で評価される。
■ 4項目の内訳
【項目/概要/評価基準の例】
□ Ability / 理解力・技量・魔導適正・戦術感覚 / 術式理解度、反応速度、適応性など
□ Capacity / 魔力総量・維持力・情報処理容量 / 魔導核容量、マナ蓄積耐性、持久力
□ Capability / 組織的行動・戦術遂行・指揮能力 / 隊行動適性、支援連携、統率資質
□Power / 筋力・瞬発力・知力・精神力 / 瞬間出力、打撃力、耐精神負荷
■ グレード階級(ACCPスコアによる格付け)
LCAおよび雷導兵団では、ACCPスコアを以下の通りグレード(K〜S)に分類する。
【グレード/スコア範囲/位置づけ】
□ S / 380〜400 / 最上位。隊長・指導者クラス
□ A / 360〜379 / 上級雷導兵。副隊長・中核候補
□ B / 340〜359 / 正規雷導兵。前線主力
□ C / 320〜339 / 実戦投入可能。上級候補生最終層
□ D / 300〜319 / 実力者枠。中級候補生上層部
□ E / 280〜299 / 平均以上。訓練課程修了見込み
□ F / 260〜279 / 通常候補生上位層
□ G / 240〜259 / 平均層。進級可能性あり
□ H / 220〜239 / 伸びしろ依存。脱落リスクあり
□ I〜K / 160〜219 / 訓練不適正圏。再評価または退役対象
■ 評価例:ジークハルト(Dランク)
【Ability/Capacity/Capability/Power/総合】
◆ 80 / 75 / 55 / 90 / 300
・「Power=90」は個人火力の頂点に近く、短期制圧・物理打撃に特化。
・「Capability=55」は連携行動やチームプレイに課題が残る。
・全体スコアはDランク上位であり、実戦投入の許可ライン。
■ 解釈と活用方法
・戦術指導の基準として、どの分野の強化が必要かを数値で明示。
・部隊配属や昇級判断において、客観性の高い指標として機能。
・候補生間の実力差可視化、育成ルートの再構成にも活用される。
■ 留意点
・ACCPはあくまでLCAによる内部評価指標であり、雷導兵団や他大陸の評価基準とは異なる。
・術式の個性や未測定領域(例:共鳴干渉能力)は数値に反映されにくく、灰式や異能持ちには不完全な評価となる可能性がある。
・通常は半年に1度更新されるが、実戦時の挙動ログによって緊急再評価が行われるケースもある。
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【LCA術士適性評価資料】
属性別適応傾向 × 能力型分類(通称:術式カテゴリ・モデル)
■ 基本属性分類(全7属性)
各候補生は、魔導核に宿る属性因子により、以下の七属性のいずれか(または複合)に適応する。
【属性/主な術式傾向/補足的特性】
□ 光 / 秩序制御・結界生成・視覚操作 / 瞬間制圧|精神安定補助|祝福系
□ 火 / 爆裂術・燃焼展開・内部加熱 / 攻撃型の代表格。強化術との相性も高い
□ 水 / 治癒術・再生術・液体制御 / 回復|中距離制圧|反射操作に特化
□ 風 / 高速移動・空間斬撃・音波撹乱 / 軽戦型・撹乱戦法のスペシャリスト
□ 雷 / 高出力術・電磁操作・神経制御 / 情報伝達|反応速度向上|術式リンク特化
□ 岩 / 防御展開・重力干渉・地形支配 / 耐久型|地形制圧|基盤強化に優れる
□ 闇 / 記憶操作・幻術・精神干渉 / 心理戦|潜在能力制御|対術者分野に強い
■ 能力型分類(候補生カテゴリ)
候補生は術式の運用傾向に応じて、以下の戦闘モデル(型)に分類される。これにより訓練課程や実戦配属が最適化される。
【型分類/名称(通称)/概要/主な適性属性】
① 近接強化型 / ブレイクファイター / 魔力による筋力・瞬発力強化。体術+接近戦術特化 / 火・雷・岩
② 遠隔術式型 / スペルキャスター / 中・長距離からの術式投射。連射・制圧に優れる / 光・火・雷・風
③ 回復支援型 / ヒールサーバント / 回復・再生・補助術に特化。戦線維持の要 / 水・光・岩
④ 結界展開型 / フォートコーディアン / 守護結界や防御術式に特化。陣形戦術の要 / 光・岩・水
⑤ 情報感知型 / インフォトレーサー / 索敵・通信・視覚術などの情報系能力者 / 雷・風・闇
⑥ 共鳴同調型 / リンクドライブ / 精神・魔導共鳴による複数術者連携型 / 雷・闇・水(複合)
⑦ 幻影干渉型 / ミラージュアクター / 記憶・視覚・認識への干渉。心理操作型 / 闇・風・光
⑧ 地形制圧型 / テレインドミネーター / 地形支配・重力操作による戦場コントロール型 / 岩・火
⑨ 属性変質型 / アトリビュートシフター / 属性の変質や複合・混合型術式の行使者 / 特異核持ちに多い
■ 型とACCP評価の相関 (モデルパターン)
【型分類/重要評価項目(ACCPの中で)/特記事項】
□ 近接強化型 / Power|Ability / 持久戦に強いが、Capabilityが伸びづらい傾向
□ 遠隔術式型 / Ability|Capacity / 高度な術式制御力を要し、反射神経も要求される
□ 回復支援型 / Capacity|Capability / 補助者としての適正が重視され、精神耐性も必要
□ 結界展開型 / Capacity|Capability / 状況判断・構築速度のバランスが鍵
□ 情報感知型 / Ability|Capability / 電子的素養や集団行動適性も評価対象
□ 共鳴同調型 / Capability|Ability / チーム内調和と精神干渉耐性が必須
□ 幻影干渉型 / Ability|Power / 情報誘導型としての知性・心理読解力が重要
□ 地形制圧型 / Power|Capacity / 重力術や地質干渉には体力と高魔力が必須
□ 属性変質型 / 全項目(特にAbility) / 特異体質として分類され、研究対象になることも多い
■ モデルキャラクター分類(例)
【キャラ/属性/型分類/備考】
□ ライ / 雷 / ①ブレイクファイター+⑥リンクドライブ / 変異核持ち。精神干渉耐性が未成熟
□ ルシア / 火 / ①ブレイクファイター / 瞬間出力型。術式の連結率に成長余地
□ クロエ / 雷+風 / ⑤インフォトレーサー / 空域制御型。高精度の索敵術者
□ ジークハルト / 雷 / ①+②(中距離対応型) / 物理出力に特化。capability低め
■ 備考と応用
・LCAでは入学直後に「属性核適性検査」「術式型スクリーニング検査」を実施し、適正に応じた初期訓練ルートを選定。
・型の分類は成長によって変化する場合もある(例:ブレイク→ドライブ型への転向)。
・特異体質者は「混合型」として専属指導が付くことがある。
・制度上、複合属性者は軍事研究対象にされやすく、特別観察対象に指定されることもある。
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【LCA術理基礎資料】
《術効指数(Magic Efficiency Index)》
■ 概要
術効指数(Magic Efficiency Index、略称:MEI)とは、術者が行使する術式の「効果効率」を定量化した指標であり、アルザリオス魔導理論における術式演算・魔力伝導・外部出力の3要素を統合的に評価する中核パラメータである。
これは単なる「出力の強さ」ではなく、
「術式を成立させるために必要なエネルギーと、実際に得られる効果との比率」
を数値化した、いわば術者の“魔力変換効率”を示す尺度である。
■ MEIの構成要素:三重構造
術効指数は、以下の3項目から構成される。
【項目/名称/説明】
① 演算効率値(EOP) / Execution Optimization / 術式を構築する演算ルートの効率性。魔導核の演算回路、記憶構造、反応速度などに依存。
② 伝導率(TPR) / Thaumic Propagation Rate / 魔力が術式構造に流入する際のエネルギー損失率。マナ導管(魔脈)の伝導構造、術式接続点の安定度に依存。
③ 出力再現率(ORR) / Output Realization Ratio / 術式の設計通りに効果が発揮されるかの実効率。精神集中力、外的環境、属性適性が影響する。
◆ MEI = [EOP × TPR × ORR] / 定数調整値
・EOP・TPR・ORRはいずれも最大値1.0(100%)であり、MEIは 0.00〜1.00(0〜100%)の範囲で表示される。
・MEI 0.75以上は「高度術式運用可能レベル」。
・MEI 0.50未満は「術式暴発・不安定リスク高」と判定される。
■ ACCPとの関連性
MEIは特にACCPの以下の項目と強く相関する:
【MEI構成要素/関連ACCP項目】
□ 演算効率値(EOP) / Ability(理解力・術式知識)
□ 伝導率(TPR) / Capacity(魔導核容量・魔力耐性)
□ 出力再現率(ORR) / Power(集中力・体力)+ Capability(実戦環境での再現性)
※MEIの高さは「術者としての総合能力」を反映するものではなく、
「1術式あたりの実行効率」を表す限定的かつ実用的な指標である。
■ 実践的意味と応用
・術効指数が高い者は、少ない魔力で高威力を実現できるため、持久戦・連戦に強い。
・特に補助術・連携術においてはMEIの高さが絶対的に求められる。
・一方、MEIが低くても「魔力総量」が圧倒的であれば、強引な術式展開は可能(=”出力ゴリ押し型”)。
■ 属性ごとのMEI傾向
【属性/傾向と補正因子】
□ 光 / EOPが高い(術式演算が安定しやすい)
□ 火 / ORRが高い(単純火力系は構築が容易)
□ 水 / TPRが高い(魔力伝導が滑らか)
□ 風 / EOPとTPRがバランス良好
□ 雷 / ORRが不安定だが出力ポテンシャルは高い
□ 岩 / TPRが低め(魔力伝導に重さがある)
□ 闇 / ORRが低下しやすく、環境干渉を受けやすい
■ 術効指数の発展応用
・高度訓練課程(IS)では「術効最適化演習(Optimization Drill)」を実施し、MEI改善を重視。
・共鳴型(リンクドライブ型)は、複数人の術効指数を「平均連結化」することで術式の安定化を図る。
・特異体質者の中には、MEI 1.00を超える「術効超過現象(Over-realization)」を示す例も確認されており、LCAでは「術式逸脱特異体(CODE:Φ)」として別枠分類される。
■ モデルキャラクター例(MEI試算)
【キャラ/MEI(試算値)/備考】
□ ライ / 0.48(不安定) / ORRの揺れ幅が大きい。感情トリガー型。
□ ルシア / 0.62 / EOPは平均。ORRがやや高め。術式密度は粗いが爆発力重視。
□ クロエ / 0.76 / 安定型高効率術者。索敵・回避術式の構築精度が高い。
□ ジークハルト / 0.52 / パワーゴリ押し型。術効は低めでも出力で補完。
■ 総評
術効指数は「術者の燃費」であり、「知的格闘能力」とも言える。
同じ魔力量でもMEIが異なれば術式の完成度・持続性・連続使用回数に大きな差が出る。
LCAでは候補生のMEIを定期的に測定・記録しており、これは昇級・進路・部隊配属において極めて重要な指標として扱われる。
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【魔力論:アルザリオス統合魔導構造論】
◆【根源構造:μ粒子と存在の量子性】
魔力とは、生物体内に存在するμ粒子(魔子)と呼ばれる超微細構造によって媒介・変換される“情報的エネルギー場”である。
μ粒子は、通常の分子・原子構造の外部にある「量子連結場」上に存在する、存在情報の保存媒体かつ変換中継核である。DNAや細胞核と連動する形で、肉体・精神・魂の三階層を繋ぐ媒質として働く。
μ粒子の量子場は「実数」の範囲で表現できないため、数式的には複素数領域(z = a + bi)で近似され、「見えないけれど確かに在る場の変動」として定義される。
この構造が意味するのは、「魔力」とは決して“特定の力”ではなく、「存在そのものが持つ連続変化可能性」であるということ。ゆえに魔力は固定された数値や属性ではなく、「流動する可能性の振幅」として理解される。
◆【魔導核とエネルギー制御】
各個体に内在する「魔導核」とは、μ粒子の情報場を圧縮・整流・再構成するための“内的演算子”である。
・ 偏向型魔導核(例:クロエ)… 安定した出力特性を持ち、感知・操作系に優れる。
・ 変換型魔導核(例:ライ)… 共鳴や精神情報の翻訳・融合が可能な不定形構造を持つ。
魔導核は、身体内部に存在する“魔力ポケット”(エネルギー受容域)を拡張し、μ粒子が保持する「位相情報」を外部に出力する能力を持つ。このとき使用されるのが、LCAの戦術教育でも扱われる魔脈ネットワークであり、これは身体中に張り巡らされたμ粒子の流路である。
◆【魔力の定義:物理・生物・情報の複合エネルギー】
魔力とは何か?
それは以下の複合的定義によって構成される:
1. 量子場的定義:
存在する個体の「情報振動」そのもの(Δψ)であり、ゼロポイント領域を媒介として発生する。
2. 生体的定義:
細胞核に保存されたゲノム情報とμ粒子が干渉し、意識・精神・肉体活動の中で利用可能な自由エネルギーを抽出する現象。
3. 魔導的定義:
魔導核を通じて抽出・加工されたエネルギーを、術式/身体強化/領域展開などに再構成する技術基盤。
◆【出力系統:魔力操作タイプ分類】
魔力の操作は大きく分けて以下の3系統に分類される:
【系統/概要/主な使用者・課程】
① 内部保持型(内燃式) / 魔力を体内に蓄積・強化し、身体能力や反応速度として活かす / ルシア型|ファイター系統(FGC)
② 外部放射型(放射式) / 魔力を外部空間に投射・展開し、術式・弾幕として使用 / 術士型|攻撃・支援系(EST、ICE)
③ 共鳴型(融合式) / 精神・感情・記憶と結合し、他者との情報場リンクを発生 / ライ型|共鳴支援系(RSN)
この3系統は、魔導核の構造、精神的素質、身体強度、訓練方法により決定される。
◆【応用技術:魔法(術式)と霊素術】
魔法とは、魔力を言語・数式・記号構造(術式)に変換し、「情報の干渉体」として空間に作用させる行為である。術式の発動には以下の工程が必要:
1. 起動(Access):
魔導核がμ粒子の振動領域に接続。対象属性(雷・火など)との接続を確立。
2. 構築(Compile):
属性と目的に応じた構文(構成式)を選択。言語ベースで操作する場合もあれば、イメージや情動に依存する形式もある。
3. 展開(Deploy):
術式を空間座標に割り当て、エネルギーを出力。出力時には必ず「魔力損失」と「再構成反動」が発生する。
◆【特異概念:μ粒子と存在性の連続】
μ粒子の最大の特異性は、「存在を1つの形に固定しない」という性質である。
これは、“人は常に流動する存在”というアルザリオス世界観の哲学とも一致する。
ゆえに、魔力とは「力」ではなく、「変化し続ける可能性の場(Possibility Field)」である。
μ粒子が示す魔力流は、単なる「力」ではなく、「存在そのものの動的変容」であり、ゼンが持つ《オールノッキング》やライの「異界記憶共鳴」などの能力は、このμ粒子の“位相連結性”に依存していると考えられる。
◆【魔力の限界と未来】
魔力の使用には「エネルギー量」ではなく、「位相の崩壊閾値」という概念が関与する。
これは、μ粒子による構造維持限界が超えられると、肉体・精神・記憶が“情報として崩壊”するという危険を意味する。
この制御には、魔導核の“安定構造”だけでなく、「自我と記憶の同調性」が極めて重要であり、LCAが心理安定局・共鳴科を設けているのもこれに起因する。
◆総括:アルザリオス魔導理論の核心
・魔力とは、“存在の揺らぎ”を操作する情報的・量子的エネルギー
・μ粒子は、すべての生命体に宿る「存在の根源子」であり、魔力の発生基盤
・魔導核は、その“可能性”を制御・整形する「エネルギー翻訳装置」
・魔法とは、個の情報を空間に影響させるための術式的演算
・魔力は、感情・記憶・身体・言語を融合させる「変化の場」である




